« WALKMANを買いました | トップページ | 映像の地下水脈#19 »

2010/09/25

青葉市子『剃刀乙女』

さて、先日の青葉市子さんのライブで求めた青葉市子さんのCD『剃刀乙女』、WALKMANに取り込んでよく聴いてます。感想とか。

青葉市子さんは二十歳くらいの方になるのかしら?去年12月、新宿の紅布でお目当ての日比谷カタンさんご出演のライブで初めて拝見しました。そして先日19日、同じく日比谷カタンさんの共演として拝見しました。だからライブは2回拝見しています。そしてどうやら日比谷カタンさんもいちおしの方らしいです。
12月のライブで「もうすぐCDが出ます」というMCがありました。

100925

なんて呼ぶかは解らないのですが、小口のとこにつく紙片と背のアルバム名のところいがいは真っ白なジャケットです。
紙ジャケと呼ぶのですかしら。紙製のガワ、CDをはめ込むところはプラ。こういう構造のCDは韓国製のKim Doo SooさんのCDがそうなってました。で、Kim Doo SooさんのCDは扉の内側にパンフレットが糊付けされていました。

収められている曲たちは
1.不和リン
2.ココロノセカイ
3.ポシェットのおうた
4.重たい睫毛
5.路標
6.光蜥蜴
7.遠いあこがれ
8.腸髪のサーカス
の全8曲。
あとそれと青葉市子さん作の「ひかりとかげ」の絵本がついてます。

ダブルミーニングの曲名たち。
「不和リン」は「ふわりん」、「光蜥蜴」は「光と影」、「腸髪のサーカス」は「長髪のサーカス」なのでしょうか。最後の腸髪は何か元があるのかな。(6/3注記)「腸髪のサーカス」は「腸」が「はらわた」の「わた」、「髪」が「おぐし」の「くし」で「わたくしのサーカス」と読むそうです。

全体的なイメージは「大貫妙子」でしょうか。私は少しだけ大貫妙子の曲を知っていますが。
そしてそれは青葉市子さんも意識していらっしゃるようで。
ただ前にも書いたようにあまり大貫妙子大貫妙子いうとそこから外れた要素が眼中から外れてしまうかと。いやほんと、私は大貫妙子もあまり知りませんが。

ぽろぽろと爪弾かれる、静けさを感じさせるギター、優しくて儚げな歌声、しかしそれに浸っていると時折ちくりと棘が刺さる。“いたみ”を感じる。そういうような楽曲たち。だから『剃刀乙女』なんでしょう。

“いたみ”。それはふと現れる悪意だったり、どこかすれ違ってしまうさみしさだったり、想い出だったり、孤独だったり、あやまちだったり。

自傷のあとにふと訪れる、静かで安らかな時…。

ああそれは私の好きな世界です。私の好きなミュージシャンさんたち、Doodlesさんや母檸檬さんや日比谷カタンさんやゴトウイズミ+アコーディオンさん、それらが共通して持ってるものかと思います。

いっとう好きな曲はラストの「腸髪のサーカス」かなぁ。日比谷カタンさんの「ヲマヂナイ」にかなり及ぶフィニッシュホールドな曲でした。
「埃臭いマグカップは 温かな珈琲も 要らないと言うように 静かにそこを動かない」
この部分だけで死にました。

しかしあのフレーズ、日比谷カタンさんが最近いつも演奏しているあの曲、う~ん…。

おまけの絵本の「ひかりとかげ」。拙い絵柄に味わいを持たせるのは真珠子さんにアプローチが似ているかなと。

これはCDに収められた「光蜥蜴」の絵本版かな?
夜ごとガールハントにいそしむ58才の少年、その実体は蜥蜴の化身のおはなし。
「まっちろな天使を汚しちゃったの 悪気はないけど ご免なさいご免なさい♪」(こっちは歌のほうだけど)
しかし、「ぎゅっと抱きしめてくれる薔薇」ってのは凄い発想だな。つかなんか解る気がする。相手を傷つけてしまう、あるいはこちらが傷つけられてしまう。

という方向で、しばらく『剃刀乙女』、ヘビーローテで聴くことになると思います。
青葉市子さんのライブのほうもちょくちょく行きたいな、と。引きこもり状態ではありますが。

ま、ここでこういう風にごちゃごちゃ書くよりもYouTubeに動画もありますから、それをご覧になってみて、いいと思ったらライブに行ったりこのCDを求めたりするのがいいかと。AMAZONで扱ってますし。

おススメです。

|

« WALKMANを買いました | トップページ | 映像の地下水脈#19 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« WALKMANを買いました | トップページ | 映像の地下水脈#19 »