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2022年7月

2022/07/31

映画『RE:cycle of the PENGUINDRUM』

映画館で劇場版『輪るピングドラム』劇場版、『RE:cycle of the PENGUINDRUM』後編を観てきました。
これで前後編観たことになります。感想を書いてみたいと思います。
もちろん私は作品論を書いたり謎解きを考察したりするだけの技量はないので、極私的感想になると思います。
あと、書いてるうちにネタバレしちゃうかもしれません、お気をつけて。(といってもTV版とそんなに違う内容ではなかったと思いますが)

私が幾原監督作品に出会ったきっかけも寺山修司なのですが。

私は寺山修司ファンなのですが。寺山修司の劇団・演劇実験室⦿天井棧敷を寺山没後、その衣鉢を継いでJ・A・シーザーさんが始めた劇団・演劇実験室◉万有引力さんの公演にも時々行ってます。

で、公演に通っているうちに、『少女革命ウテナ』という作品をきっかけに万有引力を見に行くようになった方がどうも多いらしいと知って、ちょっと調べてみたのですが。『少女革命ウテナ』の音楽をシーザーさんが手掛けられていて、万有引力のみなさんも歌に参加されてるらしいと知りました。それで、『少女革命ウテナ』を見たいなと思うようになって。

そのころ、あるアニメのネット配信サービスが始まって、そのサービスでウテナがあるのを知り、見てみました(見たのはTV版の方だけで劇場版は未見なのですが)。感想としては「よくわからないけどおもろかった」でした。ロジックとか謎解きとかはよくわからないのですが、面白かったです。あのシュールな画作りとか。
あと、寺山修司ファンとしては「世界の果て」というキーワードが面白かったです。寺山修司が亡くなる直前に書いた『懐かしのわが家』」という詩に

「子供の頃、ぼくは
汽車の口真似が上手かった
ぼくは
世界の涯てが自分自身のなかにしかないことを
知っていたのだ」

という一節があって、その影響かなと思いました。

それから幾原監督作品はこの『輪るピングドラム』の他、『ユリ熊嵐』『さらざんまい』と見てきています。『輪るピングドラム』からは新作として見ています。ピングドラムは新作として初めて見た幾原監督作品なので思い入れも深かったです。

そしてその『輪るピングドラム』10周年ということで、劇場版が作られたそうです。
ピングドラムのおはなしももうほとんど憶えてないのですが…

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