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2005/05/01

イメージフォーラムフェスティバル Aプログラム

渋谷で所用を済ませた後、新宿パークタワーホールへ。
イメージフォーラムフェスティバルAプログラムを観てきました。
イメージフォーラムフェスティバルについてはこちら。年に一度の実験映画のお祭りです。

一昨々年くらいまでは通し券を買って全プログラム制覇!を目指していたのですが、去年おととしと所用があって、あまり観られず。今年もちょっとやらないといけない事があるので、4回券を買って。日本作品をメインに観ようと思います。しかし、さっそく日程を間違えてDe-Signの新作と鈴木志郎康さんの新作のあるCプログラムが観られそうになくてがっかり。

さて、Aプログラムですが。

g-p.s.(楽園を見つめて、そして…)(万城目 純/30分/8ミリ-ビデオ版による上映-/2005)
舞踏家でもある万城目さんの新作。ガラパゴス島の生き物たちの風景。今回は生バンド演奏付きです。(Aプログラムの次の上映では映画オリジナルサウンドになるようです)

Yellow Night(相原信洋/16ミリ/6分/2005)
イラストアニメーションです。スクリーンにうごめく色と線、でたらめな色と線と思っていたのがあれよあれよと形を成し、成したと思ったらメタモルフォーゼして、最後はまた色と線に戻っていくというような作品。

生態系-14-留(小池照男/ビデオ/13分/2004)
冒頭、「めまぐるしく動く画面が苦手な人は目を閉じてください」というようなテロップが流れます。ポケモン・シンドロームのケがある人は要注意かもしれません。
岩にびっしりとへばりついたフジツボの白い死骸。そのカットがめまぐるしく切り替わります。それが何か蠢いているような感覚を呼び出して。ふと思うけど、動画って静止画をパラパラと切り替えて動いているように見せる一種の視覚詐術ですよね。前後に繋がりのある絵だから動いているように見える。そして、本作では前後に繋がりのない絵だけど、感覚は繋がりがあるように認識し、動いているように錯覚する。面白いものです。

診察室(大山 慶/ビデオ/9分/2005) *一般公募部門入選
こちらもイラストアニメです。診察室や保健室の風景。朧なタッチが夢の中のよう。独特の薄気味悪さもあいまって悪夢のような感じです。シュールな感じ。

現像処方 Dev-18(奥山順一/ビデオ/10分/2005)
「現像」をモチーフにした作品。現像液の原料を16ミリフィルムに貼り付けて撮った作品。奥山順一さんらしい“趣向”の作品です。

ははのははもまたそのははもその娘も(瀬戸口未来/ビデオ/11分/2005) *一般公募部門大賞
ぐちょぐちょの肉片や肉塊、水面に浮かんだ沢山の虫の死骸、ぼそぼそとしたナレーション。観る者の神経を逆撫でするようなつくりです(いい意味で)。娘と早死にしたその母、娘のナレーションと祖母のインタビュー。

こんな感じでした。

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