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2011/04/18

万有公演『鉛筆のフォークロア』

昨日は笹塚ファクトリーで演劇実験室◎万有引力公演『テアトラルチュール幻想音楽劇 鉛筆のフォークロア-寺山修司の予告篇「さらば書物よ」の続編としての書物論遊譚-』を観て着ました。いつもの事ながら長い題名ですな。ふぅ。

笹塚ファクトリーでの万有公演は何度目かなぁ。もうすっかりお馴染みの場所ですね。

いつもの通り開演直前にお客さんを並ばせて一気に客入れ。
入場した時、ちょっと戸惑いました。もう慣れた笹塚ファクトリー、しかし、舞台と客席がいつもと逆になってます。普段は入り口奥が舞台、手前が客席なんですが。今回は舞台が手前、客席が奥。慣れた場所ですからそのぶんびっくり感も大きかったです。

舞台手前中央に横たわる俳優さん。万有公演は客入れ痔にもう役者さんが舞台を蠢いていたり、場合によっちゃロビーを役者さんがうろついていたりするのですが。

舞台装置が面白いです。舞台手前が堤防のようになっていて、舞台中央部が低くなっています。客席と同じ床の高さ。そこに真ん中と左右に少し高くしつらえられた通路。奥のほうは雛壇。舞台中央奥に通路。そのトンネルで雛壇部分は左右に分かれてます。トンネルの上にも上がれるようになってます。
そのトンネルの上に映写機が据えられていて、客席後方の大きなスクリーンに映像を映せるようになってます。

その通路の上部分に本の背表紙をモチーフにしたもの。その他書物らしいものが舞台装置として散在しています。

万有公演ではいくつかのステージを設けたり、客席を囲むようにステージを設けたり、つまり、観客が舞台をすべて見渡せないような舞台配置をすることもたびたびなのですが。これはその簡易バージョンと言うか。スクリーンを見ると舞台は見られないし、舞台を観ているとスクリーンは見られません。

ややあって開演。

公演スタイルはいつもの万有のように寸劇と語り、そして歌と踊りという構成でした。

寸劇パートは寺山修司の『絵本・千一夜物語』(私は河出文庫版しか持ってないのですが)を下敷きにしたもの。語りパートも寺山修司の評論系エッセイで読んだような記憶のあるものでした。書物論とか。
こういう創りかたは寺山修司の書物に親しんだ者にとってとても馴染める、面白いものでありました。

千一夜物語ということで、ベリーダンサーさんがご出演でした。客演になるのかしら?豊満な、肉感的な肉体。ベリーダンスはライブとかでたまに拝見しますが、そういうような感じの身体の方が多いような印象があります。

この、えぐってある舞台というのが面白いですね。万有公演とかでは高く造って2階建て、3階建ての舞台はよく拝見していましたが。こういう低く舞台を作るというのも面白いものです。こうして舞台の一部を観客の視線から遮断するという方法論としても。

正直に言うと、万有公演ものれる作品、のれない作品とあるのですが。今回はのれる作品でありました。なんていうのかな、雰囲気としか説明できないのですが、雰囲気も良かったです。

そいや傴僂男の歌、シーザーさんぽかったです。シーザーさんだったのかなぁ…。

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