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2016/11/07

銀座でカタンドール

昨日は銀座でマリアの心臓さん主催の『天野可淡少女人形展全三章ノ第二章~蜻蛉之記』を拝見してきました。最終日になります。第一章は見逃してしまったのですが。
場所は夏におなじくマリアの心臓さんの『犬神佐兵衛の密かな愉しみ』を拝見したのと同じ場所です。

フロアの構成も同じで面白かったです。中央に広めの展示スペース、両脇に区切られた小スペースが並んでて。告解室のある教会っぽいかなぁ?あまりよくは知らないんだけど。
この区切りが上を紡錘型に切り抜かれたベニア板で、屈んで入らないといけません。胎内くぐりみたい。頭をぶつけてイテテとなるのもまた面白いです。そして入らずにそこから覗き込むのも面白いです。お客さんがたくさん来るような展覧会だと無理でしょうが、こういう趣向、好きです。三沢の寺山修司記念館の、フロアに並べられたたくさんの机の引き出しに展示物が収められてて、その引き出しを開けて展示物を見るのも好きな趣向だし。ほんと、面白いです。

展示は天野可淡さんのお人形、カタンドールを中心に、お人形や絵画、イラストなど、たくさん。
展示もいろいろ趣向が凝らされていて。そして、作家物のお人形と並んで、作者不詳のビンテージ物のお人形が並べられているのも、平等に扱われているのも、マリアの心臓さんのセンスがほんと素敵でした。

ちょっと壊れてたり、部品がばらばらになってるお人形はちょっとかわいそうだったなぁ。
だれか治してあげられる人はいないのかなぁ。

今回の白眉は三浦静香さんのお人形に再会できたことです。
私が球体関節人形の世界を知ったのは三浦静香さんがきっかけでした。

ある、三上寛さんがご出演のライブに三浦静香さんがお見えで。三上寛さんから「この人の旦那さんは凄腕のミュージシャンだよ」って紹介されたのが初対面でした。
そのとき静香さんが持ち歩いていた人形の写真集を拝見し、もうすぐ人形展があるってご案内を頂きました。

男が人形展ってどうよって思ったのですが、せっかくのご縁だし、伺ってみたのですが。
いや、凄かったです。油断してるとクラクラと「持っていかれる」心地がしました。そしてそれがとても気持ちよかったです。
それが私の人形コト始めでした。しかし、初体験の相手が三浦静香さんのお人形じゃなければ、人形の世界に入ることもなかったかと。

6年前、静香さんはお亡くなりになり、もう静香さんのお人形を拝見することもないのかなぁと思ってましたが、ほんと、思わぬ再会でとても嬉しかったです。

会場で静香さんのお人形は天野可淡さんのお人形に寄り添うように展示されていました。
天野可淡さんは1990年に亡くなられたのですが。生前の可淡さんと静香さんは親交があったそうです。いや、親交どころじゃない、静香さんにとって可淡さんはほんとうの天使のような方だったようです。

こういうかたちで展示していらっしゃる、マリアの心臓さんの粋なはからい、ほんと感動的でした。
あちらの世界で可淡さんと静香さんもあのような姿で過ごしていらっしゃるのかしら。
私はその世界の住人になる資格はまったくないですが、たまに遊びに行けたらなぁと思います。

「部屋代が 天国へ送れるのなら、いいのにな。」(ラングストン・ヒューズ)

う~ん、見逃した第一章でも静香さんのお人形がいらしたのかなぁ。ちょっと口惜しいです。
第三章は忘れずに見に行かないとね。引きこもりの虫をなんとかなだめて。

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