2024/05/05

ひさびさに日比谷さんのライブ

5月3日は吉祥寺のシルバーエレファントで久々に日比谷カタンさんたちのライブを見てきました、
最後に日比谷さんのライブを拝見したのが4年前の園崎未恵さんとのジョイントライブ、ミエカタンでした。
4年ぶり、4年、色々あったなぁ……

今回、日比谷カタンさんはチエルームさんと他のメンバーも加えてのバンド編成、チエカタンバンドとしてのご出演でした。

そして対バンは「内核の波(わ)」さん。内核の波さんはこのブログを検索すると日比谷さんの対バンとして一度拝見していました。

ご出演はチエカタンバンドさんと内核の波さんの2組。

最初はチエカタンバンドさん。今回はストーリー仕立てのステージでした。ベースは『ヴィジリアんゼラニウム少女緑化計画』だと思いますが、こういうかたちに発展させるとは!『終末のひととき』はあるとして、『愛のギヨテヱヌ!恋のイミテシヲン!サ!』を小芝居つけて組み込むとわ。ほかにもステキな楽曲がたくさんありました。堪能しました。最後は賑々しく『ヲトトイヲイデ」で〆。
チエルームさんも素敵でした。白襟のついた黒の乙女なワンピース、白と黒のツートンのカツラ。チエルームさんは「沼娘」(ぬまっこ)というユニットで日比谷さんと共演されたのをいちど拝見したきりなのですが。

お次が内核の波さん。インストバンドでした。シャウトするフルートが印象的でした。内核の波さんは一時期解散されてたけど、再結成したそうです。今年のライブ予定は2本とか。そうやってマイペースで活動されてるの、いいなと思います。

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内核の波さん終演後、こんどはチエカタンバンドさんと内核の波さんのメンバー合同で数曲。それもまた楽しかったです。

まぁ正直言って私自身もライブ行くのは限界かなと思いました。なんか足元もおぼつかなくてしどろもどろでしたし。
でもとても楽しいライブでありました。

また行きたいです。

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2024/01/12

『三上博史 歌劇』

新宿紀伊國屋ホールで上演されている「寺山修司没後40年記念公演 紀伊國屋ホール開場60周年記念公演『三上博史 歌劇』」を拝見してきました。三上博史さんと演劇実験室◉万有引力さんがタッグを組んだ公演です。
三上博史さんは寺山修司の映画『草迷宮』がデビュー作というご縁だそうです。そういえば去年の2月、万有引力さんの公演『草迷宮』を拝見しましたが、あれはこれの伏線だったのかしら。

前半は三上博史さんの歌と朗読のコーナー。朗読コーナーの最初の作品は寺山修司の寺山修司的な部分をうまくセレクトしてあったと思います。歌は浅川マキさんが歌ってた『かもめ』や『ふしあわせという名の猫』とか、寺山の映画『書を捨てよ町へ出よう』の劇中歌、「健さん愛してる〜♪」が聞けたのは嬉しかったです。

万有引力さんの小コーナーを挟んで後半は寺山演劇の名場面集といったコーナー。最初のは『レミング』かなぁ。虚構と現実が入れ子になったこれぞまさに寺山演劇という趣向の場面。
それで思い出したけど、演劇実験室◉天井桟敷の寺山修司ご存命中の最後の公演が紀伊国屋ホールでの『レミング』だったかなと。それから『レミング』は関西公演があって、その前に寺山は亡くなられたんだったかしか?それにちなんで紀伊国屋ホールってやっと気がつきました。
次のは『奴婢訓』の場面かなぁ、最後のはよくわからなかったです。

私の大好きな『懐かしの我が家』の一節もありました。寺山修司が亡くなる直前の作品だそうですが、まるでこれから人生が拡がっていくような感じの詩です。『レミング』の「世界の果てまで連れてって♪」もありました。私は青葉市子さんの歌ったほかの方の作曲バージョンしか知らないのですが、オリジナルはこういう節回しだったのかと。

しかしほんと、三上博史さんは私と年齢が近いと思いますが、すげーかっちょよくてうらやましいです。席が後ろの方で細かい衣装はわからなかったのですが、前半のブロンドの長髪のかつら、後半冒頭の赤いドレス、素敵でした。いいなぁ…。

会場でもらったチラシに万有引力さんの6月予定の公演のオーディションのチラシが入っていたので、万有さんの次回公演はその6月の『SUNA』になるのかな?
楽しみに待ちたいと思います。

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2023/12/16

またまたひさしぶりに母檸檬さん

12月9日は阿佐ヶ谷のイエロービジョンさんで母檸檬さんたちのライブを楽しんできました。母檸檬さんのライブも久々です。

「それぞれの景色 その三」というタイトルで、
ご出演は
母檸檬さん
毒林檎さん
Fire Passさん
の3組でした。

なんと!母檸檬のドラムスの石原さんは最後のFire Passにもご出演で、さらに!母檸檬のしゃあみんさんは全バンド出ずっぱりでした。

昭和アングラロック・母檸檬さん。毒林檎さんはギターの方の描く不思議な世界を女性ボーカルの方が歌うという趣向。そしてFire Passさんはノイジーなバンドでした。
しゃあみんさんは母檸檬ではエレキベース、毒林檎さんでは普通のチェロ、そしてFire Passさんではサイレントチェロをお使いでした。ということは3つも楽器を持ってライブにいらしたのかしら。それもすごいです。

ホント久しぶりに母檸檬を楽しんで、ライブも楽しんで、楽しかったです。
またいつか、です。

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2023/12/15

氾濫原4

12月3日は高円寺K'sスタジオ本館さんで昭和精吾事務所公演「氾濫原4」を観てきました。

入場して。舞台のピアノの上にVEXATIONさんのライブでよく見かけた感じの三つ又の燭台が置かれていました。明かりは蠟燭ではなくてLEDのようですが。今回は元・VEXATIONの永井幽蘭さんもゲストということで楽しみにしていました。

ややあって開演。

今回も朗読劇という趣向でした。
演目は、
江戸川乱歩『黒蜥蜴』
サン・テグジュペリ『星の王子さま』
休憩を挟んで
夏目漱石『夢十夜』
岸田理生・泉鏡花『水鏡譚・草迷宮』
でした。

永井幽蘭さんは前半2作品でピアノを弾いていらっしゃいました。耳に憶えのあるVEXATION曲もありました。
『星の王子さま』はおなじみ演劇実験室◉万有引力の小林桂太さん、『夢十夜』には現・月蝕歌劇団主宰の白永歩美さんがゲスト出演でした。月蝕歌劇団を設立された高取英さんが急逝されてから来年で七回忌。早いものです。

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2023/08/06

万有引力公演『八月の紫陽花Ⅱ』

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8月5日の土曜日は三沢の寺山修司記念館で演劇実験室◉万有引力公演『八月の紫陽花Ⅱ~わたしはあなたの病気です~』を観てきました。
いや、私は三沢まで公演を見に行くほどコアな万有引力ファンの資格はないと思うのですが…

新幹線で東京から八戸まで、八戸から青い森鉄道で三沢まで。
三沢も妙におなじみの場所になりました。
青森はちょうどねぶたシーズン。宿を取るのはまず不可能で最初は諦めていたのですが、奇跡的に取れました。
(ありがとうございます)

ただ、三沢到着時間を間違えてしまい、無料送迎バスがぽっかりと無い時間帯についたので、タクシーで記念館まで。
ちょっと痛い出費だったけど、三沢駅のタクシー乗り場ですぐタクシーが拾えたので助かりました。

寺山修司記念館では企画展「手紙魔 寺山修司」をやってました。私信系のほか、公演の写真?案内?を同封したお手紙とか、絵葉書とかありました。
寺山修司の手紙の展示は何度か拝見したことがありますが、そういう系統はあまり拝見した記憶がなかったので面白かったです。
あと『市街劇ノック』の総合台本の展示もありました。そういえば『ノック』の演目にも手紙を使ったものがあったんでしたか。
それから手紙つながりということで寺山が詩人の谷川俊太郎と行っていたビデオでの文通、『ビデオレター』の上映がありました。これは映像作家の「かわなかのぶひろ」先生が萩原朔美さんと行っていた8ミリ映画での文通『映像書簡』を見た寺山修司がその影響で始めたという話をかわなか先生のトークショーで伺ったことがあります。

それから常設展示も。ただ、昔の自分なら、すべての展示を熱心に眺めていたでしょうが。今はざっと眺めるだけでした。そういうのも「老いる」って事なのかなぁと。

外からは稽古をする声や音が色々聞こえてきます。

ややあって開演。
会場は記念館の屋外ステージでした。
少し前のにわか雨が降ったそうですが、開園時には上がってました。
よかったです。

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2023/07/07

万有公演『アダムとイブ、私の犯罪学』

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下北沢のザ・スズナリさんで演劇実験室◉万有引力第75回本公演『〜もう一つの天地を創造する日のための一幕劇〜アダムとイブ、私の犯罪学』を観に行ってきました。

ザ・スズナリさんも万有引力公演ですっかりおなじみの場所になりました。アパートの2階を改造した場所だそうですが、建物の外観からはあそこに劇場が収まってるとはとても思えません、劇場の中は異空間になってるんじゃないかしらと思ってます。
今回も指定席制でした。今までの万有さんの開場前にお客さんを並ばせ、開場で一気に客入れ、席は自由、というのも楽しかったのですが。こちらもトシをとり、足元が少々おぼつかなくなってくるとこちらの方がいいかなと思うようになりました。ほんとトシです。

入場。今回の大道具も前回の草迷宮と同じような木製の無地の低い台をいくつか配置したレイアウトになってました。草迷宮だとその台の間が川に見立てられたりしてましたが、今回はそういう趣向はないみたい。あと前後左右に4つのはしご、上手のに奥に出入口。その横に奥に向かう2列の電柱と雲と空の書割りがありましたが、ちょっと不思議な存在感。投影か光らせてるんでしょうか。いくつか配置された台の上に真っ赤なリンゴ。
万有さんは開演前から舞台上を俳優さんが蠢いていることも多いのですが、今回はなかったかな?(気が付かなかっただけかもしれない。老眼的に)

ややあって開演。

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2022/12/04

テアトリアンナイト第三夜

12月2日の金曜日は坐・高円寺さんで『◉AsianCrack&演劇実験室◉万有引力共同実験企画 テアトリアンナイト——劇的コンサートあるいは実験コンサート劇の楕円軌道説——』の第三夜「わたしはあらんとしてあるもので あるとはすべてであり わたしはあらんとしてあるもの」を拝見してきました。テアトリアンナイトは3日連続のコンサートで、3日すべて内容が違うそうです。ただ、懐具合の都合もあり、私は3日目のみ拝見しました。

3日目は演劇実験室◉万有引力が立ち上がってからの楽曲がメインみたい。過去の公演風景の映像も流されました。

私はライトファンなのでセットリストとかはよく分からないのですが、シーザーさんや万有引力の皆さん、ゲストの方々の歌と踊りのパフォーマンス、見事でした。万有引力さんは演劇公演でも歌と踊りのシーンがたくさん入るのですが、その部分を抽出したような感じでした。

『少女革命ウテナ』で有名になった『絶対運命黙示録』ももちろんありました。「カスパー・ハウザー」の物語の朗読と組み合わせて歌われたのですが、なんでかと思ったら、曲のあとの根本豊さんたちのトークショーによると『絶対運命黙示録』はもともと万有引力の『カスパー・ハウザー』という公演の曲だったそうです。
そう。根本豊さんがゲストで嬉しかったです。万有引力公演に根本さんがご出演だった頃、根本さんはまるで寺山修司の依り代のようなポジションでした。

『絶対運命黙示録』があるならたぶんシーザーさんがアニメ『マギアレコード』に提供した曲もあったかもしれませんが。ただほんと、マギアレコードも途中で挫折しましたし、シーザーさんの楽曲にはあまり詳しくない、ライトファンなので。

コンサート、楽しかったです。
できたら三夜ぜんぶ行きたかったです。

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2022/11/22

昭和精吾事務所公演『仮面劇・犬神』

2022年11月13日、ザムザ阿佐ヶ谷で昭和精吾事務所公演『仮面劇・犬神』を観てきました。
楽日の最終回になります。

昭和精吾さんは寺山修司の演劇実験室◉天井棧敷の元俳優でいらした方。当時の思い出や寺山の詩や短歌の朗読、そしてお芝居の一節などのトークショーを拝見してきました。とても面白かったのだけど。昭和さんは7年前に急逝されてしまいました。そして昭和精吾事務所は「こもだまり」さんやイッキさんたちが後を継いで公演を行ってきていらっしゃいます。
その昭和さんのトークショーで、『犬神』の一節らしきものをなさる時がありました。仮面をつけたとたん、まるで何かが憑依したように、まとっている空気さえ変わってしまう昭和さんの姿、息を飲みました。昭和さんの『犬神』、いつか見てみたいなぁと思いました。しかし前述のように昭和さんは急逝されてしまって。
『犬神』は6年前に演劇実験室◉万有引力の公演として拝見しました。後述する私的な理由もあり、ぐさりとくる内容でした。

そして昭和精吾事務所さんが今回は『仮面劇・犬神』をかけるというのでいそいそと見に行った次第です。

場所は阿佐ヶ谷のザムザ阿佐ヶ谷。万有引力さんの公演でも、昭和さんの公演でも、おなじみの場所。昭和さんの生前最後の公演もここで拝見しました。思い出の場所。客入れのとき、すでに俳優さんたちが蠢いているのも万有引力さんでもおなじみのスタイル。

「犬神憑き」と後ろ指差され、村から孤立している一家。父も母もいなくなり、姑とふたりきりで暮らす少年の物語。
ストーリーがずんずん進んでいくというより、その暮らしの点描といった趣です。犬神憑きと後ろ指差され、村人からなにくれと差別されている少年と姑の姿の点描、孤独な少年。村人に対する対抗心で自分を支える姑。

寺山修司はそのキャリアの初期にラジオドラマを書いていたそうですが。その作品群に『犬神の女』という作品があるそうです。どういうお話か分からないので『犬神』との関係性もよく分からないのですが。でも、『犬神』的なものは寺山修司のその初期からあったのかもしれないとは思っています。
犬神の主人公の姿は、父親を戦病死で失い、母親は三沢の米軍基地で働き、孤独だった寺山修司自身の姿を映してるのではと(こういう寺山修司論ももうクリシェでしょうが)。

 

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2022/08/01

万有公演『八月の紫陽花』と三沢小旅行

7月31日に三沢の寺山修司記念館で行われた演劇実験室◉万有引力さんのエクスペリメンタル叙事詩劇『八月の紫陽花』を観てきました。
東京を離れての万有引力公演はさすがになかなか行けないのですが、なんか気の迷い的に行ってみました。

東北新幹線で八戸まで、青い森鉄道に乗り換えて三沢へ。5年前の三沢での万有引力さんの市街劇では行き帰りは夜行バスだったので、東北新幹線ははじめてです。東海道新幹線は帰省でお馴染みですが。青い森鉄道は寺山修司のドキュメンタリー映画『あしたはどっちだ、寺山修司』の冒頭、森の間を抜けていく青い森鉄道の姿が印象的で、こんかい乗れてうれしかったです。

そして無料の周回バスで寺山修司記念館へ。その5年前の三沢での市街劇では記念館にお伺いする余裕がなかったので、今世紀初頭に行った「三上寛と行くテラヤマバスツアー」以来20年ぶりぐらいになります。

寺山修司記念館では特集展として『寺山修司とラジオドラマ』というのをやっていました。寺山修司初期の仕事になるのかな。スタッフさんによる解説もあったようです。あたしは遊歩道でへばっていたので最後の方しか聞けなかったのですが、寺山修司のラジオドラマについてはまだ全容が分かっていないのではないかというお話でした。来年は没後40年になろうという寺山修司ですが、まだまだわかってない部分も多そうです。

『犬神の女』というラジオドラマの台本が展示されていました。『犬神』の原型になった作品かしら。私は万有引力の舞台で拝見したことがあるのだけど、印象深い作品です。
犬神憑きと後ろ指をさされてきた主人公の少年。それでも彼はお嫁さんを貰って幸せな家庭を築こうとするのですが。ただ、不幸に「居ついて」しまった彼はその幸福への入り口を前にしてパニックを起こし、思わずお嫁さんを殺してしまいます。スキさえあれば「不幸」に居つこうとする私としても、考えさせられる展開だったのですが。

この展開はお芝居のラスト、語りだけで語られます。舞台とかドラマとかだったらクライマックスシーンだろうし、山場として描かれると思うのですが。ナレーションだけでさらっと流されるのが作劇術的に不思議でした。でも、原形がラジオドラマなら、作劇術的にそういう展開も自然なのかなぁと思いました。ビジュアルがない、言葉だけで展開する作品なら。

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「『八月の紫陽花』ってどういう含意があるんだろ?」と思っていたのですが、現地についてびっくり、青森って7月の終わりでも紫陽花がきれいに咲いてます。そのまんまでした。

ややあって公演が始まりました。公演は記念館の遊歩道の奥にある寺山の歌碑から始まり、記念館の中に移動していきました。場所を変えながら。
この寺山修司の歌碑、寺山修司記念館と一緒に作られたと思っていましたが、どうやらこの歌碑のほうが記念館に先んじて作られたそうです。館内でこの歌碑建立に関するドキュメンタリーが上映されていました。寺山修司の同級生たちが建立した歌碑だそうです。その人たちは寺山修司を「いじめて」もいたそうですが、その記憶も含めて歌碑を建立したそうです。
私も万が一エラくなって世にその名が広まるようになったら、私をいじめていた同級生たちも私の記念碑を立てるのでしょうか。ふとそう思いました。いやもう記念碑が建てられるほど偉くなる可能性はありませんが。

最後は野外ステージでした。
ショートコーナー集という趣向だったかな。ラストの野外ステージの元ネタは『さらば方舟』(あるいは『百年の孤独』かも)でした。九州弁の私の地元の言葉がちょっと出てきてドキッとしました。ラストはかがり火も炊かれ、その匂いも良かったです。

送迎バスで三沢駅に戻り、そこからタクシーで三沢市街のホテルへ。今回は一泊しました。その送迎バスを使うと東京からなんとか新幹線で日帰りができるようでしたが。

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2022/06/04

万有公演『盲人書簡◎少年倶楽部編◎』

下北沢のザ・スズナリで演劇実験室◎万有引力第73回本公演『盲人書簡◎少年倶楽部編◎』を観てきました。

『盲人書簡』は万有引力さんを知るずっと前、寺山修司のエッセイを夢中になって読んでいたころ、そのエッセイで知った演目です。
「暗闇の演劇」という言い方をしてたかな。暗闇で繰り広げられる演劇。観客に3本マッチを配って、気になったところでマッチに火をつけて演劇を観てくださいってのがそもそものコンセプトであったようで。それを「寺山かっちょいい!」と読みながら思ってました。

『盲人書簡』を実見できたのは、十何年か前の法政大学学生会館大ホールでの万有引力公演としてでした。もうあまり憶えてはないのだけど。
法政大学学生会館大ホールは昭和の学生運動の残り香がある、不思議な場所でした。他にもライブとか行ったことがあります。もう取り壊されてしまったようだけど。
ちなみに法政大学学生会館大ホールのこけら落とし公演も天井棧敷の『盲人書簡』だったそうです。

それから2017年に月蝕歌劇団の公演で『盲人書簡 上海篇』というのを観ました。『15歳◎天井棧敷物語』をお書きになった高橋咲さんがご出演というので。高橋咲さんは明智小五郎役だったかな。かっちょよかったです。

さすがに観客にマッチ3本渡してってのは実装的に無理があったんでしょうが。「暗闇の演劇」であったと思います。万有引力さんの完全暗転をはじめとする暗闇の演出はすごくて、いつでも「暗闇の演劇」は意識させられていますけれど。

いや、閑話休題。

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