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2010/04/30

アニメ『四畳半神話大系』第2話

さて、先週フジのノイタミナ枠で始まった『四畳半神話大系』、第2話「映画サークル「みそぎ」」を見ました。
私は原作を読んでいるのですが。『四畳半神話大系』は京都の大学3回生の「私」が、大学に入ってからの2年間を回想するという筋立てです。そして、入学時にどのサークルか活動を選んだかによって、少しづつ違ってくるお話、つまりパラレルワールド仕立てになってるお話が4編収められています。

先週の第1話は「私」がテニスサークル「キューピット」に入ったらというお話でした。「キューピット」は原作に出てこないサークルだったので、オリジナル回なのかなぁと思っていたら、大筋は原作第1話「四畳半恋ノ邪魔者」、「私」が映画サークル「みそぎ」に入ったら、というお話の映画サークルをテニスサークルに置き換えたお話でした。

で、今回は原作第1話の「四畳半恋ノ邪魔者」と同じく映画サークル「みそぎ」に入ったらというお話のようです。

(以下ネタバレゾーンにつき)

アニメ第1話「テニスサークル「キューピット」」は、黒髪の乙女との恋を夢見てテニスサークルに入った「私」が、サークルになじめず、鬱屈しているうちに 悪友・小津と出会い、サークル内恋愛を妨害するという原作第1話の「四畳半恋ノ邪魔者」の要素を膨らませた話になっていました。

アニメ第2話「映画サークル「みそぎ」」は同じく原作第1話「四畳半恋ノ邪魔者」に描かれる、サークルのボスとして君臨する、部長・城ヶ崎先輩を小津の協力のもとやっつけるという要素を膨らませた話になってました。

ただ、単純に原作第1話をふたつの要素に分解したというかたちじゃなくて、原作2話以降に出てくるものも出したり、アニメオリジナル要素も入れたりして、単純に二分割にしたというお話にはなってません。つーか、あたしも人形者だけど。作家もののヲ人形、欲しいなぁ。

2話まで見て、ここらへんがアニメ版のお約束になりそうだなと思う部分もおぼろげに見えてきました。
「私」と小津が黒い糸でぐるぐる巻きになって一緒に日本海溝に沈んで行くシーンとか、明石さんが「私」をアホ呼ばわりするシーンとか、占い婆のシーンとか。ここらへん、全話共通になるような気がします。原作も4話通して出てくる似たようなシーンが面白いですし。

原作だと各話の最後に「私」と明石さんが付き合い始めるということが語られるんですが、アニメ版ではそういうのはないっぽいですね。やっぱ「私」をリア充にしちゃセールスが悪くなるという判断でもあったのかしら。

でもほんと、3話以降どういう風になっていくか楽しみです。「私」がどんなサークルや活動を選ぶお話があるのか。冒頭、「私」が新入生だったころにいろんなサークルから勧誘を受けるシーンがあるんですが。原作でもそのシーンでサークルとか名前が出たものに主人公が入っていくというかたちになっていて。だから、アニメ版でも描かれたサークルとかに「私」が入っていくという趣向になるかと思います。どうやらコスプレサークルとかもあって、そういうお話もあるのかなと思います。っていうか『げんしけん』?
「私」が新入部員がなくて廃部寸前の軽音サークルにはいるというエピソードはないかしら?
いや、軽音サークルって大学で目立つんですよね。独特のカッコした奴ら、多いし、何よりも練習で大きな音を出すので目立ちます。

城ヶ崎先輩みたいなタイプ、よくいますな。小集団のカリスマリーダーやってて、周りからかしずかれているようなタイプ。つか、これに関してグダグダ書くと私もナニな立場に追い込まれそうなので…。いや、あたしは一匹狼さっ!(単に友達いない奴とも言いますが)

しかしまぁ、いまどきの映画サークルにしてはよくフィルムで撮ってるなと思います。
8ミリなのかな?16ミリなのかな?8ミリは存亡の危機中。あたしは8ミリフィルム生産終了反対の署名に参加したことあるけど。16ミリは2分のフィルムの現像代だけでで5千円とか聞いたことがあります。(大学なら自家現像してるかもしれないけど)
しかし機材だけで16ミリは死ねる値段、8ミリはまともに動く機材を探すのに死ねると思うぞ。8ミリ映写会で機材トラブルで何回も止まったのを見た経験もあるぞ。

一方ビデオなら数万円のビデオカメラにそこそこのスペックのPC+数千円のノンリニア編集ソフトで何とかなるのだけど。ま、業務用機材を使うとなるとご予算もハネ上がるでしょうけど。

ロケの様子を見るとかなりの機材を持ち込んでるっぽいし、ワイヤーアクションまでやってるみたいだし。かなり資金的には潤沢なサークルなのかしら?OBが太秦にいてそのコネが使えるとかかしら。つか、城ヶ崎って金持ちなのか。リモコンいくつもあったし。あれだって大学生にとっては結構な値段だぞ。つか安サラリーマンのあたしには買えないぞ。俺だって欲しいぞ!

あ、なんかあさっての方向でグダグダ書いてるな。

とまれ、このタッチ、ほんと快感であります。
いいぞもっとやれ!であります。
つかほんと、こういう実験映画というか、アヴァンギャルドなアニメがもっと増えてほしいものであります。

しかし本作を見てると「大学時代に戻ってやり直せたらな」という思いが「大学時代に戻れても同じことの繰り返しになるだけ」と納得しますわ。あたしの人生の後悔の毒抜きになってくれるかもしれない。
「人生もいちどやり直せるとしても 同じ人生を繰り返すだけ♪」(ゴトウイズミ+アコーディオン『妄想パレード』)

P.S.ちょっと待て。ビデオで撮った告発映像をフィルムで編集してるぞ?

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