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2014/12/19

昭和精吾誕生日公演「寺山修司をうたう」

ちょっと日付を戻しますが。

12月14日、日曜日は新宿シアターPOOさんで昭和精吾誕生日公演「寺山修司をうたう」を拝見してきました。
新宿シアターPOOさんは新宿駅南口近くの雑居ビルにある小体な劇場。
シアターPOOさんでは昭和さんの公演を観たこともありますし、演劇実験室◎万有引力の餅つき公演にも行った事があるし、寺山系に強い劇場なのでしょうか。

昭和精吾さんは寺山修司率いる演劇実験室◎天井棧敷に在籍していらした方。あの、伝説の、「力石徹の葬儀」で弔辞を読まれた方であります。今年夏に練馬区立美術館であった『あしたのジョー、の世界』展でもその弔辞の再演イベントがありました。
「寺山修司の語り部」「天井棧敷の語り部」として、寺山修司の作品、詩や短歌や戯曲などを語り、当時の思い出話を語っていらっしゃる方です。

タイトル通り、今回は昭和精吾さんの誕生日記念という事で。

当日の演目は(私の分かる範囲ですが…)、「李庚順」「時代はサーカスの象に乗って」「力石徹への弔辞」などだったかと。
あと、録音で「鞍馬天狗」(だと思うのですが?)の口上がありました。たぶん当時の天井棧敷の、当時の昭和精吾さんのお声だと思います。
「鞍馬天狗」は『邪宗門』のワンシーン、鞍馬天狗が操りつられのこの世の理を語る長台詞。私は演劇実験室◎万有引力の『邪宗門』で初めてお芝居のワンシーンとしての「鞍馬天狗」を拝見したのですが。コートを羽織った姿。たぶんあれは当時の寺山修司のトレードマークの似姿だったかと。「鞍馬天狗」といううぐらいだから“鞍馬天狗”のあの着物姿の頭巾スタイルで語られるのかなぁとずっと思っていたのですが。

昭和精吾さんの公演を拝見していて気づかされるのは、音楽の使い方の絶妙さです。台詞のトーンが切り替わる瞬間、音楽もぴったりなのに切り替わったり。
ある別のトークショーで、寺山修司がお芝居を書くとき、かかる音楽を念頭に置いて書いていたというお話が出たとき、昭和さんの公演を思い出して、ぽんと膝を叩きました。

今回、ゲストがありました。萩原朔美さんでした。

萩原朔美さんは萩原朔太郎のお孫さんで、天井棧敷に美少年役として入団し、のちに演出をお勤めになった方です。
演目は昭和精吾さんに捧げる「弔辞」でした。“本番”のときに同じものを演るそうであります。
どうやらお話によると昭和精吾さんの名付け親は萩原朔美さんみたい。(記憶違いだったらごめんなさい)

昭和精吾事務所のこもだまりさん、イッキさん、そして西邑卓哲さんのギターもよくって。
公演、楽しみました。

それから終演後の飲み会にも混ぜて頂きました。いやほんと、ザコのトト交じりでありましたが…。

昭和精吾さんもお元気で、また公演、拝見したいです。

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コメント

BUFFさんありがとうございました。
そうです、昭和さんの名付け親は朔美さんです。

投稿: まり | 2014/12/23 14:09

◎まり様
公演お疲れさまでした。
こういう「豆知識」ってよいものです。
ほんとはもっと深く理解できたらいいのですが。

投稿: BUFF | 2014/12/25 12:26

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