« ライブ『ミエカタン3』 | トップページ | トルクの手作り(笑)充電スタンド »

2015/05/18

蘭妖子さんのコンサート

土曜日は渋谷のポスターハリスギャラリーさんで蘭妖子さんとデリシャスウィートスさんのミニコンサートを見てきました。
今、ポスターハリスギャラリーでは『寺山修司のラブレター展』というのをやっていて、その関連イベントのようでした。

ポスターハリスギャラリーさんも久しぶり。ちょうアウェーの渋谷の最深部にあって、たどり着く前にかなりHPを削られちゃいますが(笑)

今回は蘭さんとデリシャスウィートスのハイヂさんと竹部さんのお三方でのコンサートでした。
蘭さん、デリシャさんの歌声、素敵でした。楽しみました。

コンサート終演後、「寺山修司のラブレター展」の展示を。
コンサートのために展示は脇に片付けられていたのでちょっと拝見した限りですが。

九條さんの没後見つかったという、講演ノートの最終ページに書かれたお別れのご挨拶、現物が展示されていました。寺山の『墓場まで何マイル?』と一緒に。それをお書きになっていた九條さんを想像して打ちのめされました。

九條さんの松竹歌劇団時代の大判の写真、映画スチルなどもありました。フィルモグラフィーもありました。私は寺山修司と出演された『乾いた湖』しか拝見してないのですが。ただ、学ラン姿の寺山修司は気がついたけど、九條さんはわからなかったけど…。

九條今日子さんの猫グッズのコレクションの一部も展示されていました。ある、とてもお世話になってる先生も猫グッズのコレクションもお持ちで。ご面識はあると思うので、なにか関係があるのかなぁと思ったり。

寺山修司の九條さんのエッセイを抜き書きにして大きなポスターにしたのが貼ってありました。蘭さんの朗読にもありました。
寺山修司のエッセイというといつも斜に構えていた、「さかさま」と変化球を投げてきたという印象を持っているのですが。ただ、九條さんとの新婚当初に書かれたらしい「おのろけ」エッセイはド直球で、読んでるほうもこっぱずかしくなるくらいのもの。だから、たぶん、これが寺山修司のいちばんコアな部分なのかなぁと思います。孤独だった寺山修司がやっと手に入れた「家族」だったのだろうなと。

寺山修司は『家出のすすめ』を書いたし、「家」は憎んでいたと思いますが。
あ、そうか、「家族」はお好きだったんだろうなぁと気がつきました。

寺山修司の詩で、昭和精吾さんのレパートリーで、
「国家なんか嫌いだ。人間が好きだ。
歴史なんか嫌いだ。思い出が好きだ。」
というのがあるのですが、それに続いて
「家なんて嫌いだ。家族が好きだ。」
と言えるのかも知れません。従来の因習的な「家」は嫌い、憎んでいたけど、「家族」はお好きだったのかなぁと。

もう「家出」しようとしても出るべき「家」そのものが崩壊した現代と思うのですが。未婚率上昇、離婚率上昇、少子高齢化進行中のこの国でありますが。新しい「家族」のあり方が求められているのかもしれないなぁと思います。

ま、「家」から逃げ出し、「家族」を作れずにきた私でありますが…。

さて、まだ買ってない『寺山修司のラブレター』を買って帰宅しようとして物販コーナーを見たのですが。ある本が新品で売られていて驚愕しました。新品で存在するはずはないのですが…。(あたしは古書で買いました。帯なしを買ったあと帯ありを買って都合2冊)そちらを購入しました。近々に『寺山修司のラブレター』も買うつもり。次の楽しみに取っときましょう。

『寺山修司のラブレター展』もまたきちんと来ようと思います。
渋谷はちょうアウェーだけどね。

|

« ライブ『ミエカタン3』 | トップページ | トルクの手作り(笑)充電スタンド »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ライブ『ミエカタン3』 | トップページ | トルクの手作り(笑)充電スタンド »