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2012/10/29

LDゲー『ROAD BLASTER』

自転車創業『ロードブラスター(Windows/X68030/60版』を買ってみました。
アーケードゲームだった『ロードブラスター』をできる限り忠実に移植した作品だそうです。
(Xなんちゃらという表記があったので、最初XBOX版かと思いましたが、シャープの古いPC、X68000シリーズの製品の事でした。勘違い。でもほんと動くのかしら、つかこのゲーム、メディアはDVD-ROMだけど、X68000シリーズに対応したDVDドライブってあるのかしら?)
個人的に思い出深いゲームです。で、しばらく前にこの自転車創業さんのWindows版の存在を知って、「買ってみようかなぁ。でも、買うほどじゃないかもなぁ」と悩んでいたのですが。
しかしどうも10月いっぱいを以って『ロードブラスター』は販売終了になるようで(版権が切れるのかしら?)、やっぱ買っておこうと思って、秋葉原のナツゲーミュージアムさんで買いました。

『ロードブラスター』、いわゆる「LD(レーザーディスク)ゲーム」と称されるジャンルのゲームのひとつ。もう大昔に姿を消したタイプのゲームですが。
LDゲーム、ゲームを始めるとレーザーディスクのアニメとかの動画が流されます。
んで、時々、操作を要求するシーンが現れます。その時、画面の指示に合わせて(指示の出ないオニ仕様のものもあったかと)、ジョイスティックをある方向に動かしたり、ボタンを押したり、表示された選択肢を選択します。
それが正しければそのまま進行、失敗すればやられシーンに切り替わり、自機を1機失うとかペナルティーがあります。このやられシーンにさくっと切り替わるのが、LDのランダムアクセス機能を活かした部分です。LDゲームのミソ。
このやられシーンを面白く作ってるのもあって。わざとミスってやられシーンを見るのも楽しかったです。

まぁ基本、どのシーンでどう操作するか憶える(時々左右反転とかありますが)、いわゆる「覚えゲー」です。
そういう事もあってか、1ジャンルは成していたけど、メインストリームになることはなく、ゲーセンの片隅にちょっと置かれてるぐらいでした。

『ドラゴンズレア』『タイムギャル』『宇宙戦艦ヤマト』『サンダーストーム』そしてこの『ロードブラスター』ぐらいかなぁ、遊んだ記憶があるのは。あ、あと、実写物の野球拳も遊んだことが(汗)。最後まで行ったのは『タイムギャル』『サンダーストーム』『ロードブラスター』ぐらいか。『タイムギャル』は主人公の女の子可愛いし、やられシーンも面白く作ってあるし、いっとう好きだったです。

そして『ロードブラスター』はいっとうやりこんだゲームでした。ノーミスクリアまでやれるようになったかなぁ。ただ、私が行っていたゲーセンに置かれていた『ロードブラスター』はオリジナルのハンドルつき筐体ではなく、『サンダーストーム』の筐体を流用した操縦桿つきの筐体で、操作がそのぶん簡単だったせいかと思います。(後にオリジナルのハンドルつき筐体で遊んだこともありますが、さっぱりでした)

『サンダーストーム』と『ロードブラスター』は「照準」という要素がありました。それをユニークに感じたと記憶しています。
『サンダーストーム』は自機が武装ヘリで、ミサイルとかを照準を合わせて撃つ仕様だったかと。『ロードブラスター』はハンドルで照準を合わせてアクセルを操作して、敵の車にぶつけたりするようになっていました。これが画期的と感じた部分です。単純にレバーとボタンを操作するLDゲーと比べてね。もちろんこの狙う場所は決まっていて、これもまた「覚えゲー」ではあるんですが。

LDゲームが存在したのは何年間くらいだったかなぁ。気がつけば姿を消していたって感じです。ただ、わたし的には一番ゲーセン通いにはまっていた頃が全盛期なので、そのぶん思い出深いです。

あのころ、ゲーセンで出会った『ロードブラスター』、めちゃくちゃかっこよかったです。
「アドバタイズ」って呼ぶのですか、プレイしてない時のデモ画面。このゲームのバックストーリーの描き方、良かったです。

主人公は新婚ほやほや。ふたり車でハネムーンに出かけるところでしょうか。主人公に寄り添う花嫁。そこ現れた『マッドマックス』みたいな悪党の車。ふたりの乗った車は突き落とされ爆発炎上、花嫁の髪を飾っていた一輪の花が飛びます。地面に落ちたその花を踏みにじる敵役の女ボス(このボスが聖子ちゃんカットなのは時代かと)。彼らが立ち去ったあと、よろよろと立ち上がり、踏みにじられた花を手に涙する主人公。そして、フルチューンされた改造車を(ボンネットの上にシリンダヘッドが飛び出してます)駆って復讐に乗り出す主人公、と。
1~2分くらいのショートムービーですが、まったく台詞なしでもバックストーリーがよくわかり、ゲームへの没入度もとても上がります。唸るギターサウンドもあってとても燃えます。よい演出だったかと。

内容としては『マッドマックス』みたいなバトルカーチェイスです。フルチューンされた愛車を駆ってヒャッハーな暴走族集団をやっつけていきます。
ヤクでもやってるのか、連中は命知らず。走行中の主人公の車に飛び乗ったりさえします。
走る場所も普通の道路だけじゃない、スクラップ置き場はまだ序の口、下水道、桟橋、ホテルやビルの中にさえ突っ込みます。その迫力。

お遊び要素もあります。初代『マクロス』のオペレーター三人娘がモブで出たり、『ウルトラセブン』のポインターがチラッと出たり。
そして360度横ひねり回転ジャンプとか、同じく360度縦回転ジャンプとかはあの頃の映画が元ネタじゃないかしら。

ま、そんな感じのゲームです。楽しみました。

しかし、なぜか謎設定なんですよね。『マッドマックス』みたいに荒廃しきった世界が舞台じゃない。現代の、ふつーの世界。なのにそういう暴走集団がいるのに警察も軍隊も乗り出してこない。しかもその暴走集団は武装ヘリまで持っているらしく。
なんかそういう世界観の裏事情を空想して楽しんだりしてました。筆が立てば同人小説でも書いていたかもしれないです。

『ロードブラスター』、家庭用ゲーム機版も何種類か出たようですが。私はメガCD版を持ってました。もちろんメガCDの動画再生能力なんてしょぼいもので、すぐ飽きてしまったんですが。
そして今回、やっとWindows版でオリジナルに近い画質でプレイできるようになった次第。

しかし、ほんと、もうあきまへんな。昔はノーミスクリアまでできてたのに死にまくり。「こういうやられシーンがあったのか!」と驚くのは、つまり、昔ならぜったいミスしなかったようなところでもミスしてしまうって事ですな。

自転車創業さんのサイトでこのゲームのパッチが配布されてるんですが。それに同梱されてる別verの?ゲームプログラムを使うと自機無限モードが設定できます。それで何とか最後までクリアできました。この別verもちょっと謎で、このゲームオリジナルとは選択シーンが若干変わってるみたいです。どっちがゲーセン版オリジナルになるのかわからないのですが。

ゲームクリア後、こんどはインストールDVD内の動画を直に見てみます。特にプロテクトなんかはかかってないらしく、見る事ができました。
普通に順繰りに再生すればゲームオーバー~アドバタイズ~ノーミスクリア状態の各ステージのアニメ~やられパターン各種って順番で視聴できます。ゲームとして楽しむより、こうしてアニメ部分だけ見て楽しむ方が多くなるかなぁ。

お値段は3千円弱、そのお値段以上の十分な値打ちのある、買ってよかったソフトでした。
ほんと、10月いっぱいで販売終了するそうなので、ご興味のある方はお早めに、であります。(AMAZONでの取り扱いは終了した模様です)

そして、このソフトを買いに行ったナツゲーミュージアムさんもまた、大昔遊んだゲームがたくさんあって、懐かしい場所でした。「こんなゲーム、あったなぁ」って久しぶりに思い出したりして。昔さんざん遊んで、けっこうステージ進めたゲームも、1ステージもクリアできなかったりして、ほんと30年近い時間が流れたのだなぁと感慨しました。

遊んだのは500円だけだけど。昔はいっぺんに何千円も使って、大事なお金も使いこんで、ふと我に返ってどうしようって真っ青になった記憶もありますが。
そう、あのころ。もし私に青春と呼べる時期があったとしたら、それはフルスウィングでゲーセンに投げ捨ててきました。

タイムマシンがあればあの頃の私に会って、思いっきり説教してやりたい気もしますが。
「じゃあ、どうすればいいんだよ!」と訊かれたら、返す言葉はないような気もします。

あのころは人付き合いも苦手で(今も得意じゃないけれど)、ゲーセンに引き篭もっているような状態でした。垂れ込めてピコピコゲームするのが心の慰めでした。
ま、ゲーム仲間でも作ればまたそれで人生が開けたかもしれませんが。

いや、まぁ…。

そういうわけでほんと久しぶりに夢中で遊んでたゲームを楽しんだおはなしでした。
自転車創業さんから出てる『サンダーストーム』も12月いっぱいで販売終了とか。
どうしようかなと悩んでます。

『タイムギャル』もまた遊びたいなぁ。3千円ぐらいなら…

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