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2009/06/09

詩稿『君がセカイを殺したいなら』

えと、せっかく書いたので、詩学校で私が書いた詩などを公開してみようと思います。
この詩はこの前の土曜日、第2回目の詩学校で書いた詩をちょっと手直ししたものです。
その日は2つしか書けなかったんですが、最初の方。
三上寛さんの評価はそう良くはなくて、新しいのを書いたのですが。
でもやっぱり三上寛さんの『ピストル魔の少年』とかに影響されている部分があると思います。
タイトルはまんま切通理作の本のパクリですが…。その本はだいぶ前の読みましたが、どれだけ理解できたかどうかは自信がありません。

それと、同じような詩を前に公開したかとも思います。
でもこの件はかなり自分の中で課題みたくなっていて。
それに、あの事件からちょうど1年くらいでありますし。

後それと、私はこのような心情を抱え込んでしまった人間に対して、シンパシーは感じますが、犯した罪を認めはしませんし、リスペクトもしません。裁きを受け、しかるべき罰を受けるべきだと思っています。
ここらへんのスタンスはコロンバイン高校銃乱射事件の犯人の友人が書いた手記『コロンバイン・ハイスクール・ダイアリー』の著者に近いと思います。

では…。

「君がセカイを殺したいなら」

セカイは君を裏切った。
セカイは君を悲しませた。
君は、君が思うように自分を扱ってくれなかったセカイに絶望した。

セカイは君を追い込んだ、と君は感じた。
君は追いつめられた、と感じた。
君は自分を殺すか、セカイを殺すか、二者択一を迫られた。

そうなったほとんどの人は、自分自身を殺す事を選ぶものだが、
君はセカイを殺す事を選択した。

君は、ナイフを片手に町へ降り立った。
君をくやしがらせたあの街に。

君は、ナイフを振り回した。
セカイを殺すために。

しかし、振り回したナイフの先にあるものは、ただひたすらに人ばかり。
セカイを殺す術(すべ)は、君には見つからなかった。

人の流す返り血に、君は戸惑った。
その血の暖かさは、君を困惑させた。

囚われた君は、やがて殺されるだろう。
セカイは、君を殺すだろう。
君に残された道はただひとつ。
その日まで、強がりを言い続けること。
虚しく、空ろに、その日を待つこと。

(以上です。お粗末さま)

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