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2010/06/21

久しぶりに母檸檬さん

昨日は池袋ライブinロサへ。ARTiSMさん企画?『奇奏ト狂唱ノ宴第5章「人間失格」太宰治生誕101廻記念。』に行ってきました。

母檸檬さん久々のライブということで。

去年の秋、母檸檬さんは色々あったようです。ボーカルの御手洗花女さんとドラムスの宇津先生が脱退するということになりました。
その件について私はほとんど知らないし、知りたくもないし、知る権利のある立場でもありません。
バンドの人間関係、色々あるかと思いますし、外部の人間が云々する権利はないと思ってます。それを受け入れられるか、受け入れられないか。だと思います。

母檸檬さんは御手洗花女さんと御手洗水子さんのおふたりがボーカル、そして楽団さんという編成のバンドだと認識していました。
ボーカルの片方の花女さんが脱退して。楽団さんはけっこうメンバーの入れ代わりが激しかったのですが、それでもいつもいて、MCも愉快だった最古参の宇津先生が脱退して。

ほんと、これからどうなるんだろう、どうするんだろうと気を揉んでいたのですが。

今回、ほんと久しぶりの、そして新体制での、母檸檬さんでした。
これは見届けねばと思いつつ、でもやっぱり見るのもちょっと怖いまま、でも、見届けようと思って、今回のライブを予約しました。

当日のご出演バンドは
無花果(ムカノカ)ノスタルジアさん、
国立少年(ナショナルキッド)さん、
ゾンビロリータさん、
ストロベリーソングオーケストラさん(from Osaka)さん、
Speetrum-X(fromイタリア)さん、
ぐしゃ人間さん、
そして、母檸檬さんでした。

当日出かけにグダグダして、私がついたときは1番目の無花果(ムカノカ)ノスタルジアさんのライブ中でした。ボーカルの女の子がアイドルっぽい感じのバンドでした。
国立少年(ナショナルキッド)さん。女性ボーカルのバンドさんです。私が知ってる限りでは、拙い音楽知識では、レベッカのNOKKOさんっぽい、パワフルで、キュートで、ちょっと切ない歌声でした。
ゾンビロリータさんはもうキマってますな。衣装もメイクもぴったり凝ってますし。喉を掻き切られたセーラー服少女の胸元のタイはセーラームーンの奴かしら?

ストロベリーソングオーケストラさん。今回男子は詰襟学生服、女子はセーラー服(冬服)といういでたち。沙村広明『ハルシオン・ランチ』に出てくるヒヨスっぽい女子がいらしてちょっとツボ。会場に腕章を着けた方がチラホラしていたのですが。どうも苺楽団さんのグッズのようでした。物販コーナーにもありました。バンドのTシャツとかはよく見かけますが、Tシャツほど服装に影響しない、気軽にちょっと着けられる、腕章ってグッズはいいアイディアです。

寸劇も交えて楽しく。黒蜥蜴ネタは乱歩ネタでもあり、三島ネタでもあり、ひと粒で二度美味しいですな。太宰ネタも混ぜてましたし、三度美味しい。
ちなみに団長さんの学生服の背中は寺山修司ネタのアップリケor刺繍。破った写真を赤い糸で縫い合わせたもの。
会場にたくさんファンがいらしたようですが、若い衆も寺山とか読むようになって欲しいものです。

Speetrum-Xさん。イタリアからお越しとか。黒いゴシックドレス姿の男性ボーカル。白orピンク?(照明でよく解りませんでした)の女性、わぉブロンドです!そして、黒いゴスな衣装のギターさん。
ジャンル的にはゴシック&ロリィタと言えるかなぁ…。ゴシックベースにロリィタ風味かなぁ。
何度か書いていますが。西欧においてゴシックという概念とロリィタという概念はもともと別物だったとか。それを日本人は混淆させてゴシック&ロリィタという新ジャンルを開拓したそうですが。そしてそれが逆輸出されているそうですが。例えば黒色すみれさんがフランス行ったりしてるし。

そこらへん、Speetrum-Xさんの音楽的なものはどこから来たのかはちょっと判らないのですが。そうむちゃくちゃ絶望的にダークな、つまりゴスな感じもしなかったし。そこらへんはイタリア人の生来の明るさもあるのかしら?よく解らないけど。

やっぱあちらの人ですな。衣装とか装具とかレベル高いです。そしてやっぱり白人でありますな。ブロンドの女性の方のすらっとした様子とか凄かったです。

お次がぐしゃ人間さん。ぐしゃ人間さんもそれこそ母檸檬さんとかの対バンでよく拝見していますが。なんか拝見するたびに違うバンドみたいな印象があります。前見たときは和風の衣装じゃなかったかしら?今回はがらりと変わって宝塚風でありました。

いよいよ母檸檬さん。なんかほんとドキドキしてきました。ライブ予定が発表されてから数ヶ月、いよいよその時が迫ってきました。

ボーカルは水子さんおひとり。ドラムスの方は新しい方を入れて、というかたち。あと、ベースのしゃあみんさんがコーラスを入れるという体制でした。
最初の音が出た瞬間、なんかほんと、いろいろウジウジ考えていたことが吹っ飛びました。
感無量であります。

もちろんひょっこり宇津先生が現れてドラム叩きだしたり、花女さんがひょっこり現れてボーカルに加わったり、直前まで、ライブ最中も、ぜんぜん考えなかったかと言われればウソになります。そのことは現メンバーの皆さんに対して失礼かもしれませんが。
でも、そういう、甘い、淡い、非現実的な、ムシのいい、期待が自分の中から消えていき、今の、現実の、母檸檬さんに気持ちが向かっていき。そして、ほんと久しぶりな母檸檬さんのステージ、うんと楽しみました。

新生母檸檬、良かったです。

万物流転。それを受け入れていかねば。そうすればまた嬉しいこともあるかと。
「繋ぎとめられないゆくえを恐れないなら、心に汗をかいていきましょ、生きてみましょう」(URiTA『風神』)

久しぶりのほぼオールスタンディングライブ、けっこう足腰に来ましたが、楽しいライブイベントでした。ヨレヨレになって帰宅。

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