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2010/07/07

元・四畳半暮らしが見た『四畳半神話大系』

録画してあった深夜アニメ『四畳半神話大系』、やっと最終回を見ました。
毎週楽しみにしていた番組の最終回ってのはさみしいものですが、さみしさを感じつつ面白く拝見しました。
ほんと、原作のテイストを活かしつつ、シュールというかアヴァンギャルドというか、そういう作品で、実験映画とか好きな私としても大変面白く拝見しました。

明石さん可愛かった、というかイイ女でありましたな。最終回、素っ裸に腰に布巻いただけの主人公・「私」と対峙してもいっさいひるむことなく平然と会話していましたし。ふつーならぶってても「きゃあ!」とかいうものでしょうが。
そこらへん、ひょっとしたら師匠・樋口清太郎先輩よりも傑物かもしれませんな。
そして、そんな傑物を彼女にできる「私」、うらやましいです。
ま、「私」はけっこうイケメンさんだから、ちょっと軌道修正すればすぐ彼女とかできそうですけど。

ただ、原作含めて、ちょっとチクリとした部分があって。
このあとすぐ「私」は四畳半下宿、鴨川幽水荘をでて普通のトイレつき(トイレもついているんならたぶんお風呂もついてるんじゃないかなぁ)アパートに引っ越すんですよね。
ああ、そうじゃなきゃダメだなぁと思いましたよ。

実はあたし、大学時代から二十年以上、四畳半トイレ共同風呂なしアパート住まいでしたので。
(途中2年だけ六畳トイレ共同風呂なしでしたが)

四畳半暮らし、今の時代、どれだけの人が経験したことがあるかは解りませんが。
まぁ今時なら大学生でもバストイレつきの物件でしょう、普通は。

四畳半、トイレ共同風呂なし暮らしも若いうちにいっぺんはやっとけとは思います。今の若い衆も。そういう暮らしをいちどは体験しとけばいいとは思ってますが。
でも、ずっと四畳半暮らしというのは良くないと思います。ほんと、大学入学したての2年くらいとか、せいぜい大学時代くらいにしとけと。

あたしはほんと、二十年以上四畳半トイレ共同風呂なし暮らしでちょっと人生しくじったかなと思ってます。
なんていえばいいのかな、「四畳半トイレ共同風呂なし」には一種独特の“負の魔力”とでも呼ぶべきものがあります。あんまり長いこと居るとその“負の魔力”に囚われてしまうような気がします。
そしてずるずると四畳半暮らしを続けてしまう、と。それは人生にとって決して良いこととは思えません。普通の暮らしができなくなってしまうでしょう。それを身をもって知ってます、私は。
つうわけで、「私」がちゃっちゃと四畳半から出て行ったのは正解だったんだろうなと。

そういえば松本零士の四畳半物の大傑作、『男おいどん』も最後は唐突に主人公の大山登太が四畳半から出て行くエピソードで終わりますな。大山登太、彼もまた四畳半は魔物であると気がついた者のひとりなのでしょう。だから唐突に出て行ったと。ただ、彼の場合、もっといい場所に行くというより、もっと悪い場所に行きそうですが。でも、それでも、四畳半の魔界に囚われたままでいるよりいいのかもしれない。

ま、なんかそういうことを考えましたよ。

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