『ガールズ&パンツァー最終章 第4話』
(以下ネタバレを気にせず書いていきます、ご注意)
吉例により『ガールズ&パンツァー最終章 第4話』を観てきました。
ガルパン最終章は全6話だそうですから、これで後半戦ですね。
結論から言うととても楽しみました。いつものガルパンクオリティを楽しみました。
「リアル」とは違う、ガルパンならではの世界観による戦車戦、とてもいいです。
もちろん現実には全くありえないアクションですが。
そう、ガルパンはそういう世界をしっかり構築していて、そしてその世界で遊ばせてくれるのがとてもヨイです。
今年はガルパン10周年だそうですが。初見時にはその世界観にいまいちついてこれなかったんですが、今はただうわ言のように「ガルパンはいいぞ」と呟いてます。
今回は対継続高校戦ということで、雪中の戦いがメインでした。その、雪の斜面を滑り降りながらの戦車同士のぶつかり合う肉弾戦。もう私の脳がその動きについていけなくなってますが、ド迫力でした。
大洗高校、ピンチになるもご都合主義っぽい謎ギミックで脱出したり(ほんとにそういう装備がオリジナルの戦車についていたら失礼!)
ほいでちょっと思ったのですが、ガルパンに出てくる戦車は戦車そのものじゃなくて、戦車の付喪神的な存在なのかもしれないなぁと。
そして戦車道を戦う少女たちは彼らを鎮めるための巫女的な存在なのかもしれないなと思いました。
だから彼女たちも試合が終われば敵味方なく和気あいあいと楽しんでるのではないかと。その姿は争いの道具として生まれてしまった戦車たちへの慰霊でもあるのではと。そうやって戦車の付喪神たちをお慰めすることでもあるのでは?と思いました。
彼女たちはそういう「霊鎮めの巫女」であるからこそ、あの実弾飛び交う中でも無傷でいられるのではないかと思ったりして。
継続高校にはフィンランドの対ソ戦に活躍した伝説のスナイパー、シモ・ヘイヘらしき人物をモデルにしたらしい少女が出てきます。彼女が駆るのが独軍の三号突撃砲戦車です。なんか某タミヤが出してるのとそっくり。車体側面に積まれた丸太も含めて。ただ、彼女の愛車はパンフの写真によると主砲防盾が丸みを帯びた鋳造タイプ、タミヤのは角ばったタイプなのが違うようですが(あと、細部も色々と違うとは思いますが)
今、探してる人多いでしょうね。そのうちオフィシャルでもプラモは出るんでしょうが。
今回の映画ネタとしては『大脱走』はわかりました。他にもあるでしょうが。継続高校の選手にひとり、リーゼントでアコーディオンを弾くメンバーがいましたが、あれは「レニングラード・カウボーイズ」ってフィンランドの大所帯バンドが元ネタのようです。「レニングラード〜」は大昔、情報番組で紹介されてるのを見た記憶があります。映画にもなってるみたい。フィンランドのバンドとは知らなかったけど。
…んなら最後の湖畔のシーンは『ビリティス』かしら?
さて、次の第5話はいよいよ決勝戦になるようです。どういう展開になるのかな?
大洗高校は優勝するのでしょうか?
ただ、最終章の目標は戦車道大会優勝ではなく、桃先輩の大学入学推薦枠ゲットだから、優勝しても大学の推薦枠を取れるとは限らないし、逆に優勝できなくても桃先輩の進学が決まる。それを胸熱展開でやってくれたらいいなと思います。
主人公の西住みほは試合中に水没した戦車の仲間を救うために試合放棄したのがきっかけでいちどは戦車道を捨てるんでしたっけ。だから、今回も何らかの事情で試合放棄せざるを得なくなる。しかし、それが理由で逆に桃先輩の進学が決まり、同時にみほがそのトラウマを最終的に克服するようなお話の流れにならないかなと思ってます。まぁ、あたしの稚拙な予想なんてハズれるでしょうが。
とまれ、ガルパン最終章もいよいよ終盤。次回作も2・3年後になるだろうし、完結も5・6年先になるだろうと思います。気長に待ちたいと思います。それまでは生きてたいな、と(笑)
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