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2014/11/11

『あいうら』のブルーレイ

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実は買おうかどうしようかずっと迷っていたのだけど、『あいうら』って深夜アニメのブルーレイを買いました。去年の春アニメです。5分アニメで1クール、ソフトとしては全1巻になります。

『あいうら』本放送時は録画してただけで積読していたのですが。
春クールが終わって、録画の整理をしていた時、ちょっと見てみて、はまりました。一気に見ちゃいました。
クレジットを見ると中村亮介監督作とか。あああの方かと膝を叩きました。

中村亮介監督作は以前、映画館で、『ねらわれた学園』を拝見しています。
なんて言えばいいのかなぁ、なんかめっちゃ「フェティッシュ」な作風の方だと思いました。
そしてフェティッシュさが自分のツボを押しまくってくる作品でした。女の子の描き方、体のラインやしぐさが絶妙で最高でした。アイテムとしてもどさくさ紛れに出てくるスク水セーラーとか、ガーター靴下女生徒とか、そういうのもまたツボ押されまくり。

それからほとんどのシーンで光のエフェクト、レンズフレアとか使われてるってのもとても特徴的だと感じました。それも女の子のフェティッシュな描き方と通底するのかなぁ。

さて、『あいうら』のほうですが。

『あいうら』は高校に上がったばかりの女の子3人のやりとりを中心とした、「日常系」と呼ぶのかしら、そんな作品です。5分アニメですし、『ねらわれた学園』と比べると、大きなストーリーがないぶん、そのフェティッシュな要素がぎゅっと凝縮された感じがしました。

で、録画をたまに見返しつつ、セルソフト版もほしいなぁと1年くらい思ってたのですが。
収入が低迷していて少々手元不如意な状況が続いているのですが…。ま、ちょっと懐具合に余裕が出た先日、思い切って買ってみました。

録画を見るとき、5分アニメでいちいちオープニングが入るのが邪魔くさいと思ってましたが、ブルーレイ(たぶんDVDもそうだろうけど)だと、オープニングは最初だけに入ってあとは本編が続けて再生される「本編ストレート再生」モードがあります(エンディングの『ずっとね』は本編に挿入されたかたちで外せないので、エンディングは毎話入ります)。このモードだとトータルで40分弱。30分アニメだと2話分もないかしら?

それとブルーレイ版は、セルソフト版のエンディングとして、テレビ版になかった『いちごいちえ』という歌が使われたエンディングが入ります。チョークで描いたような絵のエンディングアニメーション。あの、紐のついた細長い物体はタ○ポ○かな?(笑)

去年の春アニメですから、リリースから1年くらい経ってると思いますが、まだ初回限定版でした。キャラクターソングスペシャルCDと「TVアニメ あいうら スペシャルブック」というけっこう厚めのパンフレットががおまけについてました。(ま、アニメのビデオソフトってのは、よほどのヒット作ではない限り、追加プレスなどなくて、初回限定版だけだという話も見かけたことがありますが)

CDは田村ゆかりさんが声をあててる若月先生のキャラソン、そしてエンディングの『ずっとね』(それぞれ歌入りとカラオケver)、そして劇伴が収められていました。
パンフレットはキャラの設定画、美術設定&美術ボード、絵コンテ(これこのパンフレットの大部を占めます)、そして巻末には原作者の茶麻さんのインタビュー、そして中村監督とキャラクターデザインの細居美恵子さんの対談が収められていました。

まぁほんとフェティッシュな作品であります。例えばじょしこーせーの太ももとか、そういう体のラインとか、しぐさとか、もう奇跡レベルの絶妙さです、あたしのツボです。太もものラインの絶妙さとか、森高千里を初めて見て以来の衝撃でしたわ(笑)
『ねらわれた学園』であった、スク水セーラーとかガーター女学生とか、そういうフェティッシュアイテムですが、本作では三十路セーラー(あと、ブレザー制服姿も)というまたまたツボを突きまくるアイテムが出てきます。

主役3人の声優さんたちはまだデビューして日が浅い新人さんなのかなぁ、初々しい部分がとてもよくて、それが生々しい、リアルな、女子高生の存在感を感じさせます。ここらへんは逆にベテラン声優さんじゃ無理だったのではと。
もちろん「ほんとうの」女子高生がこういうやり取りなんてするわけ無いとわかってますけど、なんていうのかな、「物語的な」リアルさ、生々しさといったものを感じさせてくれます。

季節設定が春~夏というのも。オーディオコメンタリーによると、放送される季節に合わせたそうですが。でも、春、制服の上着を着ているような季節から、季節が暑くなっていくに従い、薄着になっていく、半袖になっていく、そして私服も夏服で薄着、そういう感じもまた素晴らしいです。
『ねらわれた学園』でも、季節設定は春~夏でしたから、それが画的な演出上でも、とてもよかったから、それを踏襲したのかもしれません。最高でした。

第1話と最終話の第12話のリフレインも面白く、そしてラストのあのカット、とてもうつくしかったです。

そして水彩画のようなにじんだ背景美術もまた美しかったです。『ねらわれた学園』の余韻を受けているのかしら。舞台が海沿いの坂道の多い町っぽいのも『ねらわれた学園』と共通しているかと。

監督さんのセンスもそうだし、たぶんスタッフさんも、そして声優さんも、絶妙なタイミングで絶妙の人たちが絶妙に組み合わせさってできた、奇跡の作品だと思ってます。『あいうら』というアニメは。

いやほんと、1年近く悩みましたが、「買ってよかった!」と思えるソフトでありますよ。日常系ですから、BGVにもいいですし。
2期あるといいなぁ。そして、中村監督の次回作も楽しみにしたいと思ってます。

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