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2011/11/28

日比谷カタン/水島結子 ジョイントライブ

土曜日は西荻のサンジャックさんで「日比谷カタン/水島結子 ジョイントライブ」を見に行ってきました。

日比谷カタンさんと共演の水島結子さんは琵琶奏者であります。ちょっと物珍しいので興味を持って見に行くことにしました。
琵琶のライブは数年前、無力無善寺だったかな、1度だけ拝見した事があります。どのお目当ての方の対バンだったかは忘れましたが。女性おひとりの弾き語りだったと記憶しています。

しかし、まぁ、いろいろご縁があってサンジャックさんは良く行く場所でありますな。
先日は青葉市子さんのソロライブに行ったし。

最初が日比谷カタンさん。

ちょっと聴き慣れない、多分、和風を意識したっぽいイントロから『畸形認メ申ス』が最初の曲だったかな?時代劇カヴァーなど。あと、『逆抵牾参る』のフルverなど。『逆抵牾参る』は18分弱と長い曲だけど、たとえば日本の三味線を使う長唄『明烏夢泡雪』はフルに演ると1時間くらいだそうですな。これもまた以前に日比谷カタンさんと共演された三味線奏者の方のお話からの受け売りですが。

お次が水島結子さん。おひとりかと思っていたのですが、後藤幸浩さんとおっしゃる方とデュオ。後藤さんは薩摩琵琶とギターでした。ギターと琵琶のデュオというのも珍しいかと。

水島さんがお使いのが、ライブ中のMCとあとからWikipediaを調べると筑前琵琶というタイプのようです。筑前琵琶は比較的歴史が浅く、明治中期に既存の琵琶を改良して開発されたものとか。

後藤さんがお使いの薩摩琵琶と比べると、ギターとかで言えばフレット(琵琶では“柱”と呼ぶそうですが)が薩摩琵琶が4つ。筑前琵琶が5つみたいです。あと、薩摩琵琶は弦が4本ですが、筑前琵琶はギターで言えば1弦が2本の複弦になってて、5弦になってます。(この解説で正しいのか?)

私、フレットって凄い発明だなと思ってます。いや、ま、ライブハウス通いを始めたころはよく解らなくて、「フレットが欠けて弾けなくなった」っていうミュージシャンさんのMCが解らなかったりしたものだけど。
弦楽器で弦を押さえる位置はとても微妙なもの。『響きの科楽』って本によると1ミリ違うだけで駄目なそうで。それをフレットである程度抑え方がいい加減でも一定の音階が出せるってのは凄いアイディアだなぁと思います。いつごろ、どこの誰が発明したんだろ。

で、琵琶もフレット(柱)を持っているのだけど。でも琵琶のフレットは下駄の歯のように高いです。で、弦をぐっと押し込むことで微妙な音程が出せるとか。その分演奏は難しいのでしょうが。

たぶん、フレットが発明された当初は音程を安定させる役目だったんでしょうが、たぶんそれが伝播する間に、その逆方向に、特定のフレットを押えながら音程が変えられる仕組みに変化したのではと思うのだけど。どうかなぁ?

撥も変わってます。ポピュラーな三味線の撥よりもずっと大きく、文房具サイズの三角定規の直角二等辺三角形の奴をさらにずっと大きくして持ち手をつけたような感じ。

ボディは空洞っぽいですが、ギターみたいに薄板を貼り合わせた構造じゃなくて、中をえぐった?大きな木の塊のボディ本体にこれもまた厚めの表板をかぶせたような構造みたいです。サウンドホールは小さいのがふたつ空いていますが、そのサウンドホールに牛骨か角だかっぽい乳白色の埋め木細工がしてあってきれいです。あと、後藤さんの薩摩琵琶にはボディのテイルピースの上のところに絵が書かれているっぽいです。

琵琶の音っていうと、テレビとかで見た経験によると、「びょ~んびよ~ん」って印象がありますが、近くで聞くと打撃音も聞こえてきます。弦を叩くようにしてるのかな?ボディにはあまり打撃で擦り減った跡がありませんし。

演奏されたのは現代曲とそれから古典曲。『平家物語』の一節のダイジェスト版もありました。
水島結子さんたちの演奏のあと、日比谷カタンさんを交えて3人でセッション。それもまた面白く。

という方向で珍しい琵琶のライブ、楽しみました。

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