月蝕歌劇団『盲人書簡 上海篇』
昨日は都立大学の千本桜ホールさんで月蝕歌劇団さんの公演『盲人書簡 上海篇』を観てきました。元演劇実験室◎天井棧敷の女優さんで、『15歳◎天井棧敷物語』をお書きになった高橋咲さんご出演というので。
月蝕歌劇団さん、寺山修司の側近だった高取英さんの主宰される劇団、ですね。寺山系劇団の雄として、公演もこまめに拝見したいと思っているのですが。傾きかけの会社に勤める身としてはいささか手元不如意で、なかなか行けないのですが。
今回、高取英さんのツイッターで高橋咲さんが月蝕の次回公演にご出演だとの書き込みがあって。それ最初に読んだとき、頭がぽかんとして何のことか分からなくなくて混乱して、しばらく後にその意味が分かると、「おおお!」と声が出ました。高橋咲さんの舞台が見られるなんてぜんぜん思ってもいなかったのです。
高橋咲さんの小説は『15歳◎天井棧敷物語』と『本牧ドール』を拝読しています。『15歳◎天井棧敷物語』は、文字通り高橋咲さんが天井棧敷に在籍していらしたころをモチーフに書かれた小説。あのころの天井棧敷の雰囲気を伝えてくれて、面白く拝読しました。
『本牧ドール』は咲さんがあるグループサウンズのメンバーと恋人関係になっていたころのことをモチーフにお書きになられた作品。そして未読なのですが、もう一冊、高橋咲さんの小説があるそうです。
そして、高橋咲さんのトークショーも何度か拝見したことがあります。
ほんと、その咲さんの舞台が見られるなんてまったく思っていませんでした。で、いそいそと月蝕歌劇団さんのホームページで公演を予約して、当日を楽しみにしてました。あ、あと、日曜は天井棧敷直系の演劇実験室◎万有引力公演『Q』も行きましたから、11月下旬は思わぬ寺山修司ダブルになりました。『Q』は場所が渋谷時代の天井棧敷館があった場所の近辺でしたし、渋谷時代の天井棧敷を舞台にした小説をお書きになった高橋咲さんご出演のお芝居ですし、面白い取り合わせにになったなと。
都立大学駅へ。都立大学駅というとライブハウスのAPIA40さんで、ライブを観に行くのに何度か利用したことがあります。
千本桜ホールはその反対側を少し行ったところにある劇場でした。デブ的に小劇場で心配なのは、「デブに優しいか?」って事です。たとえば私が状況劇場はあまり見てないのは、あのテント芝居がデブにはきついからって事があります。テントで縮こまってお芝居を見ていると、30分もすると体のあちこちが痛くなってきて、お芝居どころじゃなくなりますもの。某小劇場であった寺山修司のお芝居も、しばらくして体が痛くなってお芝居どころじゃなかったですし。
入場待ち。どうやらここの近くにもライブハウスがあるらしく、エレキギターの音が響いています。ややあって客入れ。千本桜ホールさんは椅子席でした。ひと安心。
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