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2015/03/15

日比谷さんのソロライブ

昨日は下北沢のlete(レテ)さんで日比谷カタンさんのソロライブを見てきました。

もうだいぶ頻度が落ちてしまったけど、たまに日比谷カタンさんのライブは行ってます。
ただ、やっぱり、普通のライブですと出演者ひとりの持ち時間は40分くらいかな、それでもこまめにいけてたらいいのだけど、たまにしか行けないとなると、聴きたいあの曲この曲が存分には聴けません。ソロライブでたっぷり聴ける機会がないかなぁと思っていたのですが、今回ソロライブという事で喜んでお伺いした次第。

leteさんは下北沢の、子沢山の家のバースデーケーキみたく鋭角三角形な場所にあるお店でした。普段はカフェみたい。カフェとしては広すぎず、狭すぎず、ちょうどいいくらいの広さかな。ただ当日はお客さんぎっしり。20人ちょっとぐらいでした。ただ立ち見にはならずすわれたのがありがたかったです。

開演だいぶ前から日比谷さんはステージでスタンバっていました。

ややあって開演。

今回は他の方によるオープニングアクトもない、純正のソロライブでした。
日比谷さんのMCによると一般公開のソロライブは初めてだとか。

口開けが『ぶるぅどらっぐ』。生で聴くのは久しぶりかなぁ。いちばん初めに購入した日比谷さんのCD-Rミニアルバムにも入っていて愛聴している曲です。『ぶるぅどらっぐ』を聴くと、直には関連はないのでしょうが、山本直樹の『ブルー』っていう短編漫画を連想します。「ブルー」という媚薬をキメながら校舎の屋上の天文部部室でセックスにふける少女を描いた作品なんですが。

そして『スキゾフレニイアパルトメント』。これは今回はMC解説がなかったけど、精神科医(フロイトがモデルだけど)の診察を心待ちにしている少女の歌。最初に拝見した日比谷さんのライブでこの説明をややこしくされていて、「何なんだこのヒトわ!?」と思った記憶があります。

古めの曲、日比谷さんのライブにいちばん足しげく通っていたころ、もちろん数年前に携帯プレーヤーを手に入れてから音源を聞きまくっている曲たち。最初の数フレーズのイントロで「あ、あの曲だ」と解ると同時に、あのころとはアレンジが少し変わっていたりする部分もあって、新しい部分もあり、ですな。

日比谷さんの古い歌だそうですが、めったに演奏されなくて、記憶になく、初めて聴く曲もありました。1ヶ月前にできたという新曲もありました。そういうのもいいものです。

MCによると今年は新譜を2作出したいというお話で、とても楽しみです。
日比谷さんのプレス版のCDは2007年夏の『ウスロヴノスチ』以来8年ぶりですな。その前作『対話の可能性』がその2年半前の2004年秋でしたから、ずいぶん待ち遠しい思いをしています。(ほんとWeb日記とかブログとかつけてると検索できるからイイわ)

zabadakさんのカヴァーになるのかな。インストに朗読を乗せるという曲があって、面白かったです。その朗読が機械翻訳2度通しでシュールな詩のようになっていて。

ラスト曲は『ヲとといヲいで』。そしてアンコール曲はzabadakさんとURiTAさんのカヴァーでした。

しかし、いやただもうほんと、いいライブであればあるほど何が演奏されたか、セットリストとか憶えていないものです。断片的にせよメモとっといてよかった。
いや、翻って考察すれば、先日読了した岸田秀のアンソロジー本『唯幻論大全』にあったように、「時間は悔恨に発し、空間は屈辱に発する。」ものであり、「抑圧、そして欲望の不満がないなら、時間はない」「すべてが満足されるユートピアには時間はない。」のなら、記憶が定かでなくなるほど夢幻の時間を過ごさしてくれるライブこそ、いいライブなのかもしれません。

そいや今回ソロで時間が取れるだろうから、フルだとかなり長くなるらしい『Fake Fur bought by Summer Sale BOT』のフルバージョンがあるかなぁと思いましたが、それはなかったです。そういうスタンスであったのかと。

日比谷さんのソロライブ、ちょくちょくあるといいと思ってます。
たっぷり聴ける機会がちょくちょく欲しいなと。

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