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2009/07/28

『化物語』『懺・さよなら絶望先生』第4話

いやほんと、私ごときがアニメレビューなんてどれだけ書けるかどうか自信はないのですが。
(じゃあ自信を持って書けるものは何があるのか?と問われると返答に窮しますけど)
ま、『化物語』と『懺・さよなら絶望先生』、それぞれ第4話のお話です。
しょっぱなからネタバレゾーンですので。

『懺・さよなら絶望先生』第4話
最初のコーナー、「前巻までのあらすじ」ですけど、改めて知ったのですが、第1話から語りはずっとひとりの声優さんだそうです。声色が凄いです。ほんとプロの芸ってものなのでしょうか。

Bパートが林間学校で臨海学校をやる話でしたけど。原作だと林間学校の話はあのあと何話か続きますが、アニメ版だと同じように続くのでしょうか。絶滅危惧種ネタが面白かったので、あれはアニメ化してほしいなと。絶滅危惧種ケンカ表現は前回の『化物語』で阿良々木暦と八九寺真宵のケンカシーンでやりましたが。

Cパートの過保護ネタ。絶望先生の影武者のお話シリーズのひとつですが。影武者と何かあったのか、原作でも小節あびるがすごく輝いていましたが。アニメでも輝いていました。たぶん、あびるがいちばん輝いていたシーンかと。いや、影武者と何があったのか気を揉みますけど。でも、胸きゅんなあびるの姿ですな。小学生のころの体験がまずあって、あと、筋肉少女帯の『何処へでも行ける切手』と『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイでどうも私は包帯属性がついているようで、絶望少女たちでは小節あびるがいっとう好きなんですけど。

「絶望えかきうた」コーナー、カマボコをリアルな板付きカマボコに描いたりして…。そういえば、小林ゆうは釣り針をリアルな釣り針に描いてたなぁっと。

しかし、まぁ、原作の『さよなら絶望先生』ってのは、ストーリーものというよりも、作者の思うこと、つまりエッセイをキャラの口を借りて語る上に、ちょっと物語をかぶせたって趣向の作品ですが。ある意味、うんちくを漫画仕立てにする学習漫画系とも言える作品ですが。ほんと、そういった類の漫画がよくアニメ化できたなぁと思います。これで知識系だと学習アニメになるんだろうけど、そうでもないし。

『懺・さよなら絶望先生』は「原作通り」をかなり忠実に実行しているようです。原作では7年前のキャラを、アニメでは8年前になるのにそのまま出してきたり。私は原作に手を出しましたが、原作を読まずにアニメだけ見ている人はどのくらいいるのかしら。

『化物語』第4話「まよいマイマイ 其ノ貮」
蝸牛に迷った少女、八九寺真宵にまつわるエピソードの第2話。

前回の「まよいマイマイ 其ノ壹」はオープニングなしだったんですが、今回はオープニングがありました。どうもエピソードごとにオープニングを変える趣向のようです。「ひたぎクラブ」のオープニングは実写背景とカチカチと進んでいくホチキス、それから巨大化したひたぎというアートちっくなアニメがオープニングだったんですが。「まよいマイマイ」ではピコピコした曲に、増殖した真宵が元気いっぱいとびまわってるというアニメーションでした。

蝸牛に迷った少女、真宵。その行く先がだいたい判るという戦場ヶ原ひたぎが先導して、そのちょっと離れた後を阿良々木暦と八九時真宵がついていきます。前回、暦に一本背負いを決められてノされた真宵、しかし今回暦にぴったりくっついています。どうやらひたぎに怯えている様子。
せっかく暦といい感じになろうとしてた所に、暦が真宵にちょっかいを出してブチ壊しにされたので、ひたぎはかなりご立腹なのかな?表にはあまり出ないけど。だから、小5といえど真宵も女の勘で、それに気がつき、ひたぎに怯えている様子みたい。
道中、子供は大嫌いと話すひたぎ。さらに怯える真宵。

かといって真宵は暦に心を許しているわけでもなく。暦は真宵にお小遣いを渡して懐柔しようとするのですが。どうも万札っぽいお札を渡します。高校生が小学生に万札かよ!持ってるのかよ!気軽に渡すのかよ!俺より金持ちじゃん(怒)と思ったのですが。その万札には「赤瀬川」の文字が。たぶん、千円札を改変した作品を作って裁判沙汰になった赤瀬川原平の事なんでしょう。だから、その万札は偽札、子供銀行みたいなものだったんでしょう。何で持ってるのかは別として。千円札が万札なのは時代の流れってことかしら?

『懺・さよなら絶望先生』オープニングの寺山修司ネタといい、この赤瀬川原平ネタといい、監督やスタッフに昭和30~40年代のアングラカルチャーがお好きな方がいらっしゃるのかしら?いいぞもっとやれ、です。
ちなみにほんとの万札を半分焼いたのを送って赤瀬川原平もゾッとさせたのが、先日個展を拝見したダダカンとか。

ひたぎの昔の家はそのあたりにあって、区画整理で立ち退きになったとか。昔のひたぎは団地住まいだったのかなぁと私は思っていたのですが、勘違いだったのですね。

しかし、真宵の目指す家は見つからず。しかも、ひたぎのGPS携帯も使えず、どうやら何らかの力によりたどり着けないみたい。
忍野メメにアドヴァイスを受けに、暦の自転車でメメの所に向かうひたぎ。真宵に手を出さないように暦に念を押しそうになりますが。小5相手に自分の気になる男を取られないか警戒するひたぎも困ったものと思うと同時にかわいらしい部分も感じますけど。ま、実際にいたらやっかいさんなんでしょうけど。

ぼつぼつと身の上を語る真宵。向かおうとしていた家は別れた母親の家とか。両親の離婚で真宵は父方に引き取られたみたい。父親の苗字が変わってるから婿入りかと思うのですが。
そういう身の上話を聞いた暦は真宵の頭を撫でようとしますが、逆に真宵に思いっきり噛みつかれます。

太宰治の短編に、懐いたように思われた猫の頭を撫でようとして指を噛まれる話がありますが、それを思い出しました。いや、私自身、仲良くなったと思った猫の頭を撫でようとして、思いっきり引っ掻かれてガン泣きした小さいころの記憶があります。猫がちょっと苦手なのはそのせいかなぁ…。

暦は吸血鬼にとり憑かれたことがあって、その後遺症で特殊能力がいくつか使えるみたいですが。1話でひたぎに怪我をさせられてもあっという間に回復しますし、前回も遠くの真宵のリュックについた名札を読めたりしましたし。

どうやら暦の目が赤くなるのがその能力発動のしるしみたい。で、噛み付かれた暦は真宵をボコるのですが、その時も暦の目は赤くなってます。人外の力で殴られた真宵、アタマ砕けるんじゃないかと思いましたが、また目を回すだけで済んだみたい。そこに現れる同級生の羽川翼。彼女は子供好きってのは、そして、きちんと理由を示して真宵を暦に謝らせるところも、彼女らしいです。そして彼女も訳ありみたいで、あまり家に居たくない事情があるようです。

真宵に噛み付かれた傷も一瞬で治る暦。なんかエヴァの再生シーンみたいでちょっとグロです。
そそ、噛み付かれたときのドサクサで暦は真宵の胸を揉んでしまいます。いや、小5の癖に揉めるほどのボリュームがあるようですよ、真宵の胸は。ほんっと最近の小学生は…。

ラスト、「私はお腹がすいてますよ」と暦に伝える真宵の様子、今までの反抗的な態度を一気にひっくり返してむっちゃコケティッシュです。ひたぎも女の勘で真宵のそういう所に気がついていて、警戒していたのかしら。しかし、暦もハーレムだよなぁ…。

という方向で、次回は忍野にアドヴァイスを授けられたひたぎが戻ってきて、真宵の蝸牛の件を片付けるのでしょうか。「まよいマイマイ」のエピソードも次回までみたいですし。

前回の「ひたぎクラブ」は、その底にひたぎが受けた心の傷があって、それが蟹の神様を呼び寄せたようですが。今回も真宵の心の傷が元で、蝸牛に取り付かれ、母親の家にたどり着けなくなってしまったのでしょうか。
ひたぎはその心の傷にふたたび対峙する事によって蟹の件を解決しますから、真宵もこれから明かされる心の傷に対峙する事によって、蝸牛の件を解決するのでしょうか。
憑き物の話を借りつつ、心の傷に向き合い、それを乗り越えていく事をテーマにしているのでしょうか『化物語』は。そういうお話し、好きです。

ほんと、動くお話ならもっとちゃっちゃと進みそうな内容ですが、それを会話劇として、細かい機微とか感じさせながら、視聴者をニヤニヤさせながらお話をゆっくり進める語り口もまた好きです。そして、そこに、新房演出の独特なタッチが絡んできて、面白いものになってると思います。

エンディングは今回から本エンディングなんでしょうか。女の子のバックに多重スクロールする背景。こういう風に背景が多重スクロールするアニメを立体アニメーションと呼んでいた時代もありますな。かなりスタイリッシュだと感じます。

しかし、真宵が背負ってるあの大きなリュック、何が入っているのでしょうかね。
子猫が詰まってたりして、それは筋肉少女帯の歌か…。

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