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2011/02/28

『魔法少女まどか☆マギカ』第8話

『魔法少女まどか☆マギカ』第8話、「あたしって、ほんとバカ」の感想を少し。

(以下ストーリーに触れつつ書いていきますのでネタバレ注意)

まぁ今回もどとーの鬱展開ですな。そしてさらに新たに明らかにされる設定たち。確かに今回はキー回だったかと。

暁美ほむらの得物がはっきりしましたね。手榴弾とベレッタぽい自動拳銃。となると現代の個人用火器一般になるのかしら?そうだとすればアンチマテリアルライフルとか対戦車ミサイルとか出てくるかしら?出てきたら面白いと思うのだけど。

ここらへんの武器の強力っぷりは魔力に比例するのかな?巴マミの旧式の先込め式小銃、佐倉杏子の槍、美樹さやかの剣。だから各人の魔力もほむら>マミ>杏子>さやかかなと。杏子の槍とさやかの剣、どっちが強力かちょっと解らないか。
しかし、そうなると、魔法少女として強力なポテンシャルを秘めてる鹿目まどかの得物がどうなるのかな。まさか核兵器?

暁美ほむらがなぜ鹿目まどかが魔法少女になるのを阻止しようとするのか、その動機も明らかになりましたね。鹿目まどかをとても大切に思っているから、なんとしてでも守りたいと思っているからだとか。

私は、もうこれ以上「魔法少女商法」に騙される人が出るのを阻止しようとしている、とか、鹿目まどかは強力な魔力も持ち主で、強力すぎるから、「ワルプルギスの夜」に何らかの重大な副作用を及ぼす、とか。それこそ核兵器を持ち出してワルプルギスの夜は解決したけど、周囲は放射能汚染状態、とか。そんなのが動機かと思ってました。

実際は本当に単純に、ほむらはまどかのことが大好きってのが動機っぽいですな。っていうか百合?今まで押し殺していた感情が噴き出して、まどかの前で泣き崩れるほむらが愛おしいです。
しかしとなるとほむらはまどかといつ出会っていて、それだけの気持ちを持つようになったのかが疑問ですな。まどかはほむらの事を憶えていないようだし。

今回の鬱展開、そして次々と明らかにされる物語世界の設定、そしておはなし自体もとても楽しめたのだけど、ただ、一点だけ、とても重要なポイントと思いますが、どうしても腑に落ちない点がありました。

それは、何故ほむらはソウルジェムが濁りきると何が起きるか、さやかにきちんと説明しなかったのか?という事。

「このままだと死ぬ」程度の警告はしてたようですが。その前のキュウべえとのやり取りでソウルジェムが濁りきると何が起きるかほむらは知っているように描かれますし。そのくだりで何が起きるかほむらも知らないと描くのなら、また話は違うのですが。

ほむらが渡したグリーフシードで自分のソウルジェムを浄化することを拒否するさやか。しかし、ソウルジェムが濁りきれば何が起きるかさやかが知れば、さやかもソウルジェムの浄化に応じたかもしれない。

もちろんそれでもさやかはソウルジェムの浄化は拒んだかもしれないし、そのことに絶望しきったさやかは自分のソウルジェムを自ら砕くかもしれませんが。
ただやっぱそれは説明しないとちょっと話の進行がおかしいかと思います。ちょっとだけお話の組み立てを変えて、さやかはまったく聞く耳持たない状態で、話す暇なくその場を立ち去るとかだったら良かったかもしれないけど。

まぁ今回の話の流れを合理的に解釈しようとすれば…。実はほむらはとても独占欲が強い性格。だから、大好きなまどかの側に他の女がいるのが許せない。ほんとはさやかを排除したいのだけど。なのでさやかが自滅するor自分が倒すのは大歓迎だけど。でも、さすがにそれは気がとがめる。一応は助けるポーズはする、てな感じかしら?だとするとほむらはまさに鬼百合ですな。

つかほんと、ソウルジェムが濁りきればどうなるかもっと早くに警告してれば、さやかも魔法少女にならなかったのでわ?やっぱここらへんはご都合主義を感じさせます。

まぁ今まで見てきて何度かお話に突っ込みたい部分はあったけど。たぶん、シナリオライターさんも突っ込みどころはある程度自覚していて、時々ひょっこりと顔を出して、登場人物に説明的な台詞を吐かせる。それがこのシナリオライターさんのシナリオ作法っぽいですが。
まぁ、そういう突っ込みどころが発生しても何食わぬ顔をしてスルーしたりする人も要るようですが。そこらへんの作り手の自意識の持ちよう、面白いですな。

そして、観客は決して論理的整合性を作品に求めているのではない、エンターティメントを求めているのだから、お話に勢いさえあれば多少のツッコミどころも気にはなりませんが。

今回いちばん泣けた台詞は次回予告の杏子の台詞です。たぶん、死亡フラグだと思いますが…。もともと杏子は親が宗教家、だから彼女も人を救いたいという思いは強いのでしょう。ただ、生き延びるためにそういう気持ちは今まで押し殺して、冷酷に振舞ってきたのでしょう。その冷酷さのメッキが剥がれてきている。たぶんそれは杏子を危地に追いやるかと。しかし、本来の暖かい自分に戻ることと引き換えに死を受け入れる覚悟を決めるのかもしれない、杏子は。

本作はたぶんあと4話。あと1~2話でさやかを巡るおはなしは決着。そしてワルプルギスの夜を迎えるのでしょう。たぶん、その時はさやかと杏子はいないかと。ふたりが和解して、さやかの気持ちも安らかになって、できたらふたり抱き合って、仲良く昇天という感じでお話を進めて欲しいものですが。

しかし、ちょっと前にほむらが「2週間後にワルプルギスの夜が来る」みたいな台詞を言ってましたが。だとすると「まどか☆マギカ」のお話しって、たぶん1ヶ月弱くらいの期間のお話しなんですよね。ほんのひと月で今まで歩んでいた人生がまったく狂ってしまう。そう考えると人生ってはかないなーと思ったりもします。

さて、次回もまた鬱展開なんでしょうな。
それを楽しみにしている自分がちょっと嫌かもしれない…。

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