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2018年5月

2018/05/29

2018年5月の蘭妖子さんのコンサート

26日の土曜日は、新宿のシアター・POOさんで蘭妖子さんのコンサートを観てきました。
25日と26日の2デイズのコンサートの2日目です。

蘭さんは寺山修司率いる演劇実験室◎天井棧敷に在籍していらした方。トークショーで『大山デブコの犯罪』の思い出話があった記憶がありますから、かなり初期から参加された方かと。
衣装の仕事もなさっていたようで、高橋咲さんの天井棧敷時代をモチーフにした小説『15歳◎天井棧敷物語』にも、針仕事をなさってる蘭さんの姿が描かれていたと記憶しています。

蘭さんのお芝居、コンサートも数回拝見した事があります。寺山没後天井棧敷の衣鉢を継いだ、演劇実験室◎万有引力の公演に参加されていたのを拝見したこともあります。
ただほんと、行きたい行きたいと思いつつ、勤務先が傾いていて手元不如意なこともあり、なかなか行けなくて残念な思いをしているのですが。今回は久しぶりに行ってみようと。

シアター・POOさんも昭和精吾さんの公演とかでおなじみの場所です。寺山系に強いのかな。新宿南口の広い高架道路の脇の、ちょっと猥雑な一角。

お客さんは満員。通路にも椅子を出すくらいたくさんでした。
ややあって開演。

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2018/05/21

朗読劇『プロヴァンスの庭で』

昨日は南阿佐ヶ谷の小劇場・プロットさんで新転位・21さんの朗読劇『プロヴァンスの庭で』を見てきました。

JR阿佐ヶ谷から南阿佐ヶ谷方面にかけて、小劇場をぽつりぽつりと見かけます。「小」とはいえないザムザ阿佐ヶ谷を筆頭に4・5ヶ所、いやもうちょっとあるかな。
なんか妙に小劇場の多い街です。これがお隣の高円寺ならライブハウスなんでしょうけど、阿佐ヶ谷だと劇場。なんでかなと思います。阿佐ヶ谷文士というのを聞いたことがあるから、その流れかな?もうなくなったそうですが、有名なダンススタジオがあったらしくて、その影響かなぁ、とか、そう思うのですが。

その点在する劇場でザムザのほかに行った事があるのは青梅街道沿いのひつじ座さん、LOFT+1ASAGAYAくらいですが。ひつじ座さんは月蝕歌劇団さんや廻天百眼さんの公演とか、LOFT+1ASAGAYAさんは本来はトークショーのライブハウスだと思いますが、演劇実験室◎万有引力さんのアトリエ公演を見に行った記憶があります。

プロットさんはそのひつじ座さんに向かう途中で見かけました。ちょっと人だかりがしていて、なんだろうと思ったら、そこも劇場で驚きました。表はガラス張りで、なかなかにオシャレな感じ。劇場として建てられたのか、それとも他の何か、お店とかだったのを改造したのかはわかりませんが。

ちょっと行って見たいと思いつつ、ずっと行かずじまいだったのですが、今回の『プロヴァンスの庭で』で覗いてみることにしました。

私は寺山修司のファンで、お芝居は寺山修司系の物以外はほとんど行かないのですが。寺山修司の演劇実験室◎天井棧敷の衣鉢を継ぐ演劇実験室◎万有引力をメインに、他の寺山系のお芝居もチョコチョコ見るくらい。

という事で久しぶりの寺山系以外のお芝居でした。

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2018/05/14

『歴史修正主義とサブカルチャー』

『歴史修正主義とサブカルチャー 90年代保守言説のメディア文化』(倉橋耕平:著 青弓社:刊)。近年勃興している「歴史修正主義」の発生を、90年代のメディアとサブカルチャーの動きと絡めて論じている本です。読了。

まず、本書の目次から紹介します。

序章 なぜ「メディア」を問うのか?

  1. 保守言説の広がり
  2. これまでの調査研究でわかっていること
  3. 本書の対象-歴史修正主義と一九九〇年代
  4. 「何が語られたか」ではなく「どこで/どのようにして語られたか」
  5. 本書のアプローチ-コンバージェンス文化
  6. 本書の構成

第1章 歴史修正主義を取り巻く政治とメディア体制-アマチュアリズムとメディア市場

  1. 歴史修正主義の特徴
  2. 歴史修正主義はどこで/誰が展開しているのか
  3. 教科書をめぐる政治運動と右派メディア知識人
  4. 歴史修正主義をめぐるメディア市場

第2章 「歴史」を「ディベート」する-教育学と自己啓発メディア

  1. 「自由主義史観」と「ディベート」
  2. 「歴史」を「ディベート」する
  3. メディアでのディベート表現の展開

第3章 「保守論壇」の変容と読者の教育-顕在化する論壇への参加者

  1. 「論壇」の輪郭と「論壇」の問い直し
  2. 読者の「教育」-読者コーナーのメディア論

第4章 「慰安婦」問題とマンガ-『新・ゴーマニズム宣言』のメディア論

  1. これまで小林よしのりはどう語られてきたか-先行研究と本書のアプローチの違い
  2. 「慰安婦」問題を否定する保守言説の構築とそのメディア特性
  3. 「読者」の扱いと言説空間の構築

第5章 メディア間対立を作る形式-<性奴隷>と新聞言説をめぐって

  1. <性奴隷>の初出をめぐって
  2. 主要新聞報道で<sex slaves>はどのように用いられたか
  3. 批判の「形式」へのこだわり

私が本書をどれだけ理解できたか自信はないのですが、簡単に感想を書いてみたいと思います。
いや、本書は、できる限りわかりやすいように書かれていると思います。「序章」で本書の構成をあらかじめ紹介していますし、各章の最後にも「おわりに」として簡単なまとめを挿入していますし。
そして、このことは、今は私が最も理解しておきたいと思っている、現在進行形のこの世の動きの一つであります。

なお、本書はサブタイトルにもあるように、主に90年代の動きについて紹介しています。
いわゆる「ネット右翼」。ネット時代に右翼的なものが勃興してきたと思っていて、だからネット普及以前の動きより近年のネット時代からの動きが知りたいと思っていましたが。

本書を読むとその動きの萌芽は90年代にあらかた現れているようです。インターネットの普及はそれをバーストしたに過ぎないようです。また、その、90年代の動きがなかったら、インターネットの普及が起きたとしても、また異質な今日の状況になってたのかもしれません。

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2018/05/07

2018年の寺山忌

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5月4日は寺山修司の御命日なのですが。今年も高尾霊園の寺山修司のお墓にお参りしてきました。

JR線で高尾。そしていつものように高尾駅から出ている高尾霊園の無料送迎バスで高尾霊園へ。驚くほど緑が濃い景色。街なか暮らしにとってはありがたいもの。
あ、そうそう。お線香に火をつけるのにターボライターが欲しかったのですが、持っていたはずなのですが、タバコを吸わなくなって4年半以上。さすがに行方不明状態。
お線香に火をつけるのに手こずりました。次は持ってこなくては。

この1年も、寺山修司をめぐるご縁。とても面白くて。感謝の気持ちでお参りしました。
ほんと、ご縁であると思います。ありがたいです。

4年前に亡くなられた九條今日子さんのお墓にもお参り。もう4年。寺山忌での九條さんのお姿も憶えております。その姿、忘れたくはありません。できれば忘れずにいたいです。

3日午前は雨模様だったので、今年の4日はどうかなぁと思ったのですが。今年もほんといいお天気。毎年上着を着ようかどうしようか迷って、結局上着を着てくるんだけど、お参りの時間帯はそれを後悔するような陽気になるのが例年なんですが。今年は上着はよしといたので良かったです。

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2018/05/01

清水真理個展「クンストカメラ」

ゴールデンウィーク前半の三連休、初台のZaroffさんで人形作家・清水真理さんの個展、『クンストカメラ」を見てきました。
Zaroffさんは久しぶり、清水真理さんのお人形も久しぶりです。

Zaroffさんは子沢山のお家で切り分けられたバースデーケーキみたいな、木造の尖った楔形の家を改造した場所。1階が喫茶、2階がギャラリーになってます。いい感じで、ほんと、機会があったら私も住んでみたい家です。

アイスコーヒーを頼みました。私はファーストフードなんかのアイスコーヒーはぐびぐびあっという間に飲んでしまうのですが。Zaroffさんのアイスコーヒーは、なんていうのかな、情報量が多くて、自然とちびりちびりと飲んでしまうようなアイスコーヒーでした。おいしかったです。

そして、2階のギャラリーへ。
久しぶりに清水真理さんのお人形。

清水真理さんのお人形は「舞台栄え」がするようで、お芝居とか映画とかドラマにしばしばご出演のようです。

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