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2012/11/11

『ねらわれた学園』

昨日は『ねらわれた学園』を見てきました。軽く感想など。
封切り映画を見るシヤワセは格別ですな。

『ねらわれた学園』、眉村卓の原作小説は恥ずかしながら未読です。
そして、映像化された作品は確か「少年ドラマシリーズ」のを見てると思います。これも大昔なのでほとんど記憶がありませんが。超音波が聞けるかどうかってネタがあった作品がそれじゃなかったかと思うのですが。

ま、そんなスタンスで。つまりあまり知らない状態だな。

なんていえばいいのかな、一言でいえば「甘酸っぱい青春の恋の物語、SF風味」でしょうか。そんなおはなしでした。

登場人物たちは中2ぐらい?絵柄を見るとなんとなく高校生ぐらいかなぁと思いましたが。
春。新学期、新学年。転校生がやってきます。そして秘かに進行する謎のたくらみ、その帰結は?そして少年少女たちの恋の行方は?、という筋立ての作品でありました。

えと、まず、とりあえず、本作鑑賞時の注意点としてまず書いておきますが。
エンドロール始まっても席を立たず最後まで見るよーに!
であります。(いや、いらっしゃったので)

(以下、少しネタバレ的な部分もありますのでご注意)

『ねらわれた学園』、画づくりがとても素敵な映画でした。

舞台は江ノ島あたりでしょうか。緑があふれていて、きれいな海。坂道が多いのかなぁ、あそこらへんは。そういった風景がとてもうつくしく描かれていました。冒頭の舞い散る桜の花びらも印象的。

なんか江ノ島あたりが舞台っぽいアニメが多いように思います。『イカ娘』とか『つり球』とか、未見だけど『エルフェンリート』とか。いいところなんでしょうね。私は、江ノ島は2回ぐらい通りかかった事ありますが。

そそ。ひょっとしたら、坂道の多い風景は、『ねらわれた学園』を実写映画化した大林信彦の「尾道三部作」へのトリビュートだと思うのですが。いや、大林信彦の『ねらわれた学園』は尾道が舞台かどうかは分からないのだけど。

画面の演出として光があふれているのが印象的でした。ほとんどのシーンにレンズフレアとか光のエフェクトが使われているといって過言ではなかったかと。キラキラしていて。そういう光あふれる映像演出。物語の季節も春から夏にかけての光あふれる季節でしたし。

そしてセピアがかった(色調というより「空気」が)、どこか懐かしさを感じさせる画面。
暗闇の映画館の、そこだけ光に溢れたスクリーンを見ていると、何だか夢を見ているような心地になりました。

バトルシーン(と呼んでいいのかな?)なんかもありますが、それは血腥いものではなく、ファンタジックな演出になってました。

敵役もそうあくどいという印象もなく。なんて例えればいいのかなぁ…、『新世紀エヴァンゲリオン』の渚カヲルっぽい印象です。彼がピアノを弾くのもカヲルに似ているかな。いや、エヴァでカヲルがピアノ弾くシーンはあったかな?いや、『ヱヴァQ』の予告はピアノがフィーチャーされていたか。

そして思春期の、淡い恋のおはなし。幼馴染に抱く恋愛感情、しかしそれを表に出せず、ツンデレというか、好きな幼馴染に暴力的に振舞うヒロイン。その幼馴染は自分の気持ちに気づいてくれないばかりか(しょっちゅう暴力振るってるから当たり前だけど)、他の女の子が好きになってしまっていて、その切なさに今にもはちきれそうなヒロイン。そしてその謎の転校生に一目ぼれするヒロインの友だちの少女。その恋のゆくえ。甘酸っぱいです…。

しかし、オリにはこんな青春無縁だったヨォ…(涙)

SFネタ的にはメインは時空ネタと超能力ネタなんですが。あたしはちょっと時空ネタは苦手なので…。どうも頭がややこしくなってしまって。うまくは飲み込めなかったかな?
だから「まどかマギカ」なんかも、とても面白かったけど、あの作品もコアは時空ネタなので、とことんはのめりこめなかったです。
そしてこの謎の計画、コンセプト的には「人類補完計画」ぽくもあるかなぁ。つか本作の原作のほうがずっと前ですが。

携帯を巡るあれこれは、たぶん、本作の本筋と絡めて、ある種の「コミュニケーション論」と理解すべき部分かなぁ。これはあまりよく分からなかったけど。
しかし、携帯出なきゃ合いに行けばいいと突っ込みたくなりましたが…。いや、今の若い衆にとっては「携帯に出ない事=会うことも嫌」というサインかもしれないけど。

おはなしの流れでどさくさ紛れにスク水セーラーっちゅう、なんかえれぇマニアックだけどあたくし的にはちょうストライクな衣装が出てきたり。どうも靴下をガーター留めにしているらしいおにゃのこが出てきたり。中学生でガーター…(じゅるり)。
季節的には春~夏が舞台なので、メインのおにゃのこふたりの水着シーンもありましたよ。ふたりともかわいらしいビキニだったりして。体つきもちょうどいいくらいに生々しくていい感じ。
ヒロインのパジャマシーンも、襟ぐりから肩が落ちてまたちいとエロかったです。胸当たってふたりがあせるシーンもあったし。
そういったちょいエロ方面もちょうどいい感じに甘酸っぱかったです。

なんか『ルパンⅢ世 カリオストロの城』っぽいシーンもありましたが。敵役が渚カヲルっぽいとか、風景が坂が多くて尾道を思い出すとか、そういった「トリビュート」ネタがちょっと散りばめられているのでしょうか。もっとアニメとか映画の知識があればもっと気がついたのかなぁ。

舞台になる学園はちょう綺麗。私立のエエトコなんでしょうか?音楽室にはグランドピアノが何台も、チェロとかも何本も備えてあって。
女子の制服はセーラー服なんですが、セーラー服の後ろ襟の四角いところ、星が片方だけあしらわれてるデザイン、好きです。

そ、ほんととてもうつくしくつくってありました。
そして、先に書いたように、観ているとまるで夢の中にいるような心地になる映画でありましたよ。楽しいひとときを過ごしました。

ああしかし、やっぱりあたしにはこんなキラキラした青春なかったなぁとも…。

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