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2009/09/08

ゆっくり虐め

ネット巡りをしていると時々“東方なんちゃら”というのに出くわします。
Wikipediaによるとどうやら「東方project」なる同人シューティングゲームから派生した二次創作群みたいですが。

「東方Project」の制作するゲームは弾幕系シューティングゲームが中心とか。
弾幕系シューティングゲーム、無茶苦茶マニアックな世界かと思います。
ゲーセンとかで見かけたことあるけど、プレイヤーの操作する自機のまるでなめらかなダンスを踊るように弾幕をかいくぐってゆく様子、とても万人向けの難易度とは思えません。

二次創作ってのはそのゲームのキャラで創られたものみたいですが。
例えば東方シリーズ専門の同人誌即売会とかあって、大賑わいだそうです。
ただほんと、マニアックな弾幕系シューティングゲームの二次創作がそんなにはやるとはどうも想像がつきません。理解がつきません。

じつは昔からのミリタリーやサバイバルゲームの仲間がそれにはまっていて、即売会とかも行くそうです。
熱く語るのを聞きましたが、ほんと、いまいち理解できないのだけど。
やっぱり私もトシとったのだなと思いますが。

この「東方project」の派生物のひとつに「ゆっくり」なるものがあるようです。
東方projectのゲームキャラの似顔絵、頭だけの生首状態のイラストが起こりみたいなのですが。どこかのサイトでその生首状態のイラストに「ゆっくりしていってね」という見に来た人に対する歓迎の言葉が添えられていたのが起こりみたいなのですが。

どうやら生首状態の生物という設定ができて、しかも、生きている饅頭とかいう設定もくっついていったみたいです。そしてさらにキャラ別に饅頭のあんこが小豆餡だったりカスタードだったりという設定にも発展しているようです。
「ゆっくり」も1ジャンルとして発達していて、「ゆっくり」のぬいぐるみとかもあるみたい。

そしてさらに「ゆっくりいじめ」というジャンルができて、その「ゆっくり」を虐待するという絵やお話が1ジャンルを成しているみたい。
この「ゆっくりいじめ」をネットで見かけてちょっとはまってます。

良く見に行っているサイトはがいくつかあって、ゾゾ毛を逆立たせながら拝見しています。

この「ゆっくり」のキャラがいいんですよね。ほんと、虐めたくなるタイプ。
いっけん可愛らしいんですよね。
しかし、「食べ物をよこせ」だの「ここは私の縄張り」だと図々しくしゃべり、そして、それを断れば「死ね!」と毒舌を吐く。それも舌足らずの口調で可愛らしく(?)
しかし、所詮は饅頭、蹴るだけで死ぬし、様々に責めるといい感じに苦しみ悶えてくれる、と。それに抵抗しようにも蟷螂の斧。

その、様々な虐めのおはなしが、イラストや言葉で綴られています。
ほんとこんなお話よく思いつくなぁとゾクゾクしながら拝見しています。
まさに「野に遺賢あり」と思います。
こういうお話を思いつくということももちろんですが、シューティングゲームから派生してこんなに広大な二次創作群を形成しているということ自体にも。

しかしこういう「虐め」のお話を楽しむってどうよ、問題ないのかしら?なんて事もちょっと思いますが。

うん、私は、女の子を虐め殺してしまうおはなし、ジャック・ケッチャムの『隣の家の少女』も、家庭内暴力を扱った馳星周の『楽園の眠り』も、囚人の慰み物となって死んでいく孤児院の美少女達を描いた沙村広明の『ブラッドハーレーの馬車』、そして沙村広明の責め絵イラスト集『人でなしの恋』も読んできました。酸鼻極まるそのおはなし、ゾゾ毛を逆立てながらも目を離せず。結局は被虐の快感も嗜虐の快感も楽しんだと自己分析します。

また、私の個人的な経験には、虐めた経験も虐められた経験もあります。

う~ん、思うに、そういった被虐や嗜虐の世界も人間が根源的に持っているものじゃないかと思うのです。
そして、その感覚を人は持ち合わせていると認識した上で、それと付き合っていくべきじゃないかと思うのですが。
もちろんそういったものを持ち合わせてない人間もいるでしょうが。そういう人は幸いです。

しかし、持ち合わせている人間は、それを認識した上で、抑圧し過ぎるでもなく、野放図に解放するでもなく、それと付き合っていく術を学ぶべきではないかと。
そうじゃないと、抑圧された被虐や嗜虐の傾向は歪んだ形で噴き出してくると思うから。

例えば児童虐待をやった親はよくこう言い訳します。「これは躾でやったんだ」って。
これは嗜虐が自己正当化という“歪み”をとって吹き出してしまった例かと。
例えば、戦争とかもそうかもしれません。正義という自己正当化の歪みを経て、嗜虐が噴き出してしまった。
また、いじめとかでも虐める側は何らかのいじめを正当化する理由を捏ね上げるものかと。

まず、そういう傾向は“現実”、つまり三次元には持ち出さず、“虚構”、つまり二次元の中で昇華すべきかと。
しかし、ま、二次元でそういうのに慣れたために三次元に行ってしまう「ドン・キホーテ現象」も気をつけないといけないでしょうが。

ま、という方向で、私は「ゆっくり虐め」の世界を楽しんでいます。
ほんと、ネットは広大だわ。

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コメント

言いたいことは分かるが
そういうサイトを公にリンク付で紹介するのはいかがな物か

投稿: ナナッシー | 2009/09/25 21:51

◎ナナッシー様
確認したところ、サイトのひとつは無断リンク禁止でした。なので、文章を少し修正しました。
そういう意味で不用意であったと反省しています。

投稿: BUFF | 2009/09/25 22:19

よく分からない人が
よく分からないうちに歪んだ知識をもつと
こうなるんだなっていう好例ですね

こういう話題を堂々とやったり無断リンク禁止の場所にリンクしたりする。
例に挙げられた児童虐待ほどではないですが、あなたも十分毒されていますよ。

投稿: ttl | 2009/09/27 06:04

◎ttl様
そう、毒されています。
そして、毒されていること自覚し、それとどう向き合うかが大切だと思っています。

そういうのをなくせればいいのですが、しかし、なくしたつもりがただ抑圧しただけで、それがゆがんだ形で出てしまうことを恐れています。

それが上の文章に書いたことの大意です。
お解り頂ければ幸いです。

投稿: BUFF | 2009/09/28 00:17

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