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2020/09/23

PCケース、Thermaltake Core V51 TGを買ってみました

私は自分で組んだPCを使っているのですが。PCケース(ガワ)はAntec Solo Blackを10年間愛用してきました。中くらいのサイズ、ミドルタワーのケースです。ピアノブラックというのでしょうか、艶ありの黒色。気に入って愛用していたのですが。
先日、RADEON RX580のビデオカードを買いました。こいつのサイズがケースに収まるギリギリ、あとちょっとでも大きいとつけられないってサイズでした。
あと、去年マザーボードやCPU、そしてメモリを買い整えてSocket AM4環境にしたのですが、CPUクーラーやマザーボードが光ります。どうやら近年は「ゲーミングPC」なる、サイドパネルが透明なPCケースにぴかぴか光るPCパーツを組み込む自作PCが流行のようで。確かにせっかく安月給をはたいて買ったPCパーツですし、眺めて楽しめるようにするのもまた楽しいかなぁと思いました。だからちょっと大きめのサイドパネルが透明で中が見えるPCケースに買い替えようかなと思いました。

キホン、私は「PCケースはでかい方がいい」派です。「漢は黙ってフルタワー」だと思います。PCケースはでかい方が扱いやすいですし。狭いところに手を無理やりねじ込んだりせずに済むし。今まで使っていたAntec Solo Blackもそこは不満でした。だから今回はそこそこデカいケースにしようと思って物色を始めたのですが……。

探してみてビックリ、近年のPCケースは5インチベイがないのが主流みたいで。つまり光学ドライブがつけられない。
まぁ、近年はOSのインストールはUSBメモリですし、ゲームを含むアプリはオンラインインストールですし、動画も配信で見るのが普通ですし。
ただ、私はDVDやブルーレイもPCで見ますし、録画したテレビ番組をブルーレイに焼いたりしますし、光学ドライブがついてるのにしたいです。(USBの光学ドライブにするって選択肢もありますが)

で、その狭い選択肢で選んだのはThermaltakeのThermaltake Core V51です。「ミドルタワー」に分類されていますが、かなりでっかいケースです。
お値段は13,000円くらい。その半値以下でもケースはあったのですが、長く使いたいですし、このくらいの値段なら長く使えるだろうと思ってこの品物にしました。

200923_1 もちろん店頭で買って持って帰る気力はないので、配送にしてもらいました。(昔はフルタワーのケースでさえ秋葉原で買ってお持ち帰りにしたことがありますが)

以下、Thermaltake Core V51で組んでみて気がついた点をいくつか書いていきます。

透明パネルは強化ガラス製です。軽くスモークがかかっていて、光るのは見えて、ケーブルのごっちゃになってるのは見えにくいという絶妙のバランスでした。
昔のフルタワーケースは縦方向にでかかったですが、V51は前後に長いです。ひとつは長尺のグラフィックボードのため、もうひとつは水冷ラジエーター搭載のためのようです。水冷をかなり意識した構造のケースみたいです。

200923_2 PCスピーカーが付属していました。これは嬉しい点。Antec Solo BlackではPCスピーカーがついてなくて買いに行ったのですが。PCスピーカってのは普通は基本的には要らないのでしょうが。でも自作PCの場合、画面になにも出力できないレベルのエラーが発生した時はPCスピーカーの音でそれを表示するので、無いと困るパーツです。

200923_3 電源ユニットは近年のPCケースによくみられる、ケースの下側につくタイプです。このタイプだと電源は上下逆に、つまりファンを上向けにつけなきゃいけないと思っていました。その場合、なんかの拍子にネジを落として電源の中に落ちたら困るな、そうならないように百均でメッシュのザルかなんか買ってつけようかと思っていたのですが。V51では電源のファンを下向きに取り付ける事もできます。そして、V51の下部はメッシュで通気しますので、こういうつけ方をしても電源は窒息状態にはなりません。
まぁこれで電源ユニットはケース内換気にまったく関与しないことになりますが。

 3 .5インチドライブはトレイを使い、ツールレスで着け外しできます。ただ、着け外しには左右両方のサイドパネルを外さなきゃいけないのでそっちが面倒かなと。

200923_6 海外のレビュー動画にもありましたが、SATAケーブルはコネクタがL字型の品物はこういう風にHDDトレイのフレームと干渉します。無理くりつければつかないこともないですが、コネクタはストレートタイプがいいです。私は部屋にSATAケーブルがなんぼでも転がってるのでそれを使いましたが、新規にケーブルも買う場合はご注意です。HDD電源コネクタもちょっと押し込む感じでつけないとつかないです。

5インチベイもツールレスでドライブのつけ外しができます。ただ、取り付け方がプラスチックの金具でドライブのガワを抑える形で、外形が光学ドライブの形をした品物でないと普通ではつけられません。私は2つある5インチベイのひとつに光学ドライブ、もうひとつにUSBブラケットかHDDリムーバブルケースをつけようと思ったのですが、ブラケットもリムーバブルケースもそのままじゃつきません。

このケースの紹介記事に「グラフィックボード縦置き可能」って書かれていて、「いったい何を言ってるのだ?」と脳が一瞬バグりました。調べてみるとグラフィックボードを直にマザーボードに取り付けず、フラットケーブルを介して離して設置する手法があるそうで。まぁ何のためか良く分からないのですが。重いグラフィックボードでマザーに負担をかけないためとか、近年は2スロットどころか3スロット目にも干渉するグラフィックボードもありますから、その干渉を避けてボードを増設するためとか、そういう理由みたいです。
しかしそのためのフラットケーブルが純正品だとAmazon調べで1万円近いってのはたまげます。(純正でなければもうちょっと安いのはあるようですが)

ちょっと悩んだのはフロントパネルの外し方です。Antec Solo Blackはちょっとややこしいですが、憶えれば簡単って外し方だったのですが。
V51のフロントパネルの外し方は良く分からなかったのですが、海外のレビュー動画で外すところが見られて、やっとわかりました。なんのことはない、フロントパネル下のアゴの部分に手をかけて、上向きにべりっと外せばいいだけでした。(なお、5インチベイにドライブを設置した場合、フロントパネルがドライブに引っかかるので、取り外しはドライブを外してからの方がいいです)

バックパネルの裏に配線を通して、ある程度はスッキリさせられます。ぜんぶは難しいみたいだけど。でもマザーの24ピンケーブルを逃がせるのは大きいです。通気性も良くなるでしょう。

やっぱりケースはでかい方が組むのが楽です。Antec Solo Blackだと手をねじ込まなきゃいけないコネクターの差し込みも比較的楽でした。
で、組みあがりました。

200923_7 ケースファンは12センチのが3つもついてます。なのですぐには買い足しは要らないかなと。そういうサービスのいいケースも初めてです。ただ、ファンは早めに光るファンに付け替えたいなと思ってます。
とりあえず、マザー、グラフィックボード、CPUクーラー、メモリは光りますから、あとはファンを光るのにして。そうして光るのを眺めて楽しめるようにしたいと思ってます。光るパーツを増やしていくのも楽しいでしょう。これだけデカいケースならフィギュアとかを飾ってもいいかしら?

100点満点はつけられないけど、じゅうぶん及第点のケースだと思います。星4つくらいかな。使っていくうちに愛着もわいてくるでしょう。
V51も10年くらいは使っていたいですね。

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