イノリンさんたちの展覧会
月曜日は銀座のGallery S.c.o.t.tさんにビックリハウスアゲインのイノリンさんたちの手作り絵本展「えとじ もじとじ てせいほん」展を見に行きました。
ビックリハウスアゲインってのは伝説の読者投稿誌『ビックリハウス』の編集OBさんや常連投稿者さんたちの集まりなのですが。私はビックリハウスの読者でも編集者でも投稿者でのなかったのですが、良くして頂いてます。
ただ、ビックリハウスには萩原朔美さんや榎本了壱さんをはじめ、寺山修司&天井棧敷関係の方々が多く携わっていたようです。渋谷発若者文化の流れも含めて興味を持っています。
今回はイノリンさんやビックリハウス関係のるりらさんの出展があるということで。
イノリンさんの新作、イノリンさんの80歳になる母親の絵日記を絵本に仕立てたのがありました。昭和13~14年ごろ、母親が10歳ぐらいのころの絵日記。母檸檬の花女さんや水子さんやお仲間の方々がご覧になると喜ぶだろうなぁと思いました。
るりらさんの絵本、ひとり暮らしをしている女性が主人公の絵本が2冊。ひとり暮らしの気ままさときつさ、両方解っている女性という設定。私もひとり暮らしが長いので、ちょっと共感しました。
UFOから落っこちた宇宙人の子供に猫ずきんをかぶせて、猫として一緒に暮らすおはなし、天然っぽさとひとり暮らしとパートナーを得た事の機微が伝わってきて面白かったです。
あと、他の方の作品で、ラディッシュの怪獣が手当たり次第食べつくすというお話しのがあって面白かったです。学校も家も両親も友達も食べられてしまったのに、主人公の男の子だけ食べ残されてしまう。そのさみしさと安心感、そして、嫌いなものとして自分が食べ残されてるという気持ち、なんか伝わってきました。
絵本展は3月31日まで(水曜定休)、8時まで(最終日は5時まで)やってるそうです。
ご興味のある方はゼヒ。
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