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2020/10/14

CAPICの靴

CAPICの靴を買ってみました。CAPICってのは「刑務作業」、つまり、刑務所の受刑者さんがこしらえた品物のブランドです。
そういう刑務作業で作られた品物があって、販売もしてるって話はだいぶ前に知っていて、道すがらそういう催事を見かけて覗いてみた事もあります。ただ、見るだけで買う事もなかったのですが。

2年前の夏、上野公園を歩いていて、CAPICの即売会をやっているのを見かけました。またいつものように覗いてみたのですが。
靴が売られているのを見つけました。
ちょうど通勤用の革靴を買い替えなきゃなと思っていたのですが。7千円か8千円くらいだったと思います。「本革なのにこの値段!?」ってお値段の靴があって、ためしに買ってみることにしました。

作りはしっかりしていて、2年ちょっと履けました。私は肥満体で靴底がすぐにすり減るので、ゴムパテで補修しながらですが。それでも数か月でダメになる数千円の合皮の靴よりはるかにもちました。
ただやっぱり2年も履くとだいぶくたびれてきて、そろそろ買い替えかなと思って、そして今度もCAPICの靴にしようと思いました。

今回はCAPICさんのサイトから通販で買ってみました。まぁ、前に買ったのと同じサイズなら大丈夫かなと。

201014_1
今回買ってみたのはこれ。通勤靴はずっと紐つきだったのですが、ほどけた紐を結ぶのもしんどい歳になってしまったので、ローファータイプにしてみました。
普段は合皮か本革でも安い方の靴しか買ってないので、革のグレードはよく分からないのですが、でも結構上等の革の感じがします。靴箱を開けて最初にびっくりしたのは革がつやつやのぴかぴかって事です。青光りしてて、一瞬、「私の買ったのは青黒色だったっけ?」と思ったり。

Cの字型の金具がワンポイント。「CAPIC」の頭文字かしら。これがいい感じなのでこれにしました。サイズは26.5センチEEEE。CAPICの靴は26.5センチまでみたいです。27センチがあるといいかもとも思うのですが。

201014_2
靴の内側の底に「CAPIC」のロゴが箔押しされています。神戸製なので「KOBE」の文字も入ってます。これは前のCAPICの靴もそうでした。ちょっとしたブランド感。

履いてみて。ちょっと馴らし履きが終わったくらいですが。ぴったりといい感じです。本革のおかげもあるのかな。靴ずれとかはないです。おろしたての靴とは悪戦苦闘するタイプなのですが。
やっぱり新しい靴は気分がいいです。

受刑者の皆さんがどういう思いでこの靴をこしらえていらしたか、わからないのだけど。でも、出所されて靴職人になって、いつかその靴がお店の店頭に並んで。そしてそれを見つけた私が「あ、いい靴だな」って手に取って、そして値札を見て「だめだ、高くて買えないや。やっぱり国産の高級品はいいお値段だなぁ」ってなったりして。そういう日が来たら愉快だと思います。

そして「塀の向こう」の世界もこちらと地続きで、私がこちらにいるのも偶然で、私も何かあれば、あっちの方に行ってしまう人生もあり得たし、これからもありえるんだろうなと思ってます。

この靴も前のCAPICの靴と同じく2年ちょっともってくれたらいいと思ってます。靴底をゴムパテで補修しながら。

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