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2011/01/15

新アニメ『フラクタル』

今期の新アニメ、今度はノイタミナ枠の『フラクタル』を見てみました。
原案は東浩紀さんとか。

大ファンなインディーズミュージシャン、日比谷カタンさんのライブ&トークショー企画「対話の可能性」の東浩紀さんがゲストの回で、『フラクタル』のお話もちょっとありました。合宿のエピソードとか。んなので、これは見とかないといけないでしょう、ヒトとしてって感じでちょっと見てみました。

冒険活劇もののようです。冒険活劇は好きです、あたし。

冒頭、崖の上の一軒家、主人公の?クレインという少年が両親とペットの犬と一緒に暮らしています。でも、変です。両親と犬はシュールで抽象的なオブジェみたいに描かれてます。彼が出かけるフリーマーケットでも、そのオブジェみたいな姿の人物と、きちんと人の形をした人物とが混在しています。

冒頭のクレイン少年が両親と朝食をとるシーンの会話も不思議。父親は5年前まで貿易の仕事をしていたけど、今は引退して悠々自適の暮らしをしていると語るのですが。父親と同居なら母親もクレインもそのくらいのことは知ってるんじゃないかしら?

で、とりあえず1話で自分なりに解った世界観ですが。

まず、「フラクタル」というネットワークが世界を覆っている時代のようです。劇中の時代設定は良くわからなかったのですが、どうやら「フラクタル」は22世紀にできたようです。
また、「拡張現実」が存在しているようです。『電脳コイル』みたいに現実の風景とCGが分け隔てなく混在している。で、どうも、CGの人物は「ドッペル」と呼ばれているようです。そして、今クレインと暮らしている?クレインの両親はドッペルとしてクレインと一緒に暮らしているみたい。『電脳コイル』では、その「拡張現実」世界で生きるには「電脳メガネ」というツールが要りましたが、『フラクタル』では要らないみたい。たぶん、脳とネットワークを直接繋ぎ、「電脳化」しているのだと思いますが。

また、社会制度的にはベーシックインカムが全面的に採用されているようです。その制度の下、基本的な生活費は働かなくても支給されているようです。だからクレインの父親も今は働かずに悠々自適の暮らしみたい。

そして、そういう環境の下、人々は何モノにも縛られず、自由気ままの生活を好み、またそれが可能になっているようです。だから、「家族」すらも人を縛るものではなく、クレインの両親も実体は別々に暮らしているのかな?だから父親が5年前に仕事をやめたというのも母親もクレインも知らなかったのかしら。そして、パートタイム的にというか、片手間的に「家族」をやってる。

まぁ、そんな世界観のようです。(私の勘違いもいろいろあると思いますが)
さて、第1話のおはなしは。

クレインは昔の電子機器のコレクションをしているようです。で、何か面白いものはないかとフリーマーケットに出かけます。
そこでは違法の?「データ麻薬」も取引きされているみたい。『電脳コイル』に出てきたネットのバグやなんかを不正使用するツールみたいなものもいろいろ存在するのかな?

その帰り、クレインは『風の谷のナウシカ』に出てくるメーヴェみたいな飛行機に乗った少女が、Futuremarkの3Dベンチマークに登場するような飛行船に追いかけられているのを目撃します。彼女はクレインの姿を見かけると、飛行機から身を躍らせます。クレインは彼女を見つけ、家に連れて帰ります。
彼女の名はフリュネ。ちょっと世間はずれした言動は育ちの問題かな?それともアンドロイド的な何かなのかな?キーアイテムらしい青い丸い石のはまったブローチを着けてます。

フリュネを追ってクレインの家までやってきた飛行船の追っ手。お下げのチンチクリンの金髪少女と、『ブルースブラザーズ』(いや、『練馬大根ブラザーズ』か?)みたいな凸凹コンビ。

その3人組をかわし、礼拝堂跡に逃げ込んだ二人。しかし、翌朝目を覚ますとフリュネはいなくなっていて、そのフリュネのブローチだけクレインの手に残されます。
で、そのブローチを調べるクレイン、するとまた少女がひとり現われて…。というのが第1話でした。

その、あとから現われた少女は状況からしてたぶんドッペル。あのブローチにデータとして封じ込まれていたか、それともあのブローチをキーとして呼び出される「フラクタル」上のデータかと。とするとドッペルは抽象的な姿だけではなく、普通のヒトガタをとることもあるのか。

ま、少年が主人公の冒険活劇物のしごくまっとうな第1話だろうなと。ボーイ・ミーツ・ガール。ガールがふたりなのは新機軸だろうけど。ひとりは「現実」で、もうひとりはたぶんCGだろうけど。

いや「リアル」(or「現実」)と「CG」という区分分けはあまりしたくないです。たぶん、この世界では、「CG」も「現実」の一部とする感性がある程度は定着していると解釈したいのですが。(となると劇中の警官の台詞とは矛盾するかな?)

ま、所詮すべては幻想でございますよ。

という方向で、テンポもいい感じで面白く作ってありました。
2話以降も楽しみにしようと思ってます。

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