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2017年1月

2017/01/31

『この世界の片隅に』(漫画のほう)

『この世界の片隅に』(こうの史代:著 双葉社:刊)
読了。現在劇場アニメが大ヒット中の原作本ですね。映画も見に行くつもりで、その前に原作をと思って読んでみました。

この単行本には2バージョンあります。前後編の2冊組みのとそれよりすこし大きい上中下の3冊組みのと。私は前後編が旧バージョンで、上中下が現行版と思ってましたが、Wikipediaによると2巻ものの方が新装版のようですが。でも現在本屋さんで見かけたのは3巻組のほうだったけど。私は小さいほうの2巻組みのほうを最初に買いましたが、文字が小さくて(特にコマ外の書き込みが)読みづらいので、判の大きな3冊組みを買い直しました。それでもちょっと読みづらかったので、読書用眼鏡を買い直しましたが(笑)

こうの史代さんの作品は『夕凪の街 桜の国』と『長い道』を読んでます。『この世界の片隅に』は、『夕凪の街 桜の国』と同じく、広島に生きた女性の戦前~戦中~戦後を描いてます。
ちなみにこの私のブログに書いた『夕凪の街 桜の国』の感想はこちら、『長い道』の感想はこちらであります。どうかよろしく。

これから以降、ネタバレを気にせず、ストーリーにも触れて書いて行くと思いますので、まず最初に書いておきますが、とても面白く読みました。そしてまた同じくあのころの広島を描いた『夕凪の街 桜の国』と同じく内容のとても濃い、ぎゅっと詰まった作品で、二読三読したい作品です(まだ一読だけど)。
ちょうおススメです。

(以下ネタバレゾーンにつき注意)

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2017/01/23

Project Nyx『時代はサーカスの象にのって』

先日は新宿FACEでProject Nyxさんの公演『時代はサーカスの象にのって』を観てきました。オリジナルは寺山修司率いる演劇実験室◎天井桟敷のお芝居です。
『時代はサーカスの象にのって』、ずっと見てみたいなぁと思っていたお芝居でした。たぶん、昭和精吾さんからの影響だと思います。

昭和精吾さんは天井桟敷の劇団員だった方。あの、伝説の、『力石徹の葬儀』で弔辞を読まれた方です。
そして寺山没後は「天井桟敷の語り部」「寺山修司の語り部」としてそのころの思い出話や当時の演目の一節の再演をなさっていました。昭和さんの公演、何度かお伺いし、とても楽しかったです。
その拝見したレパートリーにどうやら『時代はサーカスの象に乗って』の一節らしいものがあって、オリジナルはどんなお芝居なのかなぁってずっと興味を持ってました。
残念ながら、おととしの夏の終わりに昭和さんは急逝されてしまったのですが。

あと私のつたない寺山修司と天井桟敷の知識からですが。
(以下、間違いがあったらごめんなさい)

『時代はサーカスの象にのって』、渋谷にあった天井桟敷館の地下劇場でロングラン公演された演目とか。天井桟敷館が「はとバス」ツアーのコースになったこともあるそうですが、そのコースになったときの演目が『時代は~』だったかなぁと。あと、その、はとバスツアーのコースになったおかげで劇団に定期収入ができて、劇団の経理のおじさんが寺山修司にかけあって、無給だった劇団員にお金が出るようになったそうです。

でもやっぱりそればっかりでは…、という話が出て、公演は終了、はとバスコースもおしまいになったとか。そこらへんのエピソードもいくつか読んできた寺山本にあったかなぁと。

あ、あと、寺山没後に萩原朔美さんの演出で『時代は~』の公演があったそうですが、そのときはご存命だった寺山修司の母・はつさんが朔美さんに抗議の電話を入れたとか。天井桟敷館で行われた公演ですから、桟敷館の喫茶部のマスターだったはつさんも『時代は~』を何度もご覧になっていて、だからこそ、「修ちゃんのとちがう!!」って思って激怒されたのかなぁと思ったりもします。寺山修司の母・はつさんは元関係者の手記など拝読するとほぼ異口同音に「おっかない人だった」と書かれていますけど…。

いや、閑話休題。

期待にドキドキしながら新宿FACEへ。新宿FACEさんはJ・A・シーザーさんのコンサートもあったし、寺山系にはおなじみの場所になってますな。

Project Nyxさんのお芝居は数回行ってます。ここんところはご無沙汰なのだけど…。寺山修司の少女世界を描いてこられた宇野亞喜良さんが美術で、天井桟敷にもご在籍だった蘭妖子さん、素敵なロリィタユニット、黒色すみれさんご出演だったりして。それで何度かお伺いしました。

今年でProject Nyxさんは10周年とか。

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