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2014/02/03

【ビブリアサントラ・I ~日比谷カタン朗読&演奏&トーク】第2夜

昨日は浅草橋の夜想ギャラリー、パラボリカ・ビスさんへ。
【ビブリアサントラ・I ~日比谷カタン朗読&演奏&トーク】第2夜を拝見しに。
パラボリカ・ビスさんで開催されている「カフカを読む、カフカを謡う、カフカを想う カフカ トリビュートPart2」という展覧会のイベントのようであります。

演目については土曜日はカフカの『審判』、日曜日は夢野久作の『少女地獄』より「何んでも無い」ということでしたが、カフカは不調法、「何んでも無い」は読んだことがあって面白かったので、第2夜へ行くことにしました。

日比谷さんのライブはだいぶ間が空いてしまいました。パラボリカ・ビスさんもほんと久しぶり。
今回の公演は日比谷カタンさんと樋口舞さんによる「何んでも無い」の朗読劇とトークショーという趣向でした。

樋口舞さんは歌姫楽団というバンドにいらした方だそうです。歌姫楽団、だいぶ前に日比谷さんが推す文章を日比谷さんのサイトで読んだ記憶があります。ライブを拝見したのは1回か2回かなぁ。お目当ての対バンとしてですが。昭和レトロっぽい音楽だったと記憶していますが。歌姫楽団は解散され、今は天井棧敷アンサンブルというバンドをなさっているようですが。

まず朗読劇「何んでも無い」。おふたりの朗読、そして合間合間に日比谷さんがギター、樋口さんがアップライト型の子供ピアノを爪弾くという感じ。樋口舞さんはお着物を召して、昭和ガーリーな風情。

「何んでも無い」、夢野久作の『少女地獄』という短編集の一編。虚言癖のある姫草ユリ子のおはなし。
姫草ユリ子の虚言。それは自己の無能をカヴァーするものでもなく、周囲の人間から詐取するものでもない、「虚言のための虚言」。彼女自身はとても有能な、周囲に愛される(同僚相手はちと態度が変わるようですが)看護婦。別に嘘をつく必要は無い。

だから逆に純粋な、「虚言のための虚言」癖。

何気なくついた彼女の嘘が彼女自身をにっちもさっちも行けないところに追い込み、あげく彼女は自殺する、と。(その自殺は狂言の可能性も無きにしも非ずですが)

その原因をメンストレーションに求める書きようはちょっと好きじゃありませんがね。

しかしほんとに彼女の嘘はまさに「何んでも無い」嘘。それだったら少々お付き合いしてあげてもよかったのに。犯罪を犯しているのではなければ。しょせん人は若干の嘘と誤解を生きているのだから。お芝居のように日々を過ごすのも。
姫草ユリ子とふたりで作り上げた虚構の白鷹先生の話で盛り上がるのも面白いんじゃないかなぁ。ちょっとした即興劇感覚で。

そして休憩後、トークショー。

日比谷カタンさんと樋口舞さん、夜想編集長の今野裕一さん、そしてお名前は失念しましたが(ごめんなさい)、ミュージシャンさんなどの写真をお撮りになっている写真家の女性の方。

う~ん、こちらはどれほど理解できたか自信はありませんが。
日比谷さんの創作の秘密、今野さんのある弱点、などをちょっと知ったりして。

メカニズム、テクニックとしては理解できなくても、何らかの感覚は得られる、そういうこともあるんじゃないかなぁと思います。それは意識下、いや、ひょっとしたら無意識下レベルでも。
つか、ある曲を聴いて、あるイメージが惹起せられたとき、それはどういうメカニズムで起きるかはあまりよくは解りませんが、そういうイメージが惹起されたというのはありますし。

いや、なんかまだよく解ってないな。

今野さんから寺山修司の名が数回出て、そこらへんをちょっと解りたいなと思います。
ハードな寺山ワールド、それをたぶん私はちっとも知らないと思いますが。寺山修司ファンでありますが。そこらへんは課題かなと。

ほんと久しぶりの日比谷さんのライブでした。久しぶりなら普通の楽曲ライブ行けよと思ったりもしましたが。
ただなんかやっぱりだんだん動くのがひどく億劫になってきつつあります。いろいろジリ貧になりつつあります。
そこらへん、何とかしなきゃな、と…。

(いや、もう、いいか)

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