« かわなか先生の上映会 | トップページ | 昭和精吾事務所公演『氾濫原3』 »

2021/11/07

阿佐ヶ谷の天井棧敷ポスター展

昨日、2021年11月6日土曜日は阿佐ヶ谷の杉並産業商工会館で開催されている「天井棧敷ポスター展」というのを見てきました。
ポスターハリス・カンパニーの笹目さんのトークショーもあるということで。
このポスター展というのは「阿佐ヶ谷アートストリート芸術祭」という企画の一環のようです。ざっと調べたところでは、毎年テーマを決めて催し物が開催されているようですが、よくわからないのですが。今年は寺山修司がテーマみたいです。

情報はフェイスブックにあるようですが、私はフェイスブックを「あえて」使ってないのでよくわかりません。
あとほかに情報のある所というとここを教えて戴きました。

阿佐ヶ谷駅からけやき通りを南に下ってちょっと行ったところを右に折れてちょっと行って、そこが杉並産業商工会館さんでした。
天井棧敷と寺山修司の映画のポスターがたくさん展示されていました。あと、館内では関連ビデオの上映もやってました。

Img_20211106_161656
間近にポスターをじっくりと見られます。私はクレジットされてる方の御名前に興味を持ちました。ほかの寺山修司関係のイベントで拝見した方もいらっしゃいます。お名前だけですが、存じ上げている方もいらっしゃいます。お世話になった方もいらっしゃいます。そのお名前の記されたポスター。

そのお名前のひとつが昭和精吾さん。「天井桟敷の語り部」として何度も公演を拝見しました。
 Img_20211106_161747
この、犬神の一節を演じていらしたこともあるのですが。白い犬の被り物を着けたとたん、まるで何かが憑依した風情になるのがド迫力でした。
その昭和さんの最後の公演を拝見したのがこの阿佐ヶ谷のザムザ阿佐ヶ谷さん。それからしばらくして昭和さんの急逝を知り、愕然としたのを思い出します。

ところでこのポスターの上のところ、顔が印影になってる人物が描かれていますが。『さよなら絶望先生』で人物の顔が印影になってるというネタがあったのですが、これがその元ネタかしら?それともさらに元ネタがあるのかなぁ。『さよなら絶望先生』は寺山ネタもあって好きだったのですが。

そして笹目さんのトークショー。

さすが笹目さんということで、ポスターに関する解説、とても面白かったです。なんか文章にしたほうがいいくらい。

Img_20211106_161711
天井棧敷の「最初の」ポスターはお芝居の公演ポスターではなく、この天井棧敷の会員募集ポスターであるというご指摘。
寺山は学生時代に学生を同人仲間に募って大々的な同人活動を主催したり、劇団旗揚げ前後に詩のサロンを主催したり、まず「オルグありき」の活動スタイルだったんだなとあらためて気づかされました。

Img_20211106_161728
これはかの有名な『毛皮のマリー』の初演時のポスターですが。これも笹目さんのご指摘で気がついたのですが、主演者としてクレジットされているのが美輪明宏さんではなくてほかの方です。美輪さんのご出演のめどが立ったのはだいぶ後のことみたい。今となっては『毛皮のマリー』といえば美輪明宏さんですが。

この毛皮のマリーまでは(ポスターを含めて)美術は横尾忠則。で、横尾忠則が作ったマリーの舞台装置が大きすぎて劇場に搬入できなくて、「切って搬入しろ」って話になったけど、横尾忠則が頑としてそれを拒否したと。それで美輪明宏が近所に自分の住まいがあるから、そこから什器を持ち込んで舞台装置にしましょうって話になりました。それがきっかけで寺山と横尾忠則は決別、そして美輪マリーは伝説の存在になったわけですが。

で、もしマリーが美輪明宏さんじゃなかったらどうなったんだろうと思いました。横尾忠則が最後は折れて舞台装置を切って搬入することを受け入れたのか、それもできなくて間に合わせの舞台装置でやったのか。その場合、寺山と横尾忠則の関係はどうなったか。『毛皮のマリー』は伝説の演目になったのかな?どうなったんだろうって考えました。

小体な展覧会でしたが、楽しかったです。
20日は別の会場で実験映画の上映会もあるようです(最初のリンク先参照)。
そちらは行けるかどうかわからないのですが、行けたらいいなと思ってます。

そして阿佐ヶ谷といえば天井棧敷の『市街劇ノック』の公演があった場所。
これがきっかけになって令和版『市街劇ノック』とかやらないかなぁ、再来年の寺山主治没後40年記念でとか思ったり。
無理かなぁ……

|

« かわなか先生の上映会 | トップページ | 昭和精吾事務所公演『氾濫原3』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« かわなか先生の上映会 | トップページ | 昭和精吾事務所公演『氾濫原3』 »