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2010/11/30

APB公演『田園に死す』

昨日はザムザ阿佐ヶ谷で劇団A・P・B-Tokyoさんの公演『田園に死す』を見てきました。

『田園に死す』、寺山修司の映画のをAPBさんが舞台化したもの。私は4年前の初演を見てます。今回は3演目になるのかな?

私はオリジナルの寺山修司の『田園に死す』は何度かビデオ見た記憶があります。最後に見たのは数年前かな。映画館で見た記憶はちょっと定かではありません。見ててもおかしくないのですが。

内容自体はおぼろげに憶えている程度。だから、映画版ときっちりと比較したりはできません。また、APBさんの初演も細かくは覚えていないので、初演と比べてどう変わったとかは判らないのですが…。

ま、終業後会社を飛び出して阿佐ヶ谷へ。
前回見た寺山芝居、演劇実験室◎万有引力さんの『阿呆船』でもそうでしたが、公演に向かう途中、意外な人にばったり、ですな。これもご縁という物でしょうか。

ザムザ阿佐ヶ谷に到着、受付を済ませてややあって客入れ。
お客さんはちょうど満員くらい、すし詰めにもならず。平日にしといてよかったかな?

入場時にはもう役者さんが舞台上を蠢いています。
ここらへんも寺山芝居で慣れたスタイル。そんなもんだから普通のお芝居を観に行くと、舞台上に誰もいないのがかえってさみしかったり。

面白いと思ったのは、光のカーテン。なんていうのかな、雲の切れ間から光が差し込むのがスジになって見えたりすることがあるじゃないですか。照明がそういう風な感じになって、その向こうの物が見えなくなったりします。こういうの、演出にうまく使うと面白いなと。照明の配置とかスモークの焚きこみ具合とか、いろいろ難しいでしょうが。

舞台装置は初演と同じ感じかな?舞台中央に台がしつらえてあって、その奥に観音開きの壁。上手下手にはちょっと高い台がしつらえてあって、ちょっと狭めのザムザの舞台でも立体感で広く見えます。上手は朱塗りの橋、下手は鳥居になってます。

お芝居は映画をうまくアレンジしてあるなという感じ。
映画のいろいろな要素、映画だと八千草薫演じる人妻と“私”、その人妻と原田芳雄の道行、犬神サーカス団と空気女、ててなし児を産む女。そして成人した“私”とのやりとり。
初演でも同じようなこと、書いたか…。

あの、畳を剥ぐと…の演出は初演時は驚きましたが、今回はちょっとおとなしい感じがしました。もっと派手でもいいんじゃないかな。映画だとインパクトのあるシーンだし。
あと雛壇川流れのシーンも舞台向きにアレンジして登場させて欲しかったなぁと。雛壇を宙吊りにして客席後方から舞台に向かって飛んでくるとかどうかしら?
それから個人的には三上寛さんのあのシーンも出して欲しかったところ。

あとやっぱ美少女ッスよ。なんてね。

ほんと、原作映画と比べて、あるいは初演時と比べて、という事がいろいろ書ければ面白いのですが…。最近ボケも始まってるみたいなあたくし。

2時間ちょっとくらいだったかな?お芝居、楽しみました。

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