2018/01/15

ライブ『沼娘×日比谷カタン』

土曜日は渋谷のラストワルツで日比谷カタンさんと沼娘さんの2メンライブを見てきました。
日比谷さんのライブもほんと久しぶりになってしまいました。そして沼娘さんは初見の方、どういう人たちなのかなぁと楽しみに。

最初が日比谷カタンさん。「J-POPは日本一!」のコーナーも久しぶり、プログレッシブなグループサウンズ『愛のギヨテエヌ! 恋するイミテシヲン! サ!』も久しぶり。
そして沼娘さんのおひとかたを迎えて『サクラサクサクラ』。初音ミクの衣装で登場された沼娘のちえいさん。ご登場の当座は若干危ぶみましたが、お歌が始まるとすばらしかったです。女性が歌う『サクラサクサクラ』を聴くのは初めてかなぁ。

それからまた日比谷さんソロに戻り、本当に久しぶりに『Fake Fur bought by Summer Sale BOT』。嬉しかったです。
この曲は「真夏のバーゲンでフェイクファーのプレゼントをキミに買うボクの愛はホンモノ、さ!」っていうような歌詞を古今東西のシンガーの物まねでメドレーで歌うという、なんていうか、データベース消費みたいな歌です。今回は『シン・ゴジラ』カヴァーも混ぜてでまた嬉しかったです。

日比谷さんのコーナーの〆は『対話の可能性』。私が足繁く日比谷さんのライブに通っていたころの定番のラスト曲でした。懐かしかったです。

それから休憩を挟んで沼娘さん。

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2018/01/09

現代演劇ポスター展のトークショー

昨日は『ポスターハリスカンパニー30周年記念 現代演劇ポスター展2017-演劇の記憶、時代の記憶、デザインの記憶、都市の記憶-』のトークショーを拝見してきました。
演劇実験室◎万有引力主宰のJ・A・シーザーさん、多摩美名誉教授の萩原朔美さん、デザイン事務所(という理解でいいのかしら?)アタマトテの榎本了壱さん、そして、司会進行がポスターハリス・カンパニー代表の笹目浩之さんというちょう豪華な顔ぶれでした。このお四方が一堂に会するというのも珍しいのではと思うのですが。

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ただ、当日は、ちょう引きこもりの虫が騒いで、なかなか出られず。会場のヒカリエホールBにたどり着いたのは開演直前でした。

トークショーのみなさん寺山修司の演劇実験室◎天井棧敷関係者ということで、寺山修司のおはなしがたくさん出ました。とても嬉しかったです。
朔美さんの寺山修司の演劇についての見解はなんどかトークショーなどで拝見していますが、いちどきちんとまとまった物を読んでみたいなと思います。私は天井棧敷のお芝居は観たことなくて、その衣鉢を継ぐ、万有引力のお芝居しか観ていませんが。なにか普通のお芝居と違う、ストーリーとしてお芝居が展開されるのではないスタイルってのが、うまく説明できなくて困ってるんですが。

今回、寺山演劇と音楽の親和性についてのおはなしがあって。それは以前にも伺った事はあるのですが。ヨーロッパ公演のとき、ごそっとレコードを買う寺山の姿。そして音楽ありきで書かれていた寺山の台詞回し。

この寺山の台詞回しと音楽の絶妙の親和は、一昨年…、いや、年が明けたから3年前か、夏の終わりに急逝された昭和精吾さんのトークショーを拝見していた身として、とてもよくわかります。昭和さんの語る天井棧敷の台詞に絶妙のタイミングで流れてくる音楽。あれはほんとうに素晴らしかったです。

榎本了壱さんのトークショーも何度か拝見していて。アタマトテでのトークショーも拝見していますし、去年8月三沢であった市街劇『田園に死す』での榎本さんの演目も拝見していますが。あの、駄洒落連発のスタイルは今回もちょう健在でした。

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2017/12/21

J・A・シーザーコンサート『螽蟖歌』

昨日は渋谷のラ・ママさんで「J・A・シーザー◎伝奇音楽会『螽蟖歌―自奏琴舟を漕ぐ夜―』」を拝見してきました。「螽蟖」は知らない漢字でしたが、「ぎす」と読み、キリギリスの事だそうです。

定時に勤務先を飛び出し、渋谷へ。井の頭線沿いの上り坂をデブ的に息を切らしながらラ・ママへ。駅周辺の飲み屋街の切れるあたりにラ・ママさんはあります。
開演ぎりぎり前に到着したのですが、お客さんはもういっぱい。運よく座る場所(椅子でわない)を見つけられて、そこに座りました。

ラ・ママといえば寺山修司とも関係の深いニューヨークの地下劇場ですが、この渋谷のラ・ママさんと何か関係があるのかなぁと思います。どうなのかしら。

ラ・ママさんも何回かお伺いして、シーザーさんのコンサートはもちろん、びん博士と映像作家の かわなかのぶひろ先生インスタレーションライブもあったりして、思い出深いライブハウスです。

そそ、ドラムセットのところに透明なプラスチックの板でできた仕切りがあるのが面白かったです。音が混じらないようにかしら。

ややあって開演。

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2017/12/18

2017年の偏陸展と人形展

土曜日は銀座へ。巷房2さんでやってる森崎(寺山)偏陸さんの個展、偏陸展へ行ってきました。最終日でした。

偏陸さんは寺山修司の右腕でいらした方。そして、寺山没後、寺山の母親、はつの願いにより、寺山修司元夫人で、離婚後も寺山の劇団、演劇実験室◎天井棧敷の制作をおつとめになった九條今日子(映子)さんと共に寺山家の戸籍に入り、寺山修司の弟となられた方です。

偏陸さんの個展はここ数年、今時分、巷房さんで開かれています。巷房さん、銀座の古ビルとして有名な奥野ビルにあるギャラリーです。上の階にも巷房さんはあるのですが、そちらで偏陸展があったこともあるのですが、ここ2・3年ばかりは地下の巷房2さんが会場になってます。

今回も偏陸さんのお味噌と写真の展示。私も行った8月の三沢の市街劇の写真もあって、嬉しかったです。
お味噌には小豆が原料のもあって、小豆でお味噌が作れるんだぁってちょっとびっくりしました。

お味噌というと、普通の原料は米とか麦とか大豆なのかな。あまり詳しくないけど。偏陸さんのお味噌はヒヨコ豆やピーナツを原料にしたのもあります。そういうのは他ではないのかなぁ。お味噌ってのはいろんな穀類や豆類で作れるのかなぁと思いました。

今回、偏陸さんのグッズがあって手が届くお値段だったので購入。偏陸さんのを持って帰る日が来るとは思いもよりませんでした。

偏陸さんは今年の年末も吉祥寺の「4ひきのねこ」さんで手作りのお正月飾りを販売するそうです。気軽に買えるお値段のからあります。おススメです。

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2017/11/24

月蝕歌劇団『盲人書簡 上海篇』

昨日は都立大学の千本桜ホールさんで月蝕歌劇団さんの公演『盲人書簡 上海篇』を観てきました。元演劇実験室◎天井棧敷の女優さんで、『15歳◎天井棧敷物語』をお書きになった高橋咲さんご出演というので。

月蝕歌劇団さん、寺山修司の側近だった高取英さんの主宰される劇団、ですね。寺山系劇団の雄として、公演もこまめに拝見したいと思っているのですが。傾きかけの会社に勤める身としてはいささか手元不如意で、なかなか行けないのですが。

今回、高取英さんのツイッターで高橋咲さんが月蝕の次回公演にご出演だとの書き込みがあって。それ最初に読んだとき、頭がぽかんとして何のことか分からなくなくて混乱して、しばらく後にその意味が分かると、「おおお!」と声が出ました。高橋咲さんの舞台が見られるなんてぜんぜん思ってもいなかったのです。

高橋咲さんの小説は『15歳◎天井棧敷物語』と『本牧ドール』を拝読しています。『15歳◎天井棧敷物語』は、文字通り高橋咲さんが天井棧敷に在籍していらしたころをモチーフに書かれた小説。あのころの天井棧敷の雰囲気を伝えてくれて、面白く拝読しました。

『本牧ドール』は咲さんがあるグループサウンズのメンバーと恋人関係になっていたころのことをモチーフにお書きになられた作品。そして未読なのですが、もう一冊、高橋咲さんの小説があるそうです。
そして、高橋咲さんのトークショーも何度か拝見したことがあります。

ほんと、その咲さんの舞台が見られるなんてまったく思っていませんでした。で、いそいそと月蝕歌劇団さんのホームページで公演を予約して、当日を楽しみにしてました。あ、あと、日曜は天井棧敷直系の演劇実験室◎万有引力公演『Q』も行きましたから、11月下旬は思わぬ寺山修司ダブルになりました。『Q』は場所が渋谷時代の天井棧敷館があった場所の近辺でしたし、渋谷時代の天井棧敷を舞台にした小説をお書きになった高橋咲さんご出演のお芝居ですし、面白い取り合わせにになったなと。

都立大学駅へ。都立大学駅というとライブハウスのAPIA40さんで、ライブを観に行くのに何度か利用したことがあります。
千本桜ホールはその反対側を少し行ったところにある劇場でした。デブ的に小劇場で心配なのは、「デブに優しいか?」って事です。たとえば私が状況劇場はあまり見てないのは、あのテント芝居がデブにはきついからって事があります。テントで縮こまってお芝居を見ていると、30分もすると体のあちこちが痛くなってきて、お芝居どころじゃなくなりますもの。某小劇場であった寺山修司のお芝居も、しばらくして体が痛くなってお芝居どころじゃなかったですし。

入場待ち。どうやらここの近くにもライブハウスがあるらしく、エレキギターの音が響いています。ややあって客入れ。千本桜ホールさんは椅子席でした。ひと安心。

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2017/11/20

万有公演『Q』

昨日は演劇実験室◎万有引力さんの第65回本公演『Q』を渋谷の某所で見てきました。
千秋楽になります。

演劇実験室◎万有引力さんは寺山修司率いる演劇実験室◎天井棧敷を寺山没後、劇団員だったJ・A・シーザーさんがその衣鉢を継いで設立した劇団です。

今回の公演、万有引力さんのウェブサイトの告知でも会場は「渋谷周辺某所」としか告知されず、なんともミステリアスな公演でした。チケットもあっという間に売り切れたそうです。たぶん、キャパの少ない場所での公演なんだろうなと察せられました。ライブハウスかギャラリーみたいな場所での公演かなぁと思いました。

それと同時に万有引力公式サイトに『Q』特設ページができ、9のつく日に「『Q』に関する劇上演のためのト書き」と称する文章が連載されました。それを見て公演場所や内容をあーでもないこーでもないと推察するのも面白かったです。
渋谷時代の天井棧敷館のおはなしが出て。どうも会場はその近辺、並木橋あたりの場所らしいと。当時のシーザーさんの写真が撮られてるのが神社みたいな場所だから、天井棧敷館近くの金王八幡宮さんかなぁと。ここは後述しますが、天井棧敷とも因縁の場所なのですが。

そしてそのうち公演場所も明かされるかなぁ…と思っていたのですが。最後まで公演場所は明かされず。近日届く書状にてと案内が出ました。
さて、数日して書状が届きました。しかしそれにも具体的な場所は書かれていなくて。QRコードが印刷されていて、公演初日にそれで行けるリンク先に集合場所が書かれていると。

今回、スマートフォンがあるといいというお話で。で、寺山修司のエッセイに出てきた「書簡演劇」みたいなことをやるのかなぁと思いました。
書簡演劇。たとえば「どこそこへ行き、だれそれに会え」みたいな書簡(スマートフォンならメールですが)が届いて、観客はそれに従い、劇を「体験」すると。そういう事をやるのかなぁと考えていたのですが。そうではなくて。
このQRコードを使った何らかの趣向があるみたいだと。そいや、QRコードってなにやら呪符みたいでもありますな。

そして公演初日、集合場所が判明し。
私が行くその当日を楽しみに待ちました。

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2017/10/02

昭和精吾事務所『われに五月を 第二章』

9月30日の土曜日は渋谷のサラヴァ東京で昭和精吾事務所公演『われに五月を 第二章 -血系譜-』を観てきました。

昭和精吾さんは演劇実験室◎天井棧敷に在籍していらした方です。あの伝説の「力石徹の葬儀」で弔辞をお読みになった方というのがいちばんわかりやすい説明かしら。
そして寺山修司没後は寺山修司の語り部、天井棧敷の語り部として、当時の思い出話、天井棧敷のお芝居の一節、寺山修司の短歌の朗読など、トークショー公演を精力的になさった方です。痩身のとてもかっちょいい方でした。

おととしの夏の終わり、昭和さんは急逝されてしまったのですが。昭和精吾事務所のこもだまりさん、イッキさんが中心になって、公演活動はお続けになっています。今回もその公演にお伺いしてきました。

ちょうアウェーの渋谷、人ごみを掻き分けサラヴァ東京さんへ。サラヴァ東京さんは渋谷の東急脇にあります。以前、一度だけ、日比谷カタンさんのライブで行った事があります。小奇麗で広めのライブハウスです。

手前の真ん中に昭和さんの写真が飾られ、舞台奥に四角く囲って生成りの布で囲まれた小スペース。そういう道具立てでした。

ややあって開演。

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2017/09/04

ライブ「まさかの詩学」

きのう、日曜日は大久保の「ひかりのうま」さんで、日比谷カタンさんと水谷紹さんの2メンライブ「まさかの詩学」を拝見してきました。またまた久しぶりの日比谷カタンさんのライブになりました。

「ひかりのうま」さんは初めて行く場所、中央線大久保駅脇にある、たぶんスナックか何かの居抜きなのかなっていうライブスペースです。カウンターとテーブル席が少し離れた構造になってるのが面白かったです。20席あるかなぁ、小体な場所でした。

このライブはツイッターの日比谷さん関係の方のツィートで知ったのですが、別系統の方のツィートでもひかりのうまさんでのイベントの告知が流れていました。なんか私的クラスタにはホットな場所であるようです。

入場すると、ステージの背後に映画のビデオが映されていて。私も見たことある、好きな映画(ただし見たのは封切り1回だけ)でした。音声は消されていましたが、字幕を追っていくと、なんか『詩』を感じさせて、いいセレクションだなと。

ややあってライブ開演。最初は日比谷さんでした。

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2017/08/08

市街劇『田園に死す』

2017年8月6日の日曜日は青森県の三沢市で開催された市街劇『田園に死す』を見てきました。いち寺山修司ファン、演劇実験室◎万有引力ファンとして。

寺山修司の演劇実験室◎天井桟敷の衣鉢を継ぐ、J・A・シーザー率いる演劇実験室◎万有引力さんを中心に、たくさんの劇団さんや、一般公募の皆さんがこの市街劇『田園に死す』には参加されてるそうです。

市街劇、寺山修司が始めた、「市街」で展開される劇です。「劇場」に閉じ込められていた「演劇」を「市街」に解き放つこころみ。劇という「虚構」を「市街」という「現実」に解き放とうとするこころみ。「観客」も巻き込んだ、入っていける「お芝居」。
私は2008年11月に松山で開催された市街劇、『人力飛行機ソロモン 松山篇』を拝見しています。それと寺山修司と近しかった映像作家のかわなかのぶひろ先生が制作された映像作品『市街劇ノック』を拝見した事があります。これは1975年に阿佐ヶ谷界隈で行われた天井桟敷の市街劇『ノック』を、かわなか先生たちがモノクロビデオで撮影した映像をモチーフに、映像作品として再構成した物なのですが。

『田園に死す』。寺山修司の1965年の歌集、そして1974年の映画のタイトル。映画はどのワンシーンを切り取っても絵になる、素晴らしい作品です。それを三沢でどう展開するのかなぁと思いました。見てみたいなぁと思いました。
行こうかなぁ、どうしようかなぁ、しかし青森は遠いしなぁ、とつらつら悩みつつ。行こうと決心して手配を始めたのは2ヶ月ほど前です。せっかくだから一泊ぐらいして観光もしようと、JTBに問い合わせたのですが、ねぶたシーズンという事で宿は壊滅的にふさがっていて確保できず。ままよと夜行バスで当日早朝三沢入り、当日夜にふたたび夜行バスで帰京という、弾丸スケジュールを組みました。

早朝の三沢。霧が出ていて、なんか幻想の世界に入っていくようです。ここんとこの市街劇ってのはお天気に恵まれないらしく。2008年のソロモンでは、肌寒い雨の中のフィナーレが記憶に残ってますし、私は行ってないのですが、98年の『人力飛行機ソロモン 青森篇』でも雨にたたられたそうです。
それでずっと雨を気にしていましたが、天気予報アプリによると今回の三沢ではお天気はもちそうで、それもありがたく思いました。

5時回ったところに三沢着。朝早くから開いてる、休めそうなとこ、どっかないかなと事前にネット検索したのですが、三沢空港温泉ってところが5時半から開いてるそうなので、そこに向かいました。ありがたかったです。ロビーも広くゆったりしてて、ひと風呂浴びてのんびりするのにちょうどよかったです。
で、こんどは三沢空港の食堂がネット情報によると朝8時30分に開いてるそうなので(実際には8時45分開店でした)、そちらに向かって朝ごはん。霧の中でも米軍機?や自衛隊のヘリコプターが飛び立っていきました。到着便もあるようです。

それから受付場所のスカイプラザミサワへ。スカイプラザミサワさんは、入ってはいないのですが、入り口に星条旗と日章旗が描かれていて、ああ、ここは基地の町なんだなと思いました。

このスカイプラザミサの前の道路が「テラヤマロード」という愛称だそうです。2車線のまっすぐな広い道。最初は基地の街だからかなぁと思ったのですが、雪の多い地方であるでしょうし、路肩に雪を片付けるには道幅も要るでしょうし、道はまっすぐな方が目印が雪に埋もれても安全からかなぁと思いました。
なんと、このテラヤマロードがまんま歩行者天国になってました。

10時から受付開始。受付の方に前売り券を渡すと、地図とバス案内と寺山修司のお面、そしてチョークと引き換えられました。寺山修司のお面は入場を限ってる場所での入場証になります。チョークは道路に落書き用かな?他に使う演目もあったかもしれません。
きちんとした本部、救護所も設営され、ゴミ箱も用意されていて、歩行者天国も含めて、三沢市の市としてのこの市街劇の取り組みは力が入っているようです。(ちなみに三沢市の広報誌も8月は寺山修司が表紙でした)

さて、改めて地図を眺めて。なんと!演目は60以上!!どう回ろうか考えもちょっと吹っ飛びました。ま、行き当たりばったりでいいかもと。
演目は固定型と移動型があります。固定型は場所を固定しての演目、移動型は場所を移動しながらの演目、ストリートパフォーマンスと言えばいいかな。
マップは見やすく、分かりやすくデザインされたものでした。いや、なんといっても三沢の街自体が道路が碁盤の目状になってて、分かりやすい地理をしているってのが大きいとも思います。市街劇向きの地形かも?

あと、寺山修司記念館も会場に含まれていました。それは当然ではありますが。ただ、記念館は三沢市街からはちょっと離れてるので、どうしようかなと。配布されたバス案内はそのための時刻表でした。無料のバスが走ってるそうです。

ただ、テラヤマストリート周辺だけでも、とても見切れないほどの演目があります。
それだけでお腹いっぱいにはできそうです。

そう、この演目の飽和攻撃状態、それもこの「市街劇」の特徴かと。普通の、劇場の、「お芝居」なら、観客は劇のすべてを見られるわけです。しかしこの市街劇ではすべてを観ることはできない。あなたが経験した『田園に死す』と私が経験した『田園に死す』は違う。そういうのって面白いと思います。そして各人が経験した『田園に死す』を持ち寄って、そして『田園に死す』を再構築するというこころみもアリでしょう。それが『世界』って物かもしれませんし。

12時の開演が近づいたので、テラヤマストリートの途中にある、プロローグ『百年鐘=歴史の蹉跌』の場所へ移動しました。

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2017/07/03

万有公演『レミング』

この前の日曜日は高円寺の座・高円寺で演劇実験室◎万有引力さんの『レミング-壁抜け男-』を観てきました。楽日になります。

『レミング』、万有引力さんの前身だった、寺山修司率いる演劇実験室◎天井桟敷最後の演目です。初演ではないようですが。
寺山修司元夫人で、離婚後も天井桟敷の制作として寺山修司の活動を支え続けていらした九條今日子さんの御著書・『回想・寺山修司 百年たったら帰っておいで』には、病身で動けない寺山を東京に残して関西に『レミング』大阪公演のプロモートに行った九條さんと、寺山との電話での会話が、おふたりが交わした最後の会話になったと書かれています。
また、寺山の本を編むために出版社に入り、現在は藤沢で遊行舎という劇団を主宰されている、寺山修司に関して日本でもトップクラスに詳しい白石征さんの御著書・『望郷のソネット 寺山修司の原風景』には、寺山修司の葬儀で、団員さんたちが『レミング』の劇中歌を歌っていた様子が書かれています。

私が万有引力の『レミング』を観たのは2度目みたい。最初に観たのは2000年のサンシャイン劇場での『レミング』。これは確か万有引力さんの公演というより、どこかのプロモーションで万有さんが出たって形じゃなかったかなぁと思うのですが。ただ、ほとんど記憶になくて。私がWeb日記始める直前で、感想を書いた物も残ってないので。

2015年の12月に、万有引力ではないのですが、維新派の松本雄吉さん演出の『レミング-世界の涯てまで連れてって-』を池袋の東京芸術劇場・プレイハウスで見ています。ファンな青葉市子さんが寺山芝居にご出演という、ちょう俺得な公演でしたので。他の出演者はほとんど知らなかったのですが。(松本雄吉さん、去年お亡くなりになられたようですね。驚きました。謹んでお悔やみを申し上げます。)

で、『レミング』には副題が「壁抜け男」と「世界の涯てまで連れてって」があるようです。
どう違うのかはよく分からないのだけど。両方拝見したわけですが、まったく別物というわけではないようです。寺山の戯曲だと、例えば『さらば映画よ』には「スタア篇」と「ファン篇」があるのですが、それは別物のお芝居のようですが。

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