« デリシャスウィートス@中野駅前広場 | トップページ | 『大槻ケンヂが語る江戸川乱歩』 »

2010/05/12

津田大介『30分で達人になるツイッター』

『30分で達人になるツイッター』(津田大介:著 青春文庫)
読了。

先日、日比谷カタンさんと津田大介さんのトークショーを拝見したわけですが。
ただ、津田さんのことはほとんど存じ上げず、もちろん著作も拝見したことがなく、せいぜい「Twitterのエヴァンジェリスト?」程度の知識しか持ってなかったのですが。
で、トークショー終了後、何か津田さんの本を読んでみたくなって、ちょうどツイッターを初めてみたばかりですし、ツイッター入門書のこの本に手を出してみたわけです。

ツイッターをやってるわけですが。いまいち“意味”が解らないまま。
なんていうのかな、ツイッターてのは仲間内とか、それとも一挙手一投足が注目されるような有名人が「○×なう」とかやるもんだと思ってました。
もともとSNSで仲間内の連絡用として始まったサービスでしたっけ?だから、ツイッターの入力窓の上に「今どうしてる?」ってプロンプトが出てるって話ですが。

まぁそういうこまめに連絡取り合うようなつながり方してる“仲間”はいない私、もちろん一挙手一投足が注目される有名人でもない私。ぎりぎりBlogまでは本とかライブの感想を書いて、サーチエンジン経由で私の書いた文章を見にきてくれるお客さんがいる(役に立ってるかどうかは別にして)という“つながり方”ができるにしても、ツイッターまで行っても意味ないんじゃないかと思ってました。

ツイッターのメイン画面も高度に進化したWebテクノロジーにしては簡素すぎるのではという気もしました。フォローしている人たちのtweetがただベタに流れていくだけ。
BlogならRSSとかとかあって、ブラウザやRSSリーダーサービスに登録しているBlogの興味をそそられる記事を比較的簡単に見つけるシステムができてるけど。でもツイッターはただtweetがベタに流れていくだけ。興味をそそられる書き込みがあっても読みそこなう事も多いのではと。

ツイッターにも検索とかもあるけど、でも、まとまった意見を読みたい場合には140文字という制限もあるし、ちょっと難しい。やっぱり“仲間内”で盛り上がるようなもの、だから私には関係ないなと思ってました。

ま、しばらく使って、使いこなしているかどうかは解りませんが、ぼちぼち書いてます。フォローしてる人もぼちぼち増えていますし、フォローしてくれる人もそこそこはいてくれてます。
つか、なんかBlogの更新が減りました。以前なら「1ヵ月毎日更新!」とか目指して書いていたのですが。

さて、話を本書に戻して。

いや、ま、文字通りツイッターの使い方の解説本なんですが。
こういう使い方情報って普通にWebで検索して調べていけばいいとも思いますけど。
でも、こういう“紙の本”の方が解りやすいってのは、やっぱり私が古風な人間だからかなぁと思います。

本書の内容はツイッターのアカウント取得方法から、ブラウザ上での基本的な操作方法、PCやiPhone用のツイッタークライアントソフトの紹介、豊富な(これがツイッター世界の特色っぽいですが)周辺サービスの紹介、まで。これ一冊読めばツイッターをかなり使いこなせるっぽいです。

たとえば、RTとか#とか、ネットで調べて何となく解ったつもりになっていたものも、こうやってきちんと解説したのを紙の本で読むとときちんと解ったような気がします。ほんと、古い人間であります。

また、周辺サービスもですね。先日拝見したその日比谷さんと津田さんのトークショーでもUSTしてたそうですが。なんとなくストリーム配信のことくらいには理解してましたが、きちんと使い方まで解説してありました。

有名人のツイッターアカウント、面白いサービス、botとかもいくつも紹介されています。
(日比谷カタンさんも入れて欲しかったな、なんて)

また、ちょっとした心構えとかもあったりして、無味乾燥な解説書ではありません。
ただ、「30分で達人になる」はちょいと看板大げさかと。津田さんだったらこのくらいの本は30分で読めるのかなぁ。あたしはざっと目を通すのも無理ですけど。

ま、ほんと、どこかなんか違和感を感じつつもツイッター、使ってます。その違和感がどこか良く解らないのだけど。
もちろんこういったネット上のサービスが人間にいろいろ影響を与えるのも理解してます。
たとえば、サーチエンジンの普及で、薀蓄傾ける楽しみもかなり減じましたし。ググればいいもの。逆に、忘れることを恐れなくなった部分もあります。たとえば、ある作家の作品名について必死に思い出さなくてもググれば出てくるし。ツイッターもそういう風に人のあり方に影響を及ぼしていくのでしょう。

しかし、ほんと、津田大介さんは4千人以上の方々をフォローしてるのですが。本書でも「とりあえず100人のユーザーをフォローしよう」という記事がありますが。なんかTLがえらいことになるような気がしますが。100人ならまだ何とかなりそうですが、4千人となると。
どうやってるんだろう。クライアントソフト使ってフォローしている人をさらに分類しているのでしょうか。

う~ん、取りこぼしが生じてもそれは構わないってのがツイッターの要諦なのかなぁとは思うのですが。「今・ここ」でスライスしたものを見るということなんだろうと思いますが。ぱっと“今”見たTLからとりあえずぴんと来たものを見るってかたち?あるいはトータルで何らかの「うねり」でも感じられるようになるのが達人とか?

まだほんとよく解らないのですが、はまってます。
つか、中毒性高いわ、ツイッター。
見てない間に何かあるんじゃないかっていつも思いますし。
今、ツイッター入門書がどのくらいあるかは知りませんが、本書はおススメだと思います。
文庫で安く手軽にありますし。

あちこちで大衆社会が生まれ、消費社会が立ち上がり、新中間大衆がどっとやってきて、やがて焼けたフライパンの上で、歴史が終った、お金儲けはゲー ムだ、ネアカが一番、グルメが最高、ブランド大好きと浮かれ出す。
(中略)
その先に、私の国がある。薄くスライスされた、いま、ここ、と いうだけの社会。新しくなることは豊かになることで、豊かになることは過去から自分を切り離すこと。
(中略)
世界の、憂鬱な先 端。(吉岡忍『M/世界の、憂鬱な先端』文春文庫版45-46p)

|

« デリシャスウィートス@中野駅前広場 | トップページ | 『大槻ケンヂが語る江戸川乱歩』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« デリシャスウィートス@中野駅前広場 | トップページ | 『大槻ケンヂが語る江戸川乱歩』 »