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2015/04/16

艦これプレーヤーが『刀剣乱舞』も始めてみました

DMMの『艦隊これくしょん』(以下「艦これ」)を楽しく遊んでいます。
男子に大人気のようですね。で、どうも、艦これそっくりの『刀剣乱舞』(以下「とうらぶ」)というゲームが艦これと同じくDMMにあるという話を耳にして。どうやら腐女子さんたちに大人気のようで。TLでもとうらぶプレーヤーの方が熱くツイートするのを目にして、「どんなゲームなんじゃろ?」と興味を持っていました。

ただ、大人気ゲームだけあり、サーバに余裕がないらしく、新規にプレイできなくて。ま、それで忘れていたのですが。
もうすぐ艦これは春のイベントが始まります。期間限定のエリアが現れ、そこで新しいアイテムが手に入るってイベントです。そこは攻略が難しく、なおかつ期間限定なので大量の資材を備蓄しとかないといけません。で、資材入手関係のプレイだけして普通のプレイはお休み中なんだけど。それでふと思い出してとうらぶやってみようかと。
なんかサーバが増設されたらしく、今回はアカウントとって遊ぶことができました。

あまりルールとかは解ってないのですが、「ま、艦これと似たようなもんじゃろ」と思って遊んでいます。
で、プレイして1・2日ですが、艦これプレイヤーが見た刀剣乱舞の初見の感想などすこし書いてみようかなと。

ゲームのオープニングクレジットを見て驚いたのは、ニトロプラスの名前がクレジットされていたこと。有名どころでありますな。

「とうらぶ」は艦これと同じく、カードバトル型のブラウザゲームをルーツに持つようですが。いや、わたしはそんなに詳しくないです。mixiのゲームでそんなのがあって、少し遊んだ記憶があるくらいなのですが。だから、手持ちキャラはカードではなくなったみたいですが、それをルーツに持つらしい「解体」(とうらぶでは「刀解」)や「合成(共食い)」(とうらぶでは「錬結」)システムが残ってます、艦これと同じく。これを上手く別のシステムに置き換えられないものかとよく考えるのですが。愛らしい艦娘をいきなり「解体」とか、他の艦娘に食わせちゃう「合成」ってどうよ?といつも考えるのですが(笑)

艦これでは手持ちのキャラは第2次世界大戦当時の軍艦を美少女化した「艦娘」でしたが、「とうらぶ」では日本の歴史上の名刀などの武具を美少年・美青年化した「刀剣男子」が手持ちのキャラです。
BLの方にかなりの訴求力があるそうですが。私はBL者ではないので、そこらへんのリテラシーはないと思いますが、でもけっこうカワイイ男の子とかいます。っていうか女の子だろってキャラも。つか男の娘?

そのBLを意識したらしいシステムが「内番」なのかな。これは類似のシステムが艦これにはないです。刀剣男子がふたり一組で24時間ある任務をこなすことにより確率でステータスアップするという機能です。出撃とかと同時にこなせるので、その刀剣男子は「内番」に就いてる24時間他の任務には使えないということはないのですが。
ま、BL的には「カップリング」の実装ということになるのかなぁ。24時間ふたりきり、いろいろ妄想も捗るかしら?艦これにも艦娘と24時間いっしょというシステムは欲しかったぞ、提督がw

大まかなシステムはもちろん艦これと同じです。メイン画面は「本丸」、艦これの提督の執務室と同じく、第一部隊の最初のキャラが大きく表示されます。艦これなら「秘書艦」だけど、とうらぶだとどう呼ぶのかな?まだわかってないですが。いろいろ台詞もあります。

下せるコマンド類は右一列に並んでます。解りやすいです。艦これみたく円状に並べたりというデザイン上の工夫はないですが。でも解りやすいですし、メニューの増減に対応しやすいでしょう。艦これに装備改修が実装された時、装備改修ボタンなんて「こんなのわかるか!」ってかたちで増やさないといけませんでしたから。

手持ちの刀剣男子を組み合わせて「部隊」を編成するシステムは艦これと同じ。艦これと同じく1部隊の最大メンバーは6人です。持てる部隊数は艦これと同じく特定の条件をクリアすれば増えるみたい。最大4つまで部隊は持てるようです。これもまた艦これと同じです。
そして第二部隊以降を「遠征」に出して資源や経験値を稼ぐことができるのも艦これと同じ。
他のプレイヤーの部隊と戦える「演習」も艦これとほぼ同一なシステムが実装されています。

「結成」(編成)画面で装備の着け外しもできるのは艦これよりも便利かなぁ。ステータスも一望できます。そのぶん文字が細かいですが。あと、艦これでは部隊の途中の艦娘を外すと艦隊が詰められますが、「とうらぶ」だと空いたままになります。これは後述の「陣形」と関係あるのかしら。

バトルも双六みたいなマップをクリアしていくシステムは艦これと同じ。マップに分岐があるのも艦これと同じ。分岐を決めるアイテムは艦これでは(しばしば「艦これ最大最悪の敵」と称せられる)羅針盤だったのが、「とうらぶ」では干支方位の描かれた?多面サイコロです。

艦これでの敵は「深海棲艦」と呼ばれる由来が謎の存在でしたが(だから、沈められた艦娘が深海棲艦になるという説もあります)。「とうらぶ」では過去の改竄をもくろむ「歴史修正主義者」と呼ばれる存在です。「歴史修正主義者」が敵というのは、時節柄よいセンスであると。さすがニトロプラスです。
ま、敵の姿は艦船がグロテスクな化物となった艦これの深海棲艦と同じく、刀剣類がグロテスクな姿となった代物としてデザインされています。

艦これだと艦隊が活動するのに燃料と弾薬の補給が必要でしたが、「とうらぶ」にはそれはないみたい。艦これから移行していちばん戸惑った部分。
でも、ご飯ぐらいは食べさせることができたら面白かったかもしれないな。食事時ってそのキャラの性格が出るでしょうから。

4種類の資源があるのは両方とも一緒。「とうらぶ」では木炭、玉鋼、冷却材、砥石。あと、刀剣男子の制作(「鍛刀」)には「依頼札」というアイテムが必要です。艦これでいう「開発資材」ですね。そして艦これと違って装備の制作(「刀装」)には「開発資材」にあたるものは不必要みたいです。
あと、「とうらぶ」にも修理の要素(「手入」)があるのですが、艦これでいうところの「高速修復材」と「高速建造材」は「とうらぶ」では一種類にまとめられて「手伝札」というのになってます。
あと「鍛刀」と「刀装」にはレアアイテムの出現率を高める「絵馬」が数グレード用意されています。これは艦これにはない部分ですね。大和武蔵を持ってないころの艦これにあったら買いまくってたかもです。

艦これと同じく「鍛刀」(刀剣男子を制作)する場所と「手入」(刀剣男子を修理)する場所は分かれています。最初に2つづつ、課金すれば最大4つまで持てるのは艦これと一緒です。だから鍛刀場所は増やさなくてもいいけど、手入場所は長くプレイすると思ったら早く課金して4つにしようかなと思ったのだけど。遊んでいるうちにダメージ関係の仕様が艦これとちょっと違うのに気がつきました。

先に書いたように刀剣男子には装備品を作って装備させることができるのですが。「兵」を装備させておくとまずダメージは「兵」が受けていって、兵が減って0になるまでは本体の刀剣男子にはダメージが入らないようになってるようです。そしてその装備の「兵」は0になって破壊されない限り、本丸に戻ると回復するようです。
だから、「手入」まで、つまり刀剣男子本体までダメージが入ることはあまりありません。(最初の方のステージからだけの経験ですが)
なお、刀剣男子が壊れて喪失されるのは艦これと同じく「大破進撃」の時だけみたいです。
(追記:あとから気がつきましたが、刀装に構わず直接刀剣男子にダメージを入れてくる敵もいるようです)

装備品は「刀装」で作れる兵関係(?)、それからいくつかのステージクリアアイテム(?)の馬(数種類)、基本的に課金アイテムらしいお守りがあるみたい。お守りは艦これでいうところの応急修理要員とか応急修理女神っぽいです。

この「兵」が艦これでもおなじみの妖精さんたちです。「とうらぶ」の妖精さんたちは刀剣男子をかばって斃れていくようです。たいへんです。

あ、あと「任務」っていう要素も「とうらぶ」にはあります。指定した目標を達成すると褒章としてアイテムなんかが貰えるシステムですね。ただ、このシステムが艦これとは若干違います。
艦これでは同時に受注できる「任務」の数に上限がありましたが(先日のイベントで5つまでだった上限が6つになりましたが)。「とうらぶ」では自動受注というか、受注に上限はありません。すべての「任務」が有効になってて、達成すると表示ボタンに任務達成数が表示されて、任務ボタンを押して褒賞を取りに行くシステムです。艦これよりはるかに使い勝手のいいシステムです。これは艦これもそうなってくれないかなぁ。どの任務をチェックするか頭を悩ませますし、任務をチェックし忘れて報酬を受け取れなくてクヤシー!ってのはしょっちゅうです。

「これ艦これと同じだ」とわかりやすい部分あり、「これ艦これと違う」って部分もあり。「艦これと同じだ」と思って気がついてみると違うくてあせる部分あり。でも艦これやってるせいかとっつきは良かったです。

長く遊ぶようになるかなぁ。まぁとりあえず艦これの春イベント始まったらそちらのほうにかかりきりになるでしょう。ま、それから考えてもいいかなと。
腐女子向けかと思ったら、男が遊んでも面白いゲームでしたよ。

あ、そうそう。艦これも「とうらぶ」もChromeの「アプリケーション化」機能を使って独立したウィンドウにしてます。ゲームをプレイしながら他のサイトを見ようとしてゲームウィンドウを切り替えてしまう事故が防げます。おススメです。

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