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2010/02/04

後の先

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100204-00000034-jij-int
『先に銃を抜くのは不利=荒野の決闘、科学実験が証明-英』(共同通信)
とか。

武道では「後の先」というのがあるそうですが。どうやらそれが学問的に証明されたことになるのかな?
もちろんこの実験は押しボタンを使ったもので、例えば格闘技ではどうか、あるいは銃やナイフを使った場合にどうか、とかはまた違ってくるかもしれませんが。
もちろん決闘や対決という状況なら、殺意や相手を叩きのめそうという意思のあるなし、強さ、といったものももありますね。

『戦場における「人殺し」の心理学』(ちくま学芸文庫)によると人を殺すというのは殺す側にとっても非常にストレスフルな行動であるようです。相手に狙いをつけて引き金を引く、という行為はとても難しいものであるとか。だとすれば、撃とうとする側がそれをためらっている間に、撃たれる側は自分を守るという自己保存本能が働くから反応速度が速いという可能性もあるかもしれません。

しかし自発的に行動を起こそうとする側よりもそれに反応する側のほうが反応が早いというのは面白いものです。
これも人が集団行動を取る動物であるということからかしら?動物の群れがすばやく進行方向を変えられたりできるように。

その行動に関する無意識レベルの情報のやり取りって、凄い奔流なんでしょうね。それがどういうものか知りたいと思うのですが。

例えば、格闘技も、あるいはお互いが見える範囲での銃撃戦でも、広い意味での「コミュニケーション」だと思うのですが。

お互い、技の応酬、あるいは弾丸の撃ち合い以前に、大量の情報を無意識レベルでやり取りしている、会話がことばのやり取り以上に大量のノンバーバルな情報のやり取りで成立しているように。

そこらへんの「本筋」以外の無意識レベルの情報のやりとりをうまくコントロールできた者が闘いを有利に持っていくことができるのではと思っています。(もちろん身体能力とかがイコール・コンディションの場合ですが)

ま、「格闘技もコミュニケーションである」というのはご自身も合気道とかなさってる内田樹のお書きになったものの受け売りなんですけど。

でもほんと、この実験は押しボタンを使ったものだけど、モデルガンとかエアガンとか使っての実験とかやるところが日本でないかなぁ。やるんだったら実験台に志願したいです。

何度か書いた事があるけど。

サバイバルゲームの余興に、ゴムのナイフで遊んだことがあります。お互いゴムのナイフで斬りあいをやって、ナイフの刃が相手の体に触れたら勝ちってルール。あたし、準優勝しました。いや、私は運動神経の鈍い、ドン臭い方なんですが、だから準優勝に驚いて。

ひょっとしたらゴムのナイフでも相手に斬りつけるのは心理的抵抗があるのでは、普通の人なら。しかし私はそういう心理的抵抗が少ない方なのかしら?とちょっと悩んでいるのです。

前掲の『戦場における「人殺し」の心理学』によると(うろ覚えですが)、だいたい50人にひとりくらいの人間は、任務となったら良心の呵責なく人を撃てるそうです。(殺人嗜好症という意味ではありません。為念)
私もそのひとりなのかなぁ。ちょっと自分で自分が怖いです。

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