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2015/10/13

冥土への手紙 第二夜

12日の体育の日は恵比寿ザ・ガーデンホールで『寺山修司生誕80年記念音楽祭◎冥土への手紙 第二夜『田園に死す』』というのを見てきました。文字通り寺山修司生誕80年記念のライブです。二夜連続ライブの2日目。
J・A・シーザーと悪魔の家2015は両日ご出演、ゲストは第一夜と第二夜で違うという趣向(両日ともご出演の方もいらっしゃいます)。第一夜は『書を捨てよ町へ出よう』というサブタイトル、そして第二夜は『田園に死す』。両方とも寺山修司の映画のタイトルですね。

第一夜のみのゲストも魅力的だったのですが、元ノーマン・ベイツ(筋肉少女帯FC)会員として、大槻ケンヂさんも見たいなぁと思ったのですが。やはり倒れる寸前まで傾いている会社に勤めている身としては両日ともはチト無理。つか次のお給料が出る目処のついた1週間前にやっとチケット買ったぐらいなんですが。う~んと悩んで蘭妖子さんと新高けい子さんがゲストの2日目にしました。(みんなビンボが悪いんや!)

ほんとうに久しぶりに恵比寿ガーデンプレスへ。アウェー感がハンパないですが。

当夜のご主演は
蘭妖子さん、
新高けい子さん、
未唯mieさん、
渚ようこさん、
犬神サアカス團さん、
SUGIZOさん&近藤等則さん、
元ちとせさん、
ローリー寺西さん、
J・A・シーザーと悪魔の家2015さんと演劇実験室◎万有引力の皆さん、
そして司会進行がテラヤマワールドの笹目さんでした。

笹目さんのお話によると、今回の二夜連続のライブは東京国際映画祭での寺山修司特集のタイアップであるとか。

まずオープニングは皆さんでの『田園に死す』冒頭の再現。あのテーマ曲。

蘭妖子さん。惜春鳥など。『田園に死す』のあの雛壇川流れのシーンの歌。姉が血を吐く 妹が火吐く~♪
新高けい子さん。今回もほんとお歳を感じさせない(ごめんなさい!)エネルギーで、元気が出ます。スペシャルゲストで『新高けい子伝』をお書きになった山田勝仁さんと『田園に死す』の過去パートの主人公の少年役で、新高さんにお寺で逆レイプされる役どころだった高野浩幸さんが舞台にお上がりになって。そして万有引力の村田さんたちも交えての寺山短歌朗詠コーナー。私も「自分を信じること」大切にしたいと思います(そうできたらいいのだけど、なかなかに難しいです…)。新高さんも末永くお元気で。また拝見したいです。

未唯mieさん。ピンクレディーのミーさんです。私の世代のどんぴしゃのアイドル。
そういえば上京して初めて観たお芝居にミーさんがご出演だったと記憶しています。会長がご出演だと言うことで観に行ったお芝居。確か新宿コマの地下にあったシアター・アップル(だったかな?)だと思います。上京してまだ日が浅く、ブラウン管の向こうの存在だった方を生で見られるという体験がとても物珍しかったのを憶えています。
渚ようこさん。渚さんも会長と共演をしばしばなさって、それを観に行ったことがあります。あの伝説のコマ劇場リサイタルも拝見しています。思い出深い方です。

シーザーさんと万有引力さんの小コーナーを挟んで犬神サアカス團。犬神サーカス団は『田園に死す』に出てきた旅のサーカス一座の名前で、まさにぴったりです。
犬神凶子さんの地の底から伸びやかに暖かく響いてくるような素敵なボーカル、ほんといいです。
今回、8月末に亡くなられた昭和精吾さんへのトリビュートもありました。
犬神サアカス團さんもほとんど音源持ってないのですが、犬神凶子さんの声も素敵でありますし、少しづつでも集めていきたいなと。

お次がシーザーさんと万有引力の皆さんのコーナー。万有の演目である『怪人フー・マンチュー』のダイジェストを歌でつづるという趣向でした。
シーザーさんのというか、万有のというか(その前身の天井桟敷からだと思いますが)、斉唱の美学、堪能しました。

SUGIZOさん&近藤等則さん。インストでした。SUGIZOさんがギター、近藤等則さんがトランペット。万有の方かなぁ、男性ダンサーさんも参加されてました。
元ちとせさん。寺山修司作詞『戦争は知らない』のカヴァーなど。

ローリー寺西さん。寺山修司没後10年の1993年にリリースされた寺山修司トリビュートアルバム『失われたボールをもとめて』にも参加された方。『1970年8月』という曲のカヴァーがあったのだけど、聞いてみてびっくり、ある劇団さんの、ご出演の皆さんが、おしまいにマッチを擦りながら口上と自分の名前を叫ぶコーナーのBGMにかかってる曲でした。そうか、そういう曲名なのか。そのコーナーではインスト曲なのですが、今回はボーカルつきでした。そうか、そういう歌詞だったのか。

そしていよいよJ・A・シーザーさんのお歌のコーナー。

ほかのシーザーさんのコーナーでは、シーザーさんはティンパニで、マイクはあって、時々コーラスを入れてはいらしたようですが。斉唱なので聞き取れはしなくて。
このコーナーではシーザーさんはギターでシーザーさんの歌声、楽しみました。

そしてふたたび万有の皆さんの斉唱コーナーになって。こちらは寺山修司最後の映画、『さらば箱舟』がモチーフでした。

そしてふたたびご出演の皆さんでフィナーレ。

シーザーさんは他のライブでおっしゃっていましたが、アンコールはやらない主義。
なので今回もアンコールはなしでした。それもいいと思います。ライブでちょう盛り上がってのアンコールならいいのですが、なんかお約束っぽいアンコールは私もあまり好きではありません。

ほんと、行こうかどうしようか悩んだライブでしたが、行ってよかったです。楽しみました。
また次のライブも行きたいと思っています。

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