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2018/12/17

2018年の偏陸展とお人形展

12月15日は銀座へ。銀座の奥野ビル地下のギャラリー、巷房・2さんでの偏陸展と、マリアの心臓でのお人形展、「七つの大罪」へ。

森崎(寺山)偏陸さん。寺山修司の右腕として活躍され、寺山修司没後、寺山の母親はつさんの願いで寺山修司元婦人・九條今日子さんとともにはつさんの養子となり、文字通り「寺山修司の弟」となられた方。
毎年今ごろ、銀座の有名な古ビル、奥野ビルの地下にあるギャラリー、巷房・2さんで個展をなさっています。ここ数年は偏陸さんお手製のお味噌の展示&即売があります。

今回も偏陸さんのお写真と、手作り味噌(とお醤油)の展示と即売でした。お味噌の原料も大豆とかだけじゃなくて、ヒヨコマメとかピーナツとか小豆とかを原料にしたのがありました。そういうのも立派にお味噌になるんだと。
食べ物を扱っているので、食品衛生責任者の札が掲げられています。その札にはもちろん『寺山偏陸』と書かれています。

青森産の大豆と鹿児島産の麹のお味噌を買ってみました。青森はもちろん寺山修司の出身地。そして鹿児島は寺山修司の父親、八郎さんのスジの土地だそうです。そういう符合が面白いなと思って。

写真もきれいでした。大きく引き伸ばした寺山修司と九條今日子さんの結婚写真と一緒に偏陸さんたちが収まって、結婚式に参列したように撮られた写真。
あの有名な演劇実験室◎天井棧敷の旗揚げ記念写真(皆さんが学生服姿なの)の人物部分を切り抜いて書割にして、現在の偏陸さんと納まってる写真。面白かったです。この書割は三沢の寺山修司記念館にでも置いといて、来館者が一緒に撮れるようにしたらどうかしら?(僭越ですが…)

そして、良くして頂いたある方がお亡くなりになっていたのを知って愕然としました。

そうそう、今年も偏陸さんお手製のお正月飾りの販売が吉祥寺の4ひきのねこさんであるそうです。12月26日~31日まで。私的にもおススメ。よいものですよ。お手ごろな価格帯の物もあります。

そして巷房・2さんを辞して、マリアの心臓さんへ。

この銀座のマリアの心臓さんでの人形展は12月24日で終了とか。期間限定とは最初から伺っていましたが、ずいぶん長いことだったので、常設のような気がしていました。

今回は最後という事で、天野可淡さんのお人形・カタンドールが大放出でした。天野可淡作の大型のオブジェもたくさんあって。びっくりでした。
あと、天野可淡さんのお人形の「鋳型」というのも展示されていました。量産も考えていらしたのかしら?
作家物のお人形はやはり高価になってしまうものですが。そういう風に鋳型を使うなどして生産性を上げ、単品物よりかは安く出せるような方向性も考えていらしたのかなと。それはとてもありがたいことだと思います。

そして三浦静香さんの作品も。三浦静香さんは初めて知り合った人形作家さんでした。
三上寛さんのライブで、三上寛さんから紹介していただき、近く人形展があるからと案内を頂きました。
男が人形展ってどうよ?と思っていたのですが。しかし、静香さんのお人形は不思議な風情を漂わせていて、なんかクラクラっと持って行かれるような心地がしました。それから「お人形って不思議だな」って思うようになり、人形展も見るようになりました。
初めての人形展が静香さんじゃなかったら、人形展に行くようになる事もなかったかもしれません。

静香さんは8年前に亡くなられたのですが。もう静香さんのお人形も拝見することはないのかなって思っていましたが、このマリアの心臓さんで再会できてとても嬉しかったです。
そして、このマリアの心臓も閉館なら、もう静香さんのお人形を拝見することもないのでしょうが。さようなら、です。

それから恋月姫さんの『マリアの心臓』という作品。このギャラリーの名前の元なのでしょうか。普段はギャラリーの回廊の一番奥にあって。
目を閉じて横たわる姿のお人形です。個人的なある事情により、その、目を閉じて横たわる風情にある符合するものがあって、それに気がついたとき、あっと小さく叫んだのですが。たぶん、この『マリアの心臓』を拝見するのも最後でしょう。

ま、正直言って、ちょっとたくさん詰め込まれすぎてて、デブ的には引っかけないように気をつけるのが大変だったりしましたわ(笑)

という方向で、12月の土曜日を過ごしました。

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