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2019年1月

2019/01/28

口笛洋燈公演『青のない絵本』

この週末は南阿佐ヶ谷のプロットさんで口笛洋燈(くちぶえらんぷ)第1回公演『青のない絵本』を見てきました。演劇実験室◎万有引力の森ようこさんご出演というので。あと、主宰の伊藤彩香さんが前々回の万有引力公演『狂人教育』で蘭役をおつとめの方だったそうです。蘭。狂人教育の良心であった人(お人形ですけど)。

プロットさんは2度目。あの界隈はほんと劇場が多いのですが。いちばん大きいのはもちろんザムザ阿佐ヶ谷、それから万有さんの実験公演のあったロフト+1ASAGAYA(ここは劇場というよりイベントスペースですが)、このプロットさん、それから青梅街道に出てちょっと新宿寄りにひつじ座さん。ここでは月蝕さんや廻天百眼さんのお芝居を観たことがあります。まだ入った事はないのですが、あと1ヶ所か2ヶ所くらい小さな劇場らしき場所もあります。なぜそういう小劇場の多い場所になったのかはよく分からないのですが。

プロットさんはウッディな雰囲気が好きです。大きなショーウィンドーがあって。元はなんの建物だったのか。最初から劇場だったのかなぁ。それともレストランかなにかだったのかしら。劇場スペースも広いし、デブにも優しい椅子席だし、好きです。

受付。ある方のご指摘ですが、細い支柱のついた丸いピンポン球ぐらい大きさのランプが受付にともっていました。このまるいランプは大小数種類、劇中に出てきました。それがまずここで出てきたと。受付も全体的にうす暗がりです。受付を済ませて、ややあって開場。

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2019/01/21

馳星周『ゴールデン街コーリング』

『ゴールデン街コーリング』(馳 星周:著 角川書店:刊 Kindle版)読了。
馳さんが日本冒険小説協会公認酒場・深夜+1で働いていらしたころの経験を下敷きにした小説です。読了。

私も日本冒険小説協会の末席をうろちょろしていたころがあります。ただ、私は、「日本冒険小説協会を代表して」何かを語れるレベルの者ではありません。むしろ、私のレベルで「日本冒険小説協会ってこの程度の人間の集まりか?」なんて思われるのはとても嫌です。私なんかとはとても比べ物にならないすごい人間の集まりだったんだぞ!!と強く強く主張します。馳さんもそのおひとりかと。

もちろん本書はあのころの馳さんの経験を下敷きにしたフィクション、「小説」であります。それは肝に銘じとかないと。だいたい本作では内藤陳・日本冒険小説協会会長をモデルにした『斉藤 顕』なる人物は本書では「小太り」と描写されています。ほんとうの会長はそれがネタになるくらい痩身でした。ここらへんも「これはフィクションである」という馳さんの断り書きなのでしょう。

日本冒険小説協会は、2011年の暮れに会長が逝去され、翌2012年春の第30回全国大会で解散するまで、30年ちょっと続いた団体です。まぁ、本好き、映画好きのゆるい酒飲みの団体であったと思います、私にとっては。

日本冒険小説協会公認酒場・深夜+1や毎年春の日本冒険小説協会全国大会で馳さんとお話をしたくらいの事はあります。ただ、特に親しいって訳ではありませんでした。全国大会やお店の外でのお付き合いもなかったです。その程度の関係でありました。本書を読んで改めて理解しましたが、私は馳さんが好きになるスジの客ではありませんでしたし。

馳さんが深夜+1で働いていたころをモチーフにした小説を連載されていることは一昨年の暮ぐらいに知りました。どんな小説かとても気になったのですが。今回、単行本になって出てくれて、嬉しかったです。もっと先だと思っていましたから。

角川書店の本書の紹介に
『「日本冒険小説協会公認酒場」と銘打ったバー〈マーロウ〉のアルバイト坂本は、本好きが集まるこの店でカウンターに立つ日々を送っていた。北海道の田舎から出てきた坂本にとって、古本屋街を歩き、マーロウで文芸談義できる毎日は充実感をもたらした。一方で、酒に酔った店主・斉藤顕の横暴な言動と酔客の自分勝手な振る舞いには我慢ならない想いも抱えていた。(以下略)』
とありました。甘々の感傷的な過去懐旧譚にはしないのだなと。

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2019/01/18

万有公演『リヴォルヴィング・ランターン』

荻窪のオメガ東京さんで演劇実験室◎万有引力公演『リヴォルヴィング・ランターン~劇場を運ぶ100人の俳優たち2019年版~』を観てきました。「リヴォルヴィング・ランターン」ってのは「回り灯籠」の事だそうです。

オメガ東京さんは初めて行く場所。荻窪駅からてくてく歩いて環八を越えてちょっと行ったとこ。基本的に住宅地になると思うのですが。小体なビルの地下でした。
1階がカフェで、地下に劇場があって。なんかに似てるなと思ったら、渋谷時代の天井棧敷館と同じといえば同じつくりですな。ビルの脇の小道から回りこんだところが劇場の入り口です。赤と黒を基調にしたゴシックな色使い。

規模的には中くらいの場所かなぁ。客席は階段状になっていてそこそこ視界はよかったです。席もみっちりでしたが、それでも座り心地はいいように工夫はされていて、デブ的にもそう苦しくはなかったです。

今回も指定席制。やっぱりそれが楽でいいです。

万有引力さんの公演は、開演時にすでに俳優さんたちがあちこちうごめいている事が多いのですが。
こんかいは舞台におひとり横たわった方、それから客席にも俳優さんがいました。なにやらわけの分からない言葉で会話しているよう。俳優さんたちの座っている席ももちろん客席なので、お客さんが入ってきだすと移動してました。

今回は黒を基調にした舞台装置。舞台奥はオメガ東京さんの作りつけの什器なのでしょうが、鏡になってます。それをそれを左右から覆うついたて。ついたてには窓が開いていて、鏡の一部分が見えるようになってます。棚もついてます。舞台奥中央に格子で囲めるスペース。そして「無人島」と呼ぶのでしたっけ、いろいろに使える木の台も。

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