« たまには私から告知(笑) | トップページ | 月刊みつばち涙Vol.8 »

2011/07/25

『ぴあ』最終号

110725_1

『ぴあ 11/08/04・18 合併号』。購入。これが『ぴあ』の最終巻になるようです。
ぱらぱらと見ただけですが。思い出深い雑誌でありました。
ただ、もうぱらぱらと見るだけってのが今のスタンスを端的ですけれども。

上京して初めて買った雑誌が『ぴあ』でした。なんて書ければかっこいいのだろうけど、それは憶えてないなぁ。でも『ぴあ』に憧れがあったのは確かです。カシコそうに言えば『ぴあ』的なもの、かな?
映画、コンサート、お芝居、イベント、etc。それが厚い週刊誌サイズで、細かい文字で、びっちりと詰まってる。「東京にはこれだけイベントがあるんだなぁ」と。

ま、しばらくすると故郷の方でも地方版の『ぴあ』が出ましたし、東京版の『ぴあ』も並んでいたのではないかしら?確かにおのぼりさんには地方都市の書店で東京版の『ぴあ』を売ることもいいことだったのではと。そして東京版の『ぴあ』も鳴り物入りで週刊化されました。

一時期、最新号の『ぴあ』をいつも鞄に入れていました。それは多分に見栄だったのでしょうが。それも地方出身者ぽい見栄。そう熱心に映画とかコンサートとかお芝居とか見ていたほどじゃないし。
『ぴあ』の記事でいちばん役に立ってたのは巻末の路線図だったかもしれないなぁ。

まぁもちろん『ぴあ』の持っていた機能はいちばんインターネットと親和性があったわけで。『ぴあ』も買わなくなってしまって。いや、東京暮らしのドキドキが薄れ、倦怠期になってきたのかもしれないけど。

『ぴあ』自体も、スケジュール一覧というよりは、もっと深く掘り下げて書くという本を『ぴあ』ブランドで出すようになったみたいですね。わたし自身はよく知らないのですが。

110725_2

『ぴあ』最終巻には付録として、『ぴあ』創刊号の復刻版がついていました。封を切るのがもったいないのでまだ中身は見てないのですが。

『ぴあ』の創刊は1972年とか。39年の歴史。長いといっていいか短いといっていいか。創業当時のスタッフは、定年なら、役員にならないのなら、入れ替わってるぐらいの年月という意味においては長いかしら。

この、創刊号の表紙イラストは、たぶん、創刊スタッフさんたち自分自身のお姿かなぁと思うのですが。自画像という意味ではなくて。「オレタチの雑誌」という意気込みが感じられるのですが。

んで、創刊が1972年ということで、以前読んだ坪内祐三の『一九七二 「はじまりのおわり」と「おわりのはじまり」』(文春文庫)をひっぱり出してきました。本書には巻末の2章半くらいのボリュームで『ぴあ』に関する言及がありました。創刊まもなくのころの坪内祐三の思い出なども。

ぴあ最終巻発売にあたって新宿紀伊国屋で表紙イラストなどの展示があったようですが。
本書によると新宿紀伊国屋の田辺茂一が『ぴあ』を応援していたそうで、そういうつながりがあったのだなとわかりました。
先日フィルムセンターで見た大島渚の『新宿泥棒日記』でも田辺茂一が本人役でご出演ですし、伝説の流し・マレンコフさんのドキュメンタリーでも田辺茂一が出てきましたし、偉大な人だったのだと思います。

というかたちで『ぴあ』の最終巻。
「ひとつの時代の終わり」とひとことで片付けようとすればそうなるかもしれないけど。

|

« たまには私から告知(笑) | トップページ | 月刊みつばち涙Vol.8 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« たまには私から告知(笑) | トップページ | 月刊みつばち涙Vol.8 »