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2010/05/13

『大槻ケンヂが語る江戸川乱歩』

『大槻ケンヂが語る江戸川乱歩』(江戸川乱歩・大槻ケンヂ:著 角川文庫)
読了。

タイトル通り大槻ケンヂが江戸川乱歩について語ったものと、乱歩のお孫さんの平井憲太郎さんの乱歩についてのショートインタビュー、それから乱歩の短編撰という形式の本です。それと口絵に乱歩の写真とか伝説の乱歩の土蔵「幻影城」、書籍の写真とか載ってます。冒頭の写真の拳銃を構える乱歩の姿は石塚公昭さんのお人形の元ネタじゃないかしら。展覧会を拝見したことがありますが。
最初は丸ごと大槻ケンヂの乱歩エッセイかと思ってたんですが。半分強行ったところで乱歩の作品が始まったのであれれと思いました。

エッセイの元はNHK教育でやってた『知るを楽しむ 私のこだわり人物伝』の乱歩特集のようです。いろんな人がある人物について語るって趣向の番組で、私も美輪明宏が語る寺山修司とか見たことがあります。だいたい4週4回で1セットになってたと記憶しています。NHKからテキストにもなって販売されていました。その美輪明宏が寺山修司について語った番組が載っていたのなんかを買いました。その中の大槻ケンヂが江戸川乱歩を語ったもの、「江戸川乱歩~幻影城へようこそ」をベースに改稿したものだそうです。

あと、乱歩作品は『鏡地獄』『押絵と旅する男』『踊る一寸法師』『人でなしの恋』の4短編が収められています。
乱歩もちょっと読んでますが。本書に収められた作品は読んだ事あるのもないのもありました。

大槻ケンヂのエッセイはいろいろ読んでいて、乱歩について語ったものもいくつか読んでます。大槻ケンヂらしいユニークな視点「ニート、フリーター、引きこもりの元祖として」とか、そういうのが面白いです。私は乱歩論とかほとんど読んだことがないので、乱歩論としてはどうかとは解りませんが。

大槻ケンヂのバンド、筋肉少女帯の乱歩を元ネタにした歌詞の紹介『孤島の鬼』『パノラマ島へ帰る』『ゴーゴー蟲娘』とかもありました。ここらへんぜんぶCDで持っております。先日やっと『SISTER STRAWBERRY』の再発盤を手に入れて、『仏陀L』でメジャーデビューしてから『SAN FRANCISCO』を出して前世紀末に活動凍結するまでの主要なアルバムは揃えました。空手バカボンとかは持ってないし、活動再開後のも持ってないけど…。

ちょっと前、若い衆に人気のある漫画家が太宰とか昔の純文学の表紙を描いて大当たりって現象がありましたが。今度はこういう風に若い衆に人気のあるミュージシャンさんなんかが乱歩みたいなちょっと古めの作家についての紹介エッセイを書いて、後半はその作家の作品集ってフォーマットの本が流行るのかなぁ。いや、大槻ケンヂや筋肉少女帯が今時の若い衆にどれだけ人気あるのか解らないけど。

こうなったらぜひ大槻ケンヂには同じようなつくりの寺山修司本を出して欲しいな、なんて。

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