月蝕歌劇団『聖ミカエラ学園漂流記』
昨日は新宿スターフィールド劇場さんで月蝕歌劇団公演『聖ミカエラ学園漂流記』を観てきました。
『聖ミカエラ学園漂流記』、昨秋急逝された高取英さん率いる月蝕歌劇団さんの初期の傑作、月蝕の名を不動にした作品だと認識しています。あまり詳しくはないのですが。
私はもともとは寺山修司ファンでなのですが。寺山系劇団の雄、月蝕歌劇団さんの公演はほとんど見に行ってません。数回程度なのですが。
この、月蝕にあまり詳しくない私でも知ってる演目、『聖ミカエラ~』がかかると知って、ちょっと興味を持ちました。寺山修司の演劇実験室◎天井棧敷の衣鉢を寺山没後に継いだ演劇実験室◎万有引力を率いるJ・A・シーザーさんが監修、そして万有引力の俳優・高橋優太さんが客演という事でさらに興味が深まりました。
高取英さんご自身は天井棧敷には在籍したことがなく、寺山修司のデータマンのようなお仕事をなさっていたようです。あのころのシーザーさんと高取さんの関係はどんな感じだったかなぁって思います。
ただ、場所が以前はタイニイアリスだった場所という事で、ちょいと諦めかけていたのですが。タイニイアリスは小さな座布団で床に直座りするタイプの劇場でした。ま、だから、デブ的にはちょっときつい場所で(汗)。すいてる時は良かったのですが、混んでて縮こまって座ってなきゃいけない時は足腰が痛み出して観劇どころじゃないときもありました。
ただ、タイニイアリアスさんのあった場所がスターフィールドとなってリニューアルした時、座席が椅子席になったようで、なら行けると思って予約しました。
新宿二丁目は花園神社のお祭りらしく、祭り装束の人たちがたくさん。
まず、詩劇ライヴ『堕天使たちの嘆き』から。
この詩劇ライヴがあるというのも月蝕さんの特徴かしら。歌や朗読やダンスのライヴショーなんですが。
おみくじコーナー、団員さんの手書きのおみくじで、「凶」と「大凶」が当たりだそうで、生写真がもらえるみたい。あと、ホチキス留めに生写真をぺたぺた貼り付けたパンフレット類もあったかな。このパンフレット、そういう手作り感満点なのに高取さんのウンチクが凄くて、資料性が高いのですが。今回はパンフレット買えなかったけど、どういう感じだったのかな。
あと、団員さんとのチェキもあります。ここらへん、地下アイドルのノリなのかな?あまりその世界はよく知らないけど。でも月蝕さんは「地下アイドル」なんて言葉ができる以前に「地下アイドル」だったと思います。ちょう元祖だったのではと。
歌と踊りも良かったけど、衣装も素敵でした。なんていえばいいのかな、衣装も調っていて、しゅっとした感じがしてました。ちっともヨレた感じがしないって言えばいいのかなぁ。シーザーさん作曲の曲もあって、シーザー節も聞けて面白かったです。
詩劇ライヴが終わり、外で食事をして、スターフィールドに戻って。いよいよ『聖ミカエラ学園漂流記』です。
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