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2016/03/11

アレから5年

今日は東日本大震災から5年です(合掌)。
あの日は今日と同じ金曜日だったかと。
あれから5年、やっぱり自分の中にもその影響と思われるいくつかの変化があったかなと。

生活習慣の変化。

朝早めに出るようになりました。余震が続いて地下鉄がよく停まってたころの習慣で、これはよいと思ったので続けてます。といっても少しづつ遅くなりましたが。

タイマー炊飯をやめました。それまでは朝炊飯器をセットして、帰宅時にご飯が炊き上がるようにしてたのですが。地震で炊飯器がひっくり返ったまま電気が入ると怖いかなと。まぁ気にし過ぎなんでしょうが。炊飯器がひっくり返るくらいの地震なら電気も停まってるでしょうし、そのくらいは考慮して安全設計してるかもしれませんし。ま、今は、週末にご飯をまとめて炊いて、1食づつ小分けして冷凍するようにしています。

モバイルバッテリーを持ち歩いています。まぁ、通勤時くらいで、他の外出はそうでもないのですが。地震の夜、ドンキなんかに行列ができてて、なんなんだろうと思ったらモバイルバッテリーを買い求める人の列でした。その様子は今でも思い出します。
ま、大地震が来たら携帯はつながらなくなるだろうけど。でも、ネットはずっと生きていましたから、wi-fiスポット経由でネットは使えるかなと。

買 い足しは早めに。お米とかトイレットペーパーは、買い溜めほどじゃないですが、買い足しを早めにするようにしました。といってもめんどくさくてギリギリ切 らすとこまで買いに行かないことも多いのですが。それにお米があっても断水で電気やガスが止まってたらどうしようもないのだけれど。(アウトドア用コンロ が押入れの奥にあるはずですが、動くかどうか)

部屋でもふだんから靴下を履いてます。アパートから飛び出しても足を怪我しないように。ま、これはもうひとつ大きな理由があるのですが。

ま、防災袋とかは作ってませんが、そういう風にしています。

震災の夜は徒歩で帰ろうとしたのだけど。あのころは、ゆっくり歩くぐらいならどのくらいでも歩けるだろうとたかをくくっていたのですが。3時間ぐらいが限界でしたね。そこらへんを思い知らされてくれたのは、今後よいかなと。といっても体を鍛えようともしてませんが。

やっぱりいろいろ考え方も影響を受けてます。

「地獄への道は善意で舗装されている」という言葉の意味もわかってきましたし。
「人は信じたいものしか信じない」ということも痛感しました。

我々の豊かな生活って意外と脆いもんだって、コンビニのスカスカの棚を見て痛感したり。

いざというときになれば、人は譲り合うより貪欲になるもんだってわかりましたし。
(私もそう動いてしまうことも)

あれから5年、本格的に体も壊れはじめてきて、「老い」を感じるようになってきました。
災害に対応する能力もどんどん落ちていってるでしょう。

生き残れるかな。
生き残れないかな。

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