化物語第9話「するがモンキー 其ノ参」の感想はこちらへ。
化物語第7話「するがモンキー 其ノ壹」の感想はこちらへ。
録画用パソコンが不調だったので、金曜夜の化物語第8話「するがモンキー 其ノ貮」も録画が上手くいくかどうかちょっとドキドキしながらリアルタイム視聴しました。
(最初からネタバレゾーンにつき)
前回ラスト、レインコート?のフードで顔を隠した謎の人物(というか神原駿河で鉄板だけど)にボコボコにされた阿良々木暦。忘れ物を届けに追いかけてきた戦場ヶ原ひたぎが現れ、謎の人物も姿を消しました。
ひたぎに理由を訊かれても神原駿河のことはおくびにも出さず、自分の不注意だと言う暦。前回、暦を殺すとすれば自分だと、そして、暦を殺したものがいればそいつを自分は殺すと話していたひたぎの事が頭にあったのでしょうか。そして、救急車は要らないんだっけと尋ねるひたぎ。ま、暦は吸血鬼がとり憑いていたころの名残で、そのくらいの傷はあっという間に治ることはひたぎも知っているのですが。
しかし、なぜだか大サービスと言って、スカート姿で倒れたままの暦の顔をまたいで立って、暦にスカートの中を覗かせるひたぎ。すれ違う電車のライトでスカートの中は光って、ひたぎのぱんつは見えませんが…。
でも、ボロボロの暦にぱんつ見せたら出血が悪化しそうですが…。だったら、「これ履き替えたばかりでいちばんきれいだから」って、脱いだショーツで暦の血を拭いてあげたり、傷口を押さえて止血するとか、そういうほうがよかったのではと思います。(どうせあたしも変態です…)
自分を襲ったのは神原駿河だとだいたいの見当はついている暦。翌日?話をつけたのか、暦は神原と一緒に神原の家を訪れます。神原の家は古式ゆかしい日本家屋のお屋敷です。横溝正史の小説に出てきそうな。猪おどしもあります。
神原の部屋はまったく同じ赤い表紙の本で埋まってます。毛語録かよ!じつはBL本みたいですが。
神原と暦、ふたりでいったん部屋を片付けて話を始めます。
はなから神原は暦を襲ったのは自分だとあっさりと認め、謝罪します。そして、あのような怪力になった理由を尋ねる暦。自分の見たことを信じられるかと問う神原に、暦は自分の見たことしか信じないと答えます。体重を失くしたひたぎのことも知っていたと。レトリックですなぁ。
それを聞いた神原は、話をする前に見ておいて欲しいと左腕に巻かれた包帯をするすると解きます。神原の左腕は毛むくじゃらの猿の手になってました。ふつー、自分の片腕がそうなったらパニックを起こすものでしょうが。でも神原はスポーツ少女っぽい、ボーイッシュみたいな、はきはきとした元気な口調を崩してはいません。腕を見られるときは少しはにかんでいましたが。相当強い心を持ってるのでしょうか。いや、強いって言い方はちょっと違う感じがします。いったん壊れるとものすごく脆いけど、それまではとても硬い壁のような感じがするんだけど。
ひたぎもそういう壁を持っていたような気がします。
そして神原は話します。自分はレズビアンであると。そして、戦場ヶ原非たぎに片想いしていたと。ひたぎの通っていた高校に自分も入学して、ひたぎに再会したけど。でも、ひたぎは変わってしまっていて。怪異に取り付かれ、体重を失っていたと。それに気がついてひたぎを助けようとしたけど、逆にひたぎに拒絶され、縁を切られてしまったと。
しかし、そのあと、最近になって、暦とひたぎが親しくしたのを見かけて。ショックを受けて。
今まで身を引いていた自分がばかばかしくなって。そして、猿の手にひたぎと自分が仲良くなるのを祈ったが、そのとき、自分の左腕が猿の手と融合してしまったようです。
ここらへんのくだり、神原駿河役の沢城みゆきさんの迫真の演技、凄いです。沢城みゆきさんは私が唯一DVDで揃えたアニメ、『ローゼンメイデン』の真紅役で印象に残ってます。こういうボーイッシュな少女役は初めて拝見するかしら?
その猿のようになった神原の腕は、日のあるうちは大丈夫だけど、日が落ちると神原を乗っ取るみたい。神原が暦を襲ったのもそのせいみたいです。
神原がどこで猿の手を手に入れたかは不明ですが。つうかそれがいちばん謎っぽい感じがしますけど。まぁ神原家は旧家だから、昔から伝えられた品としてあったのかなぁ。それとも、出入りの骨董屋さんがいて、そこから手に入れたとか。
事情を聞いた暦は、神原にとり憑いた猿の怪異を解決してくれそうな人物、廃ビルに住む忍野メメの所に神原を連れて行きます。
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