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2009/08/27

『臨死!!江古田ちゃん』第4巻と『さよなら絶望先生』第十八集限定版

AMAZONから『臨死!!江古田ちゃん』(滝波ユカリ:著 講談社:刊)4巻と『さよなら絶望先生』(久米田康治:著 講談社:刊第十八週限定版が先日届きました。という訳で雑記など。
「絶望した!未読者には意味不明、既読者には意味無しな雑記に絶望した!!」となるでしょうけど。
ところで、『臨死!!江古田ちゃん』が好きな人は『さよなら絶望先生』も好きになると思うし、その逆もアリだと思うのだけど、どうかしら?両方とも自虐入りツッコミ漫画だし。

(以降、ちょっとネタバレゾーンにつき)

『臨死!!江古田ちゃん』第4巻。
月刊連載なのでだいたい年1巻弱ペースの刊行なんですが。その年に一度のお楽しみです。
江古田ちゃんは黒髪吊り目の梶芽衣子似なんだけど、今回の表紙はモロ梶芽衣子っぽい和服姿。ポン刀で切りまくってるのが大根というトホホ感が江古田ちゃんっぽいです。

カバーを外すと表紙にも漫画。赤ちゃんが出てきます。江古田ちゃんも第4巻、そろそろマンネリが気になる巻数、そうか、おねぃちゃんに赤ちゃんができる新展開かと思って読んだんですが、そういう話は出てきませんでした。あれれとちょっと思いました。

内容はいつも通りの江古田ちゃんの生活と意見といった感じでした。面白かったです。
特に新展開といったこともないですが。新要素といえば、犬を触らせてくれるカップル。じつは新興宗教の信者、江古田ちゃんは勧誘される怖れを抱きつつも、ペットを触らせてくれる魅力には抗えずたまにそのカップルの所に遊びに行くようです。

女性には猫派が多いみたいですが、江古田ちゃんは犬派というのがいいです。私も犬派だし。

今回も江古田ちゃんの「猛禽ちゃん」や世の中や、そして自分に対するツッコミ視点は健在、それがいいです。

今回も江古田ちゃんのちょうクールな名台詞を少し引用したいです。

(ネットで出会った男性にオフで会ってけど、つまんなくて。江古田ちゃんだからもちろんセックスはして、ひとこと)
「早く帰ってブレイド(相手のハンドルネーム)くんからのメール読みたい」
そういうのってよくあります。つうか私、オフで会うと「痩せ型の神経質そうな人だと思った」と言われるんですけど…

「しかし副産物すら得ていない…マッサラな御仁へ」
「意味深にほくそ笑むくらいの狼藉はお許し下さい!!」
そういえば江古田ちゃんはまだ24歳なんだよなぁ。いろんな男と行きずりのHをして、ショーパブでトップレスのショーをやって、ヌードモデルもやって。すでに凄い因業な人生。
つうか、私くらいのトシになって1年がどんどん短くなってると、24年間でそんなめまぐるしい人生が送れるものかと感心しますわ。
例えば、1週間で人生がすっかり変わってしまうようなお話を読むと、1週間でそんなこと出来るの?とか思ってしまいますもん。

(後輩にバーベキューに誘われた江古田ちゃん。友人Mと参加するも浮いてしまい、友人Mとふたりで浮いていると、同じく浮いてるキモメン男性がやってきて)
男性「いや~ だれともうまく話せなくて…」
江古田ちゃん「別に話せる人がえらいわけじゃないんじゃないですか」
男性「でもボクいつも/人になじめなくて悩んでばっかです…/いつか悩まなくなる日が来るのかな…」
友人M「そーゆーのって一生悩むと思いますよ/一生」
江古田ちゃん(だれにも気休めを言わない友達が私には一人だけいる)

そう。一生悩むよ、たぶん。私もそう思います。だいたい私もそうだし。そーゆーのって変に気休め言われるより、スパッと言われた方が気が楽です。友人M、惚れます。
三上寛さんの歌う「片輪を片輪と言わずして、仏もあるものか」の境地ですな。

「草食系男子」それは-選ばれない理由を全て男のせいにしたい女たちにやさしい言葉です(はぁと)
ここらへんの世の中に対する身も蓋もないツッコミっぷりが江古田ちゃんの魅力です(はぁと)

…しかし、江古田ちゃんに付箋を貼りながら読んでる奴って超少ないだろうナァ。

『さよなら絶望先生』第十八集限定版
限定版ってのは付録にDVDがついてるんですが。
普通の単行本版にDVDを添付しただけのもの、と思っていたら、カバーにも限定版って書かれてました。カバーだけ限定版仕様なのかなと思ってカバーを外したら、本体表紙にも限定版と書かれていましたし、奥付にも限定版の表示がありました。きちんと差し替えてあるみたいですね。内容まで差し替えがあるかどうかは不明ですが…。絶望先生ならやりかねませんけど。

付録DVDの内容は、『懺・さよなら絶望先生』第1話Aパートの「落園への道」が丸ごとと、懺の宣伝、それから第1期『さよなら絶望先生』、第2期『俗・さよなら絶望先生』、OVA『獄・さよなら絶望先生』、第3期『懺・さよなら絶望先生』のOP&ED集でした。ま、新規制作なしのアリモノ集といえばそうなんですが、でも、通常版単行本価格+800円ちょっとくらいでしたし、この値段でこれだけつけてくれたら大サービスだと思います。

じつはアニメ『さよなら絶望先生』のセルソフトは持ってないので…。お恥ずかしながら。だから、OP&EDだけでもDVDで見られて嬉しかったです。

しかし、DVDは画質いいなぁ。「落園への道」、アナログ録画のより遙かに画質良くて。そのぶん血糊とかくっきり見えて猟奇度アップだけど。絶景兄さんの持ってた「黒いもの」も気持ち悪さ度アップだけど。
各OP&EDも高画質で見られて嬉しかったです。お遊び部分とか、アナログ録画では潰れていて、DVDで見られて解ったところもあるし。
俗のお遊び回、リリキュアOPもありました。俗の最終回だけ(だったかな?)のEDもあったし。
俗の「絶望探偵」のOPはなかったけど。あれは市川昆の横溝正史映画みたいな文字だけだったと思うから。

あと、セルソフト版は持ってないので、獄がオープニングだけでも見られて嬉しかったです。
切り絵アニメとか入った独特のタッチ。
ネットで調べてみると、どうやら劇団イヌカレーさんというアニメーション作家ユニットさんの作品とか。
『懺・さよなら絶望先生』第8話Cパート「最後の、そして始まりのエノデン」とか、『まりあ†ほりっく』のエンディングとか、『化物語』の一部とか制作されたようです。
好きなタッチであります。実験映画をたまに拝見する、映像作品に興味あるわたくしとしても、他の作品も拝見したいと思いました。

もちろん第十八集本体も楽しみました。

表紙、一瞬誰かと思いましたが。小森霧ですね。こういう姿ですくっとした立ち姿だと一瞬判らないです。巫女さんとはちょっと違いますが、神職っぽい着物に袴姿、片手に神器らしきものを手にしたいでたち。
某国のミサイルネタ。ミサイルをご神体にしてお祭りをやるのは、筒井康隆の小説が元ネタかなぁ。

ミサイルネタの回はあとで書きますが、いつもの絶望先生の学習漫画みたいなフォーマットじゃない、ストーリードリブンの進行だったのでちょっと新鮮でした。久米田康治はストーリーで動くような作品だと、どういう風になるのかなぁ。ほんと、絶望先生しか知らないので。

補習を受ける加賀愛。お布団に入って絶望先生を待つなんて、なんて加賀愛らしくない、大胆っぷりですな。加賀愛はちょっと好きだったので…。
今回は加賀愛の出番がちょっと多いような感じがして嬉しかったです。カバーを外しての小森霧の「開けないでよ」ネタも、今回は霧が表紙になったせいか、加賀愛になってますし。萎縮しっぱなしの加賀愛かと思っていたら、隠れ食いするぐらいの元気さがあってちょっと安心しました。

最後のペーパークラフトのコーナー、大草さんでしょうか?裸エプロンぽいのがちょっとドッキリ。アニメ「懺~」のエンディングは絶望少女たちの就寝前の様子を描いたものなのですが、大草さんは旦那が隣に寝ていて、あ、そうか、このひと人妻なんだなと改めて思ったのですが。
読者コーナーのイラスト、眼帯が乳首隠しというのはいいアイディアだなと思いました。

今回も羅列ネタや紙ブログのコーナーは目がきついのであまり読まなかったのだけど。
ほんと、読書用の眼鏡がそろそろ欲しいです。読書用の眼鏡を誂えるときは春陽堂文庫の江戸川乱歩とさよなら絶望先生の単行本を持っていかないとなぁ。

『臨死!!江古田ちゃん』も『さよなら絶望先生』も一種の「教育漫画」フォーマットだと思うのです。
なんて説明すればいいかな。つまり、「伝えたい事」があって、それを伝えるためにキャラを動かし、語らせる作品、というか。それが知識なら「教育漫画」になるのだけど。そういう意味で「教育漫画」フォーマットだと書いたのだけど。
「伝えたい事」が江古田ちゃんや絶望先生では自分の考え、世の中へのツッコミ、自虐といったものになるかな。こういうスタイルはなんと呼べばいいか思いつきませんが。
そして、そういった意味でもこの2作品は共通していると思うのです。

ところで『暗黙童話』の回、絶望先生の局部を欲しがったのは誰になるのかな?そして、何が書かれているのでしょうか…。

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