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2011/09/14

『超クソゲー1+2』

『超クソゲー1+2』(多根清史&箭本進一&阿部広樹:著 太田出版)読了。
『超クソゲー1』『超クソゲー2』をベースに、新規部分も加えての、干支をだいたいひと回りしたくらいでの復活、であります。

旧版はたぶん、『クソゲー』ブーム発祥となった本。年代的にはファミコン、スーパーファミコン、メガドライブ、セガサターン、プレイステーション世代のクソゲーが取り上げられています。

まぁまず私がどのくらいゲーマーだったかを書いときますか。ヴィデオゲームにはまったのは確か79年か80年くらい。ゲームセンターのゲームでした。87年あたりかなぁ、ファミコンを手に入れたのは、それから持ってたハードはツインファミコン(つまりディスクシステムもアリ)、メガドライブ(+メガCD)、スーパーファミコン、それからセガサターンをだいぶ経ってから(本書で紹介されていた『ときめきメモリアル』や『センチメンタルグラフィティ』を遊ぶために)中古で手に入れたぐらい。

96年だったかな?そのころパソコンを買って、自作パソコン行って、それを強めるのでゲーセン通いも家庭用ゲーム機もほぼやらなくなってしまって。だから知ってるのはスーファミ&メガドラ世代までなんですが(今はパソゲーを少し遊んでますが)。はまると思ったDSもゲームはあまり買わずに辞書とか路線図とか入れて実用品として使ってます。

まぁだからあまりゲームについて語る資格はないんですがね。
でも、書いちゃいます。

『超クソゲー1+2』は『超クソゲー』+『超クソゲー2』-α+追加原稿のようであります。

ところで、『超クソゲー』にはまってから、クソゲーブームが起きてから、『超クソゲー2』はもとより、クソゲー関連本もいろいろ出版され、私もけっこういろいろ買ったんですが。それも本棚がいっぱいいっぱいになっての処分とか引越しとかで全部処分してしまっていて、手元には残っていません。まぁその程度の愛読者っちゃその程度なのでしょうけれど。

なので、『超クソゲー1+2』の追加部分についての言及はネット上で見かけましたが、削除部分はよく解りません。「1」は「1+2」よりも、「2」も「1+2」と同じくらい厚い本だった覚えがありますので、削除された部分も多いとは思いますが(紙厚とかあるかもしれませんが)。例えば「1」には『超兄貴』のスタッフさんへのインタビューがあったと思いますが。それは削られていますか?ほのぼのとして暖かみのある記事だったので思い出したのですが。『超兄貴』の項もありませんし。「1」や「2」が手元にあって、比較できたらいろいろ面白かったと思います。

元原稿に少し手を加えて年代をアップデートした部分もあるようですが。この部分はまえがきあたりで元本の出版年を明記した上、当時そのままのほうが良かったかもしれないと思います。まぁリバイバル版を求めてる私と、今現在に初めて手に取るゲームファンでは意見が違うと思うし、私は後者の方を優先すべきかと思いますが。ただ誤字はもっと直しておいて欲しかったな…。

旧版に初めて出会った時のようなインパクト、ケタケタ笑いながら読む、ということはありませんでしたが、面白く、思い出しながら読めました。
あのころはゲーム屋に行って、本書で紹介されていたソダンやセングラを買ったりしましたが。そこまでの衝動は起きませんでしたが。

ここらへんのむちゃくちゃ面白く読めた部分はやっぱ、筆者さんたちのプレゼンテーション芸、ツッコミ芸にあると思います。
と学会の『トンデモ本の世界』がブームだったころ、と学会の方とお話しする機会があったのですが、「紹介された本、読んでみようと思うのですが」と言ったところ、「紹介された本を実際に読んでも退屈なだけ」と言われたことがあります。

と学会と同じく、「作者の意図している部分と違うところで着眼点を見つけて、面白おかしく語る」というかたちでゲームを紹介する、という芸だったと思います。
本書で紹介されているゲームを遊んでも、同じようなことになったのでしょう。実際に買ってみたソダンはすぐ放り出しましたし、セングラはいちおうはヒロインひとりクリアしたかな?ただもうそれでおなかいっぱいになって、あとはたまに「暗黒太極拳」見るだけでしたし。全ヒロイン攻略を隠しヒロインまで含めて全攻略した『ときめきメモリアル』と違って。

『トンデモ本の世界』が95年、『超クソゲー』が98年。そういう手法が現れ、流行した時期、だったかとも思います。だとするとその手法を活かして他ジャンルについて語るってのもあると思うのですが。そこまでは浅学にして解らないです。あと確か、本書の著者のどなたかがと学会員かその周辺の方だったと記憶していますが。

そしていよいよ新刊として『超クソゲー3』が出るようです。世代的にはドリームキャスト、プレイステーション2以降になるかしら?(あれ、そういえば「2」にドリキャスゲームも紹介されてなかったかな?類書と混同してるかもしれませんが)
また皆さんの「クソゲーハンター」藝を楽しみに待ちたいと思います。

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