« 2013年3月 | トップページ | 2013年5月 »

2013年4月

2013/04/22

元・日本冒険小説協会会員の皆様へ

日本冒険小説協会古参の会員でありました、かわなかのぶひろ先生が内藤陳会長をモチーフにして制作した作品がイメージフォーラムフェスティバルで上映されます。
『痕跡imprint -内藤陳がいた-』(かわなかのぶひろ/ デジタル/45 分/2013)
会場は新宿の東京パークタワーホール:5月1日(水)18:45&5月5日(日)11:15。
そのほか、京都会場(京都シネマ)にて5月23日(木)14:00。
そのほか、イメージフォーラムフェスティバルは名古屋と福岡でもありますので、そちらでも上映があるかもしれません。
詳細はイメージフォーラムフェスティバル公式サイト
プログラム内容については
かわなか先生は初期の全国大会の撮影などなさっていたので、いろいろ秘蔵の映像があるかと思います。

| | コメント (0)

2013/04/18

映画『新宿アウトロー ぶっ飛ばせ』

昨日はフィルムセンターで『新宿アウトロー ぶっ飛ばせ』という映画を観てきました。『特集・逝ける映画人を偲んで 2011-2012』というプログラムの1本です。
フィルムセンターでは時折『逝ける映画人を偲んで』というプログラムが組まれます。文字通り物故された映画人、役者さんも監督さん・スタッフさんも含めての追悼上映プログラムです。
本作『新宿アウトロー ぶっ飛ばせ』では、音楽の玉木宏樹さん、録音技師の橋本文雄さん、そしてご出演の原田芳雄さんと地井武男さんがその追悼の対象でした。

原田芳雄さん、好きです。あの独特の存在感、かっちょいいと思いますし、しびれます。また、私の好きな寺山修司が監督した映画、『田園に死す』『さらば箱舟』にもご出演され、あの独特の存在感を放っていたのが印象的でした。
ま、原田芳雄さん、好きだけど、大ファンという資格は私にはありませんが。だいたい余り映画自体見ないほうですし、代表作とされている作品も観てないのがあるし。ま、だから、ミーハー系のライトファンでありますが。

本作は1970年の日活映画。43年前の映画ですな。日活アクションとかその系譜になるのでしょうか。私はそこらへんよくわからないのですが。

続きを読む "映画『新宿アウトロー ぶっ飛ばせ』"

| | コメント (2)

2013/04/15

大野左紀子『アート・ヒステリー』

『アート・ヒステリー なんでもかんでもアートな国・ニッポン』(大野左紀子:著 河出書房新社:刊)読了。
前作『アーティスト症候群』(河出文庫)も面白く拝読した著者さん、私が読んだ2冊目の本です。

少し前に読了していて、感想も書きたいと思っていたのですが、ずっと書きあぐねていました。
自分のなかの課題に示唆を与えてくれる部分がたくさんあって、それをうまくすっきりと、なおかつブログ程度の分量の文章でどう書いたらいいか、書きあぐねていました。
だから、ほんとは、こんなところでグダグダ私が拙い感想を書くより、多くの人に「(できたら前作『アーティスト症候群』とセットで)読んで!」と伝えたい本でありますが。ま、とりあえずのところで感想を書いてみます。本書の内容紹介というより、本書を読んで考えた事、をメインにします。(ホントに読んでみて下さいな)

まず最初に自分のスタンスから書かなきゃいけないかと。私は「アーティスト」ではありません、ただ、インディーズバンドのライブ行ったり、知人関係の展覧会に行ったり、ややアート界隈には身を置いていると思います。こうやってブログを書いているのも、「表現欲」の表れでしょう。

私は美術史にはまったく疎いです。そして、あまりそっち方面についての知識欲はないのですが。
ただ、私は現代人のメンタリティの変容といったものに興味を持っています。そして、残念だけど、私は私を取り巻く現世に対して、少し「生き辛いなぁ」と感じています。そして、どうしてそうなってしまったか、知りたいと思っています。

ま、ひとことで言えば「自意識こじらせ系」ですかね?あたしって。

著者の前作『アーティスト症候群』もそういった動機で手に取りましたし、本書も同じ動機で手にしました。そして色々面白かったです。

本書の構成は以下のようになってます。

はじめに-アート島から漕ぎ出して
第一章 アートがわからなくても当たり前
1.ピカソって本当にいいですか?
2.疎外される「わからない人」
3.アートの受容格差
4.「美術」はどこから来たのか
第二章 図工の時間はたのしかったですか
1.芸術という「糸巻き」
2.日本の美術教育
3.夢見る大人と現実的な子ども
4.問い直される理想
第三章 アートは底の抜けた器
1.液状化するアート
2.空想と現実の距離
3.村上隆の「父殺し」
4.アートの終わるところ
おわりに
あとがき

『アート・ヒステリー』と「アート」している人たちにはずいぶん挑発的な、ケンカを売ってるようなタイトルがついていますが。

なんでもかんでもアートとして持ち上げてみたり、判で押したようなアートへの賞賛、期待が共有されている場面などを目にすると、アート(集団)ヒステリーとでも呼びたくなる。が、私がこの言葉に込めたい意味はそれだけではありません。
(中略)ラカンは、ヒステリー者とは「私はあなたにとって何なのか?」「<女>とは何か?」という問いを発し続ける者であるとしました。(中略)つまり大きく捉えればヒステリー者とは、他者との関係において自らの位置を問うことを止められない者の総称です。
そこからすると、「アートとは何か?」「社会(あるいは人間)にとってアートは何なのか?」という問いを延々と発し、それによって、アートを「社会から欲望されるもの」「謎めいたもの」として維持し続けようとする姿勢は、アート(についての)ヒステリーと言ってよいのではないか。(本書9p「はじめに」より)

という事であるようです。(なんか本書の文章って、一部を抜き出そうとすると、意味がするりと抜け落ちそうな感じがするなぁ)
『はじめに』の副題に「アート島から漕ぎ出して」とあるように、近現代のアートシーンを少し遠くから眺めてみようという試みであるようです。

前著『アーティスト症候群』にあったような、「芸能人アーティスト」を皮肉たっぷりに分析して見せる、というような、解りやすい“毒”は本書では影を潜めています。そのぶん、もっと深いところ、そして何より他者ではなく、“私・たち”に、その毒はボディブローのように効いてくる心地がしました。

続きを読む "大野左紀子『アート・ヒステリー』"

| | コメント (2)

2013/04/08

新アニメ『波打際のむろみさん』

さて、春アニメも始まっとりますが。『波打際のむろみさん』ちゅうのを見てみました。博多弁(&小倉弁)アニメというんでちょっと興味も持って。原作は8巻まで出てるのかな?全巻はまだだけど、アニメ化の話を知ってから最初の方をパラパラと読んどります。

アニメで方言、ちゅーのはなかなかに難しいと思っとります。「方言指導」まできっちり入れて声優さんに演技つけるまでコストはなかなかかけられないと。
大阪弁、あたりまででしょうかね、普通にアニメでもあるのは。あれもたぶんほんとの現地で話されてる「生の」大阪弁っちゅーより、アニメとかドラマのための「様式化」されたというか、「最大公約数」的な大阪弁のような気がしますが。まぁ、自分は関西系ではありますが、大阪は行った事ないのでほんとの「生の」大阪弁ちゅうのはよくわかりませんが。

『波打際のむろみさん』は博多と北九州出身の声優さんを起用し、博多弁と小倉弁を劇中で使うっちゅう方式のようであります。
まぁもちろんどれだけ「生の」地元弁を話せるかというのは、なかなかに難しいと思いますが。声優さんたちだって少なくとも数年前から東京住まいでしょうし、地元の訛りを消すのに苦労した時期もあったでしょうし。

ま、方言ちゅーのはいっぽ間違えれば地元民には違和感アリアリ、他県民にはいっちょんもワカラン、となりそうでもありますが。でもそういうのも挑戦して欲しいなぁと思ってはおりますが。
いや、原作本にもチラッと書いてありましたが、「方言」というのは「自分語」であり、それぞれの個人史によって微妙な違いがあり、だから「標準語」じゃなくて「方言」とこられると、例えそれがどんなにリアルなものであっても、どこか違和感を感じさせられるものかもしれません。そういう意味でまぁ「関西弁」はある程度は「標準語」のように「様式化」された部分があり、だからアニメやドラマの「関西弁」はある程度違和感なく受容されるものかもしれません。いや、あたしは関西人じゃないけど。

まぁ私が好きな寺山修司の例を上げると、寺山修司は青森弁が特徴ですが、あの青森弁は現地の人からすると南部弁と津軽弁が混じっていて、違和感を感じさせるそうですが(博多弁と小倉弁が混じってるみたいなものかな?)。でも、幼少時青森県内を転々とした寺山的にはそれも自然とか(という演技で偽青森弁を御当人は喋っていたかもしれませんが)。

えと、閑話休題。第1話の感想など。
(以下ちょっとだけネタバレするかも)

続きを読む "新アニメ『波打際のむろみさん』"

| | コメント (2)

2013/04/05

万有番外公演『アリス・イン・アンダーグラウンド』

昨日は八幡山ワーサルシアターで演劇実験室◎万有引力◎番外公演 ヘヴィロック音楽劇『Alice in UnderGround』を見てきました。初日になります。

ワーサルシアターは初めて行く場所。八幡山自体初めてかなぁ。京王線で八幡山で下車して。ワーサルシアターの場所を確認してから手早くメシを食える場所を…と探したのですが、ちょっと見当たらず、お弁当屋さんで握り飯を買いこんで、入場。

ワーサルシアターさんは地下にあるのですが。オープンエアなホワイエみたいな場所があります。そこでもう俳優さんたちが蠢いていました。本公演で最近はそういうのはあまりやらなくなったのですが、万有独特の(かどうかはよくわからないけど)スタイル。劇場内に入ると舞台上で俳優さんも蠢いていて。

ややあって開演。

続きを読む "万有番外公演『アリス・イン・アンダーグラウンド』"

| | コメント (0)

2013/04/01

再見『月はどっちに出ている』

京橋のフィルムセンターで、崔洋一監督自選作特集をやっていました。
3月30日、土曜日は、『月はどっちに出ている』の上映があったので、見てきました。
内藤陳・日本冒険小説協会会長ご出演という事で。

内藤陳会長は一昨年の暮に逝去され、日本冒険小説協会も去年3月の全国大会をもって解散しました。
日本冒険小説協会は毎年、3月の終わりか4月の頭の土曜日に年に一度の全国大会があったのですが。だから、もし今年も全国大会があったとすれば、その日はたぶん3月30日だったかなと。その、全国大会があったかもしれない日に会長ご出演作の上映がある、それも何かのご縁かなぁと思って見に行くことにしました。

私は不肖の元・日本冒険小説協会会員で、会長ご出演作でも未見のものがあるのですが。ただ、『月はどっちに出ている』は封切りで見てます。お話はほとんど忘れてしまったのですが、とても面白い映画だったという記憶はあって、だからもういちどスクリーンで見られる機会があって、そういう意味でも嬉しいことです。

いつもの通り上映時間ギリギリでフィルムセンターへ。まぁ一服するぐらいの時間はあるだろうと喫煙室に入ったのですが、そこにいらした方から、もうすぐ一杯で入場締め切るだろうという話を聞いて、煙草も吸わず上映室へ駆け上がりました。無事に入場できました。ただ、ほとんど席は一杯でしたが。最前列が空いていました。デブ的に奥の席に行くのは周りに迷惑なので、よかったなと。

入り口のところで崔洋一監督が入ってくるお客さんにご挨拶していらっしゃいました。なんかとてももったいない感じがしました。私は崔洋一監督のファンとはとても言えない、全作品見てないどころか、代表作とされているものでも未見のものがある、のですが

上映前に崔監督のご挨拶があって、それから上映。

続きを読む "再見『月はどっちに出ている』"

| | コメント (0)

« 2013年3月 | トップページ | 2013年5月 »