イメージフォーラム映像研究所2011年度卒業制作展
金曜日はイメージフォーラム映像研究所2011年度卒業制作展のAプログラムを見てきました。
毎年行っていてなるべく全プログラム拝見したい卒業制作展ですが、今年は某全国大会に重なってしまったので、見られるのはこのプログラムだけになりそうです。
イメージフォーラムも久しぶり。
今回拝見したのは
「Staring into space」(きしもと ともえ/ビデオ/9分)
「たくじさんの宿」(川原理子/ビデオ/33分)
「もうアイドルなんかならない」(三木はるか/ビデオ/25分)
「Vanitas」(佐藤友里子/8ミリ/7分)
の4作品でした。
卒展という事で、皆さん、イメージフォーラムの生徒さんとしては初めてあたしみたいな第三者に作品を公開する機会。
面白い作品にもけっこう当たるので、好きです。
プログラムはこちら。
ご興味のある方はゼヒ、であります。
今回拝見した作品についてちょっと書いてみます。
「Staring into space」
ぼやけたような画像と重低音が通奏されて響くサウンド。
抽象的な作品でした。
(抽象的な作品はうまく言葉で書けないのですが…)
「たくじさんの宿」
もうすぐダムのそこに沈む小さな温泉街。
作者さんお気に入りのそこの小さな温泉宿。
その主のたくじさん。
それをモチーフにした、朴訥とした、個人映画らしい、ドキュメンタリーでした。
「もうアイドルなんかならない」
三木はるかさんの作品は去年も拝見したかと記憶しています。専科の方になるのかな?
前回はちょいと自虐的なセルフドキュメンタリー。
今回の趣向は作者さんと彼氏さんに、あるオシャレなテレビ番組出演のオファーがかかって、その顛末をメインにしたもの。
それにアイドルになった自分のイメージ映像とかを加えて、またまた自虐がかってコミカルな作品に仕上げていました。
「Vanitas」
これもイメージ、印象の作品。
こちらは具象ですが、イメージ映像が流れて。風船とか女性とか海月とか。
8ミリ作品です。8ミリの、うっすらとぼやけた、記憶のような、夢のような、そういう画質を生かした作品だったかと。
8ミリが消えつつある今、貴重な作品であります。
ほんとうに今年は1プログラムしか見られなくてとても残念ですが。
拝見できてよかったなと。
ほんと、もしご興味がわいた方はゼヒ、でありますよ。
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