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2009/11/28

このニュースにも恣意性はあるけど

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091128k0000m040158000c.html
『事業仕分け:漢方薬の保険適用除外、医師や患者が反対運動』(「毎日jp」より)
とか。

ちょっと調べたくらいで十分に理解しているとは言えないのですが。
漢方薬は「市販類似薬」とされて、今回「市販類似薬」というのを保険適用外にしようという事のようです。
「市販類似薬」というのは、医師の処方箋のいらない一般の売薬と同等の薬ことのようです。
だから、処方箋が不要で、普通に薬局で買える薬は保険適用外にしようということのようです。
つまり、健康保険による補助がなくなり、漢方薬は市価で買う事になると。

「処方箋で漢方薬が保険適用で安く手に入る」ということはなくなるけど、「買えなくなる」ということではないようです。

どんな出し方になるかなぁ。

薬代は3割自己負担でしたっけ。だとすると、定価で買うと倍ちょっとの値段になるのかな?
出せる範囲なら出すし、出せないと諦めるしかないでしょう。西洋薬を使うしか。
漢方薬と西洋薬と、効能が段違いとかなると困るかと。

あと、医者側の対応ですかね。漢方薬を使いたいとなれば処方箋は出さずに「こういう漢方薬があるからそれを買いなさい」とメモでも渡される形になるのかしら?
ただ、お医者さんだって処方箋分の診療報酬が欲しいでしょうし、なるべく漢方薬(とかの「市販類似薬」)を使わせずに、処方箋で出してもらう薬を処方することになるのかな?
そういうインセンティブは働くかと。

「漢方薬が使えなくなる!」とヒステリックに騒ぐほどのことではない。
ただ、薬代は上がる、それが払えるかどうか、かと。
生活保護世帯とか低所得世帯だと問題になるかと。
もちろん医療費ってのはたいていは臨時の支出で痛いものであることはすべての所得層において変わりませんが。

私個人としては漢方薬を処方された経験もあり、この不景気の中、収入も減っている状況であり、医療費負担が増えることは反対ではありますが。また、漢方の方がいいのに漢方薬を処方したがらない医者が増えるのも反対です。
しかしいっぽう国庫が破綻しかかっていて、国民の負担も相応に増えるこれからでもあるとも理解しています。

国民皆保険システムは日本が世界に誇れる数少ない福祉システムであり、そして、それはとてもありがたいことであることも理解しますが。
そして、この事が仕方ないのなら、、製薬会社さんに対しても漢方薬はできる限り安く提供して頂きたいとも思います。

そして、「漢方薬が使えなくなる!」と声高に抗議する漢方薬業界の恣意性にちょっと違和感を感じます。、対象は「市販類似薬」なのに、漢方薬だけズームアップして、「漢方薬存亡の危機」と騒ぎ立てているところもあるようです。
確かに薬代は上がりますが、使えないことはないようなのですが。調べた限りでは。
もし抗議するなら「市販類似薬」すべての保険適用外化に反対すべきなのでは?
私だったらそうしたいと思います。この前腰を傷めたときに医者行って安く湿布薬(これも「市販類似薬」になるものが多いようです)が買えたのはありがたかったですし。

議論を尽くして決定して頂くことを望みます。

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