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2013年8月

2013/08/15

昭和精吾事務所公演『涙ぐむ戦艦』

昨日は阿佐ヶ谷のザムザ阿佐ヶ谷さんで昭和精吾さんの公演『71歳・俺の寺山修司と天井桟敷~涙ぐむ戦艦~』を観てきました。

昭和精吾さん、寺山修司率いる演劇実験室◎天井棧敷の元・団員さんで、現在は「天井棧敷の語り部」として活動されている方です。いちばん一般的に分りやすい説明としては、あの伝説の、「力石徹の葬儀」で弔辞を読まれた方、でしょうか。

こういう虚構キャラの葬儀を執り行う、つまり、「虚構」の登場人物を「現実」の人間と同じように扱うってのは、これが最初かどうかは知らないのですが。
「虚構」と「現実」の境界の紊乱を行った寺山修司らしいパフォーマンスです。(ただ、このアイディアは寺山が思いついたものではなく、元桟敷団員、当時東京キッドブラザーズ主宰の東由多加だったそうですが)

そういう感覚はオタク達が好きな2次キャラを「俺の嫁」と言ったりする近年の傾向に通底してるのかもしれないなぁと思ってます。

今回の公演は昭和精吾さん、そしておなじみイッキさんとこもだまりさん、そして倉垣吉宏さんの4人での公演でした。
寺山修司の言葉を「語る」というかたちの公演です。

今、ザムザ阿佐ヶ谷で寺山修司演劇祭「世界の涯てまでつれてって」をやっていて、その1篇であります。
他のも観たかったな、懐があったかければ…(笑)

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2013/08/14

青葉市子と妖精たち『ラヂヲ』

130814

青葉市子さんの新譜『ラヂヲ』が届きました。
まだ数回聴いた程度ですが、ちょっと感想など。

青葉市子さんの演奏を初めて聴いたのは2009年の12月、ご贔屓のミュージシャン、日比谷カタンさんの対バンとしてでした。「もうすぐ初アルバムが出ます」というようなMCがあったと記憶しています。
その次に青葉市子さんのライブを拝見したのは2010年の9月。これも日比谷カタンさんの対バンとしてでした。それが良かったので、ライブ会場で手売りされていた青葉市子さんのその初アルバム『剃刀乙女』を買いました。
そのあとの2ndアルバム『檻髪』、3rdアルバム『うたびこ』、それからある展覧会の会場限定CD-R音源の『Week Elements of ● "tue.ima"とリリースのたびにニコニコと求めます(DLオンリーの音源『かいぞくばん』とコラボアルバム『火のこ』は入手してないのですが)。

ライブはそのあと数回行ったきりです。これは収入が落ちてるって部分が大きいのですが…。
でも、青葉市子さんの音源は愛用のWALKMANに取り込んで、通勤の行き帰りとか、ちょうヘビーローテで聴いてます。

青葉市子さん、いちばんわかりやすくて簡単な説明は「癒し系」かなぁ。そうひとことで言い切ってしまうと取りこぼすものが多い気がしますし、「癒し系」というのも安直に使われて、手垢にまみれきった言葉のような気がしますが。

私はある種の「いたみ」を感じたのですが。ほんとにそうだかはわかりません。でも、その、「いたみ」を感じたからこそ、私は青葉市子さんの世界に惹かれたのだと思います。そして、その世界で「安らげる」のだと思います。
ちょうヘビーローテで聴いていて、そして、自分にとってはある種の「おくすり」とも呼べるべきおうたたちになっています。青葉市子さんのお歌の世界でまどろむような気分になるのが好きです。

さて、『ラヂヲ』ですが。リリース直前あたりまで、AMAZONあたりの表記は「タイトル未定」になってました。「ひょっとしたら『タイトル未定』ってタイトルなのかなぁ」と思っていましたが、リリース少し前にチェックすると『ラヂヲ』というタイトルになってました。

さて。

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2013/08/03

ほろびのじゅもん

「バルス」が再び世界新記録を樹立!1秒あたり14万3,199ツイート!(YAHOO!ニュース)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130803-00000008-flix-movi

「バルス」は天空の城ラピュタを自壊させる滅びの呪文、ラピュタのちからを使って世界を征服しようとしたムスカの野望を打ち砕く最後の手段として、バズーとシータが放った呪文。
それをツイッターで14万人以上の人が同時に放ったと。

それはもう、この世にうんざりした人々の叫びかもしれないナ。

ラピュタ公開は86年。バブル前夜。人々がまだまだこつこつと働いていれば豊かな、夢のような生活が手に入るとナイーヴに信じていられたころ。それこそラピュタのような夢の世界が手に入ると信じていられたころ。しかし、それも崩壊し。

大体バブルと言っても、今、語り草になっているような豪遊ができたのはほんの一握りの人々、証券会社関係者、銀行関係者、マスコミ関係者、そして大企業の社員といった人々。彼らは庶民がこつこつとつちかっていった「豊かさ」を召し上げ、マネーゲームにぶち込み、大金を稼ぎ、豪遊し、そして、バブル崩壊と共にその富をすっからかんにしてしまった。「ラピュタ」を失ってしまった。


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