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2016/10/31

萩原朔美さんの写真展

昨日は先日萩原朔美さんのトークショーを拝見した新宿御苑のRED Photo Galleryさんにお伺いして、改めて萩原朔美さんの写真展を拝見しました。

写真展は2フロアを使って開かれていました。下のフロアはトークショーを拝見した場所でもあるのですが、朔美さんの路上の「丸いもの」コレクションといった体。

路上の丸いものというとマンホールが定番で、写真をコレクションしていらっしゃる方も多いようですが。朔美さんのはさらに小さな「丸いもの」の写真でした。水道とかのコックの蓋とか、測量点とか、まるい目印の釘?とか、工事か何かの目印のペンキで描かれた丸とか。
これが十数センチぐらいかなぁ、真四角の紙にプリントされたのが3段に貼られたパネルがずらっと並んでいました。
これは先日のトークショーでのお話によると、iPhoneで撮られたもののようです。iPhoneの優秀なカメラ機能で美しく撮られていました。(ワシの安スマホのカメラなんてさ…)

これをずらっとコマ撮りしていって、動画に仕立てるのも面白いかなぁと思いました。つかそういうのって、実験映画でよく見かける手法ですが。

それから上のフロアの展示へ。

上のフロアでの展示は、時間を経て過去とできる限りまったく同じ構図で撮られた写真を並べたものでした。

萩原朔美さんは萩原朔太郎のお孫さんなんですが、萩原朔太郎が妹のユキと一緒に撮った写真を構図とか衣装とか髪型とか小道具をできる限り忠実になぞって、朔太郎とユキの子孫が写真に納まってるって趣向の写真がありました。もちろん朔美さんの写真もありました。

青年のナルシシズム的な、上半身裸で自分を抱きしめる若いころの朔美さんの写真と、同じポーズで収まる今の朔美さんの写真を並べたの。子供時代の朔美さん?と今の朔美さんが同じポーズで納まってるの。などなど。

印象深かったのは、小さいころの朔美さんが母親と写っている写真。小さな朔美さんは列車にバンザイしているのですが。後年の成人した大人の朔美さんが列車にバンザイするのを女性と並んで写ってる写真。これは、かわなかのぶひろ先生と萩原朔美さんの映像による文通集、『映像書簡』シリーズの1本にも入ってるのですが。その成人してからの写真で一緒に写ってる女性は、九條今日子さんだったそうです。

九條今日子さんは寺山修司の元・夫人で、寺山と離婚後も寺山修司率いる劇団、演劇実験実◎天井桟敷の制作として寺山の活動を支えてこられた方。そして寺山没後も寺山修司や天井桟敷の語り部として著作やトークショーで活躍された方。惜しくもおととし、2014年に亡くなられたのですが。
その並べられた最後の写真には、朔美さんがおひとりでバンザイするのが写っていて。追悼であるかなぁと。

写真展、面白かったです。

トークショーも含めて、「定点観測」ということ。ほんと朔美さんはそれをたくさんなさってるみたいで。朔美さんの中を流れる時間は私のとだいぶ違うんだろうなぁと思いました。

小コーナーにもうお一方の写真展もありました。なんか加工してあるような写真で、添えられているショートストーリーも含めて精霊っぽい感じのもの。
この展示フロアに入ったとたん、床がバキっといって、床が抜けるかと一瞬どきっとしました。それから歩くたびに床がバキバキ言って。ウグイス張りってのは経験あるけど、これはまた面白かったです。私みたいなデブでないと鳴らないのかなぁ。

それから新宿御苑に行って、ちょっとの時間を過ごして帰宅しました。

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