「第6回初台現代音楽祭」
昨日は久しぶりに初台のThe DOORSへ。
母檸檬さん御出演の「第6回初台現代音楽祭」という企画ライブでした。
ご出演は
森下泰輔さん(銀座芸術研究所)&菅間圭子さん(トークショー&ノイズ)
母檸檬さん
そして、灰野敬二さんでした。
ちょっと高めの指定席券で。
腰の按配のせいもあって、確実に座りたかったので。
まぁ、早目に着いておけば座れるくらいの状況でしたが。
まず、主催の森下泰輔さんと菅間圭子さんのトークショー。
トークショーはヴェネツィア・ビエンナーレのお話を写真を交えながらでした。
ヴェネツィア・ビエンナーレ、確か数年前、日本の「おたく」の展示があったんじゃないかしら?
と思って調べてみましたが。Wikipediaのヴェネツィア・ビエンナーレの項その他によると、「おたく」の展示があったのは、偶数年に開催されるヴェネツィア・建築ビエンナーレの方で、今回のトークショーで紹介されていたのは、奇数年に開催される現代美術をテーマにしたヴェネツィア・ビエンナーレの方みたい。ただ、大きくくくると建築ビエンナーレもヴェネツィア・ビエンナーレに含まれるようです。
いや、私は、現代美術*も*疎いのですが。紹介されていた作品を拝見すると、孤立した作品というより、“場”を作品化するというか、インスタレーション、あるいはパフォーマンス(昔で言えばハプニング)のような作品が多いみたいでした。
トークショーのあと、森下さんと菅野さんによる演奏。神社かお寺の境内を使ったインスタレーション?の映像をバックにして、森下さんがエレキギター、菅野さんがキーボードの演奏でした。
あと、ビエンナーレの写真の展示や、作品の展示もありました。
それから母檸檬さん。母檸檬さんのライブもずいぶんと久しぶりです。ライブにいけなかったり、母檸檬さんの充電期間があったりして。ほんと数ヶ月ぶりになります。
充電期間を経たせいか、演奏はますますよくなった感じでした。
母檸檬さんも映像をバックにしての演奏でした。
トリが灰野敬二さん。灰野敬二さんのライブも数年ぶりです。
planBであったパーカッション・ソロライブとか、緊張感のある静謐さを感じられて、凄くて好きだったのですが、ほんとここんとこ行けてなくて。
今回灰野敬二さんの演奏は、エレキギターにエフェクターとか沢山つけて。それを時にはしゃがみこんで細かく調整されています。
途切れない轟音の奔流。まるで成層圏を往くジェットのような轟音でした。
そして、轟音の奔流に身を晒していると、不思議な旋律も感じられます。
トニー・コンラッドの「フリッカー」という映像作品の事を前に書いたと思いますが。二十数分、スクリーンが不規則に明滅するだけのミニマルの極北みたいな実験映画。しかし、しばらく見ていると、そのうち不思議な模様が浮かび上がってくる事があるんですが。それは人によって違うそうなんですが。不思議な旋律が感じられたのは、それと同じ感じになると思われます。
という方向で、久しぶりに母檸檬さんのライブも楽しみました。母檸檬の皆様とも久しぶりにお会いできてうれしかったです。
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